素直になれない白木原

 

素直になれない白木原

 

 こちらは、またしても、Twitterのお喋りで終わらせる予定だった軽いお喋りです。

 ただ、異様に長くなり、Twitterだと余りにも……な長さになってしまったので、此方へと転記致しました。

 

 白木原×新谷

(CP要素はあまりないけれど)

 

 Twitterのお喋りシリーズ。

 

 という「キャラが酔っぱらったらどうなるのか」をテーマにしたお喋りの一つです。

 軽い会話文ですので、お気軽にどうぞ。

 

 

白木原、エンカウント!

 

新谷「あー!あー!しらきばるー!」
白木原「あ、新谷?」
新谷「こんにちはぁ。ふふ。こんにちはぁ」
白木原「……どした?バカに拍車がかかった顔してんぞ」

 

新谷「む?…あー!しらきばるー!こっちにいたのかぁ」
通行人「は?」
白木原「おいおいおい!?すみません!こいつバカで!……お前っ!バカか!?何やってんだ!」
新谷「むぅ…しらきばるは、おれを、ばかにしない」

 

新谷は酔っぱらっている!

 

白木原「(酒の匂い……)おい、バカ。お前酔っ払ってんのか?」
新谷「しらきばるは、おれを、ばかにしない!おまえは、にせものだ!」
白木原「ったく、酔っ払っいが、都合良いコト言ってら」

 

神崎「あら」
新谷「みどりちゃんだー。こんにちはぁ。ふふ」
神崎「……え?なに、コレ」
白木原「急にエンカウントしちまった謎の酔っ払い」

新谷「うふふ、うふふ。みどりちゃんだ。おこってないみどりちゃん」

神崎「……」

 

 

白木原「つーか、ちゃんと見分けついてんじゃねぇか。このバカ」
新谷「むぅ。しらきばは、おれを、ばかにしない。ばかにしないんだ」
白木原「……何なんだよ。こりゃ、一体」

 

神崎「あら、その通りじゃない」
白木原「あ」
神崎「白木原君。貴方、いくら口でバカとは言っても、本当に彼をバカにはしていないでしょう。むしろ逆よね」

 

 

白木原は痛いところを突かれた!

 

白木原「……何のことだか」

神崎「面白わね。彼、あぁ見えて、ちゃんと人の事を見てるものね。意外に。深く、裏の、裏まで」

白木原「買い被り過ぎだろ。コレだぞ?」

新谷「しらきばるは、おれのことを、ばかっておもってない!」

 

神崎「そうね。きっと今の新谷君。酔っ払って、言葉を言葉通りにしか受け取れなくなってるのよ。試しに、思ってる事を、そのまま伝えてみれば?」
白木原「……」
新谷「んんん?あー!しらきばるー。こんにちはぁっ」にこぉっ!
通行人「ん?どうしたのかな?」

 

白木原「っ!!」

ぐいっ

新谷「ぐへぇ」

白木原「おいっ!?バカか!てめぇ!……すみません!こいつ…バ、」
神崎(ちら)

 

白木原「…すみません」
通行人「ふふ、いいよ。じゃあね」
新谷「うー?しらきばるー!まってー!」

白木原「黙れっ!この馬鹿野郎が!」

新谷「うう」

 

 

白木原はステータスを覗かれた!

 

神崎「……意外ね」
白木原「あ?」
神崎「白木原君。貴方って物凄く器用な人だと思っていたけれど……むしろ」
白木原「…」
新谷「しらきばるーしらきばるー」
神崎「……ねぇ。この人どうするの?ほっとくとホイホイ知らない人に付いて行くわよ」

 

 

新谷のクリティカルヒット

 

白木原「……おい、新谷。テメェの言う、”白木原“っつーのはどういうヤツだ。教えてみろ。一緒に探してやるよ」
新谷「うー。しらきばるはー、しらきばるはー」
神崎「……」

 

新谷「おれのことが、いちばんすきで。こいつ、すげぇなーって、いつもおもってる。あと、いつも、しらきばるは、ジブンのとこに、いちばんに、こいっておもってるから、おれは、いちばんさいしょに、しらきばるのとこいく。にばんめはだめ。いちばんめ」

 

 

白木原は動けない!

 

白木原「……」
神崎「……へぇ」
白木原「…」
新谷「ふひひ」

 

神崎「楽しそうね」
新谷「うん、しらきばるといっしょはたのしー」
白木原「…おい、分かってんじゃねぇか」
新谷「ふひひ」

 

神崎「可愛いわね、この人」
白木原「あぁ…………あ?」

神崎「ふふ」

白木原「……」

神崎「その調子で頑張って。私、もう行くわね」

 

白木原は、奥義【素直になる】を……

 

新谷「みどりちゃん、ばいばーい」
神崎(ひらひら)
白木原「…」

新谷「(ちら)しらきばる、ばいばーい」
白木原「ばいばいじゃねぇ。どこ行くんだよ」
新谷「?」
白木原「送る」

 

新谷「ふひひ。いっしょにばいばーい」
白木原「…か」
新谷「ふひひ」
白木原「…帰るぞ」
新谷「うん、いっしょに。ばいばーい」ひらひら

 

白木原「……はぁっ」

 

 

問:この時の白木原の気持ちを端的に答えよ。

答えは、

 

 

 

おわり


 

白木原は、このあと、誰彼構わず「しらきばる」と言ってついて行こうとする新谷を小脇に抱えて、急いで帰りました。

新谷が何故酔っぱらったのかは……ツッコマナイでっ!

 

 

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