新谷、ハジメテのすたーばっくす
こちらは、Twitterのお喋りで終わらせる予定だった軽いお喋りです。
ただ、異様に長くなり、Twitterだと余りにも……の長さになってしまったので、此方へと転記致しました。
白木原×新谷
(CP要素はあまりないけれど)
二人で【すたーばっくすこーひー】に行くお話です。
軽い会話文ですので、お気軽にどうぞ。
新谷 未知の挑戦に挑む
新谷『白木原…今日さ。帰り一緒に』
白木原『ゲオでも行くか?』
新谷『ちがう!今日は占いで言われたんだ…未知への挑戦が運を開くって!』
白木原『バカが朝の占いに踊らされてらァ。それ、いつでも言えるヤツだかんな?』
新谷『ウルセー!きっかけは何だっていいんだよ!やるか、やらないかだ!』
白木原『お、バカが上手い具合に論破してきやがった。いいぜ、付き合ってやるよ。バカの挑戦にな?』
新谷『ちょっとバカって言う回数減らさない?!』
白木原『で?お前はナニに挑戦すんだ?』
新谷『すたーばっくす!』
白木原『な・ぜ』
新谷『いつか、女の子とデートに行く時に、困らないために』
白木原『そんな訪れもしねぇ未来の為に、おめぇは飲みモンに昼飯代以上の金をかけんのか?』
新谷『う゛っ…うるせぇ!やると言ったらやるんだ!放課後行くぞ!』
白木原『奢れよな』
新谷『それはムリ!』
放課後!いざ、すたーばっくすこーひーへ!
新谷『ついに、来てしまった。すたーばっくすこーひーに』
白木原『…付いて、来てしまった。馬鹿に』
新谷『バカって言うな!バカって言う方がバカなんだぞ!』
白木原『……仕方ねぇ。スゲェ難しいけど、言わねぇように気を付けるわ』
新谷『そんなに難易度高い事、俺、頼んだ!?』
新谷『もういい!行くぞ!俺に続け!』
白木原『おう(やっぱ、混んでんなぁ。ダル。席は……お、一つ空いてんな)』
店員『いらっしゃいませ。店内でお過ごしでしょうか?』
新谷『は、は、はい!』
店員『先にお席は取られましたか?』
新谷『へっ!いいえ!』
店員『では先にお席を…』
白木原『大丈夫です、取りました』
新谷『へっ?あっ、そーなの!?ありがと!』
白木原『伏して感謝しろ』
店員『ふふ。では、ご注文はお決まりですか?』
新谷『えっと、どれだっけ、どれだっけ?』
白木原(どれだっけ…?)
新谷『あーもう!わ、わからん!えっと、そしたら、こーひーを!』
白木原(コーヒーってコーヒー牛乳じゃねぇんだぞ。飲めんのか?…飲めるワケねぇよな)
店員『どちらのコーヒーにされますか?』
新谷『どっ、どちら?!えっと、えっと!うっ、うっ。えっと、えっと』
白木原『…ダークモカチップフラペチーノ。トールで、クリーム増量で、チョコレートソースも追加してやってください』
店員『はい』
新谷『んんんっ!?』
白木原『…俺は、抹茶クラシックアーモンドミルクティーラテで』
新谷『んんんっ!?』
店員『はい。あちらのカウンターでお待ちくたださい』
ハジメテじゃないの?
新谷『白木原は…ハジメてじゃないのか』
白木原『誰が初めてなんて言った?』
新谷『俺は白木原もハジメてだと思って誘ったのに……誰と来たの?お、お、おん……お父さん?』
白木原『ンな訳ねーだろ』
新谷『…お、』
白木原『お?』
新谷『お、俺だったら、良かったなぁ』
白木原『……』
新谷『昨日、テレビで見て美味しそうって言って皆飲んでたから、来たかったんだ』
白木原『未来の彼女とか?』
新谷『……違う。ホントは白木原と来る事しか考えてなかった』
白木原『……』
新谷『一緒に、ハジメテ来たかったなぁ』
白木原『……誰も初めてじゃねぇとは言ってねぇだろーが』
新谷『うそだ。慣れてた。あれはハジメテの人間の言える事じゃない。クリームを増やせる奴は、ハジメじゃない!』
白木原『……こんな事もあろうかと、昼休みに調べてやってたんだよ』
新谷『……俺も調べてた。でも、出来なかった』
白木原『要領の良い俺を、要領の悪りぃオメェと一緒にすんなよ。俺は初手から大抵の事は器用にやってのけんだ』
新谷『……それは、そうかも』
白木原『だろ』
新谷『なんだぁ!白木原も初めてか!なんだなんだー!』
白木原『まぁ、飲め。多分、それお前好きだろ』
新谷『うん!……うめー!高級な甘みがする!クリームもうめー!高級なくりーむだ!』
白木原『ったく』
新谷『白木原にも一口やる!一口だかんな!』
白木原『へーへー』
女性店員(あの子、絶対初めてじゃない……けど)
女性客(尊い……)
女性客(最早最高のカップル)
おわり
白木原。今回の新谷とのスタバを”初めて”という事にしたくなったようです。