純君の文化祭

【クソ野郎】番外編2

純君の文化祭

 

【前書き】

 こちらは、Twitterのお喋りの為に書いていたら、クソ程長くなったせいでサイトに掲載する事を余儀なくされた長めのお喋りです。

 弟の純君が、お兄ちゃんを文化祭に誘う。そんなお話です。

 


 

—–家

 

純「…兄ちゃん」

優「あ?」

純「明日から…俺、文化祭で」

優「で?俺ん、来んなってか?別に行きゃしねーよ(一茶も居るしな)」

純「ちがっ!いつも、色々買ってもらったりしてるから…俺のクラス、その、模擬店やるし…来てくれたら、俺が出すから」

 

 

優「…は?」

純「あ、えっと。俺が作るから、ちょっとズルいけど……少し多めに作って、兄ちゃんに持って行ってもバレないって言うか……だから」

優「俺に来いっつってんのか、お前」

純「いや!絶対じゃなくて……ひ、暇なら!」

 

 

純「コレ!しおり!はい!」

優「…」

純「お、おやすみなさい!」ダダダ!

 

 

優「…は?え?マジか」

 

純(兄ちゃん。く、来るかな?)

 

 

——

—-

◎文化祭当日◎

 

生徒「パウンドケーキ全部表に出してー!あと切って切ってー!」

純「わかったー!(兄ちゃん来たかな?)」いそいそ

友達「なぁ、純。今年は来なきゃいいな?」

 

 

純「あー、文化祭荒らし?なんか毎年出るらしいね」

友達「去年はヤバかったらしいぜ?金盗られたとか、怪我人出たとか言ってたし」

純「でも、一茶先輩が相手と話してどうにかしてくれたんでしょ?」

友達「らしいな。すげーよなぁ、あの人。何モンだよな?」

 

 

純「普通の先輩だけどなぁ」

友達「何かあったらさ。純、お前一ノ瀬先輩呼びに行けよ。同じ生徒会なんだし」

純「…何もないのが一番だよ」

友達「だな」

 

 

 

——

—-

優「ここか…純のクラスっつーのは。つーか、高校の文化祭ねぇ。俺には縁のない世界だわ」

 

ガラッ

 

男子「いらっしゃいま…せ(こわっ!)」

優「あ?」

男子「こ、こち。こちら」

優「ンだよ。ハッキリしろや」

男子「っひ!」

 

—裏手

男子「なんか、ヤバイの来たぞ!」

女子「絶対荒らしだよ!」

女子「でもイケメン!」

女子「それな!?」

男子「ンな事言ってる場合かよ!?」

 

 

 

友達「おいっ!純!何かヤバいの来たらしいぜ!純!裏からこっそり一茶先輩呼んで来い!」

純「えぇ、ホントに来たんだ…てか何でウチのクラス」

友達「そんなモン知るかよ!純!はーやーくー!」

純「わかった!」ソソ

 

 

優「おい、なぁ。純は?」

男子「っひ!」

優「お前、さっきから何ビビッてんだよ。別に何もしてねーだろうが!?」

男子「っひぃぃっ!」

 

純(荒らしってどんな人なんだろ……)コソ

優「っくそ!話になんねーな!」

 

純「えっ!?にっ、兄ちゃん!」

優「……っ純!ったく、やっと出て来やがったか!おい、俺りゃどうすりゃいいんだ!?」

純「もしかして、荒らしって…あぁ、見た目が怖いから」

優「あ゛ぁ?テメェが来いっつったんだろうが!」

純「ちょっと、此処で待ってて!」

 

 

—–裏手

男子「え?兄貴?」

純「うん。ごめん、びっくりさせて」

女子「似てなくない?」

女子「格好良くない?」

女子「マジそれ。似ても似つかないわ」

友達「お前らヒデーな」

純「…じゃ、お菓子食べさせたら帰るから」

 

女子「荒らしじゃないなら、格好良いし居ていいよね?」

女子「ね?」

女子「ずっと見てられるー」

女子「何かい見ても似てないよねー」

 

 

男子「純の兄ちゃん怖すぎだろ」

男子「マジそれ」

男子「俺、持ってきたくねーよ。零したら殺されそう」

男子「つーか、マジで似てねぇな」

 

 

純(……そんなに、似てないかな)しょぼ

優(俺って、そんなに怖ぇのか…?)ショック

 

     〇

 

純「兄ちゃん、コッチ座って」

優「…帰るわ」

純「なんで!?」

優「怖ぇんだろ?俺」

純「そりゃあ怖いけど!せっかく来たんだから…食べてってよ。いつも、俺、金ばっかりかかって迷惑かけてるし」

優「…」

 

 

女子(何々?訳アリ兄弟?)

女子(てか、やっぱお兄さんかっこ良!)

友達(お前ら、いい加減仕事しろよ!?)

 

 

優「お前はいいのかよ。俺と兄弟だって思われるとメーワクなんじゃねぇのか?」

純「迷惑じゃないよ!何で俺が兄ちゃんを迷惑に思うんだよ!ケーキは俺も作ったんだ。……だから」

優「わーったよ。…俺はどこに座ったらいいんだ」

 

 

純「こっち」

優「あーぁ。教室なんか久々だな」

純「…ごめん」

優「いちいち、ダッル。俺は別に進学したかった訳じゃねーんだよ」

純「…うん」

優「はよ、持ってこい。お前が作ったヤツ持ってこいよ」

純「うん」

 

 

女子(何この会話…ときめくんですけど)

女子(この二人…ツボ過ぎる)

男子(あんな怖ぇ兄貴ムリ…)

 

 

ガラッ

男子「いらっしゃ…っひ!」

 

不良「へぇ、中々ちゃんとしてんじゃん!」

不良「さすが頭良いコーコーはちげぇな?」

不良「おら、さっさと案内しろや!」

 

 

—–裏手

男子「完全にホンモノの荒らし来た!」

女子「めちゃくちゃ文句言ってくるよー!」

女子「怖いし!かっこよくない!」

友達「純!一茶先輩呼ん…あれ?」

 

 

不良「おせーなぁっ!」

不良「つーか、メニューこれだけかよ!」

不良「ショボ過ぎだろ」

 

純(早く兄ちゃんにケーキ持って行かないと)

 

不良「おいっ!お前!」

純「へ?」

不良「なんで、俺らの注文より先に別のトコ持って行こうとしてんだよ!?」

純「え?え?」

不良「ありえねぇー」

 

 

友達(純!絡まれてるーー!)

 

 

優「…ダリィな」ジ

 

 

純「もう少しお待ちください(何だ、この人達?)」

不良「そう言って何分待たされてると思ってんだ?あ?」

純「そうんなんですか?」

不良「そうなんですよ。待たせたお詫びに、ソレちょーだい」

純「えっ、ダメです」

不良「あ?」

純「だって、コレは…」

 

友達「俺、一ノ瀬先輩呼んでくるわ!」ダッ

 

 

優「…はぁ」ジ

 

不良「どうせ、大したモンじゃねぇんだろ?腹減ってんだよ、こっちはよ」

純「あっ!ちょっ!待って!」

不良「つーか、お前邪魔」

純「うわっ!」どてっ

 

 

優「ふーーー」ガタ

 

 

純「それ、兄ちゃんのケーキで、」

不良「あ?」

 

優「ソレ、俺のケーキなんだけど。ついでに、ソイツ俺の弟なんだわ」

 

 

不良「あ?」

優「ダリィからさ、お前らもう帰れ」

不良「テメェ何なんだ、急に」

純「に、兄ちゃん」

不良「お前コイツの兄ちゃんか?マジで似てねぇな!?っはは!お前らホントに血ぃ繋がっ」

優「ウザ」

 

ゴス

 

生徒達(((話してる途中に顔面蹴り上げたーー!!)))

 

純「うわ…」

 

ゴス、ゴス、ゴス!

 

生徒達(((倒れた所に連続で頭を踏みつぶしてるーー!!)))

 

不良「おいっ!テメェ何やって、」

優「ウルサ」

 

ゴス

 

生徒達(((顔面を壁に叩きつけたーー!!そして絶対話は最後まで聞かないスタイル―!!)))

 

 

純「うわぁ…」

 

不良「おいおいおい!てめ、」

優「死ね」

 

ゴス

 

生徒達(((衝掌食らわせたーー!やっぱり話を聞く気は微塵もないーー!!)))

 

純「うわぁ…」

 

 

タタタタ!ガラッ!

 

 

友達「純!一ノ瀬先輩と先生!もうすぐ来るから!」

純「へ?一茶先輩が?」

優「あ?」

 

友達「え?」

 

優「いっさ?……一茶?はぁ!?」

 

友達「え、なにこれ?どゆこと?」

 

優「純、俺は帰る(一茶と会いたくねぇぇ!)」

純「え?兄ちゃん!?」

優「ケーキは持って帰って来い。食ってやる」ダッ

純「兄ちゃん!」

 

 

友達「え?ほんとにコレはどゆこと?」

 

男子「純の兄ちゃん、かっけー」

男子「漫画みたいだったわ……」

女子「ヤバ、ドラマじゃん」

女子「イケメン過ぎ」

 

純「……にいちゃん」

 

 

先生「おいっ!大丈夫か!お前ら!……って、なんだこれ!?」

一ノ瀬「……これは」

 

純「にいちゃん」

 

一ノ瀬(はぁん、優。来てたんだ)

 

——-

—–

–家

 

優(一茶からのライン見たくねー)

 

ガラガラッ

 

純「兄ちゃん、ただいま」

優「…おう」

純「……兄ちゃん」ソソ

 

優「ンだよ。文句か?俺は悪くねぇからな。だいたい、テメェがドン臭ぇから…、つーか、そもそも俺を呼ぶお前ぇが悪い」

純「にいちゃん、コレ…」

優「あ?はぁっ!?何だよコレ!」

 

 

純「皆が、兄ちゃんにって」

優「あ?なんでだよ」

純「不良やっつけてくれたからだって。皆がたくさん持たせてくれた」

優「いや、別にやっつけてねぇし」

純「格好良かったって。みんな、兄ちゃんカッコ良くて良いねって言われた」

優「…へぇ」

 

 

純「あと、全然似てないって言われた…」

優「…あ?」

純「あの不良も、俺と兄ちゃんは似てないって言ってたね」

優「…」

純「はい、兄ちゃん。ケーキとお菓子。たくさんあるから、少しずつ食べて」

 

 

優「あー、お前の作ったのはどれだよ」

純「へ?」

優「お前の作ったのはどれだっつってんだよ!?何回も言わせんな!」

 

純「っえと…コレと、コレ。あと、コレ。あと、こっちも」

優「殆どじゃねぇか」

純「…俺、普段から料理してるから。一番手際良くて…」

優「まぁ、そうだな」

 

 

純「…」

優「じゃあそれ以外はお前が食え。こんなに食えるか」

純「でも、皆は兄ちゃんにって」

優「バカか。ンな事、イチイチ律義に真に受けてんじゃねぇよ」

純「…う、うん」

優「おら、食うぞ。茶ぁ淹れろ」

純「うん」トトト

 

 

優「純、今日は“あの”部屋で寝るぞ。あとで来い」

純「!(あの、部屋…父さんと、母さんの)」

優「返事」

純「う、うん」

 

優「父さんと母さんも他人同士だ」

純「うん」

優「でも、家族だった」

純「うん」

優「それで、いいだろ」

純「うん」

優「……早く、風呂入って来い」

純「うん……にいちゃん」

優「あ?」

純「今日、ありがと」

優「へーへー」

 

 

優「……似てねぇ、か」

 

——お前コイツの兄ちゃんか?マジで似てねぇな!?っはは!お前らホントに血ぃ繋がってんのかよ!

 

 

優「はーーっ、アイツ、もっと殴っときゃ良かったな」

 

 

おわり


 

二人で両親の寝室で寝る時は、ちょこちょこ二人は色々やってます。

ヤってるかまでは微妙ですが、ちょこちょこ色々は……してます!!!

 

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