※汚部屋発見

 

 

 

 

 

12時10分

生徒会室前。

 

 

 

秋田壮介は生徒会室の前に立って居た。

生徒会長たる、西山秀から渡された果たし状と言う名の手紙を手に。

 

 

挑むような気持ちで立って居た。

 

それは闘いを前にした戦士のような心持だった。

 

 

秋田壮介は己のポケットに入った小さな紙に、一度だけ触れると、勢い込んで生徒会室の扉を叩いた。

 

コンコンコン

 

しかし、返事はない。

故に、秋田壮介はもう一度戸を叩いた。

 

コンコンコン。

 

しかし、叩けども叩けども中からは何の音も聞こえない。

 

 

秋田壮介は少しばかり不審に思うと、最後に声をかけて勢いよく生徒会室の扉を開いた。

すると、そこには今まで秋田壮介の見た事のない生徒会室の光景が映し出されて居た。

 

 

 

「………何だ。この汚ない部屋は……」

 

 

秋田壮介は小さく呟くと、ゴミの山と化した生徒会室を前に茫然と立ち尽くした。

 

 

 

 

 

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