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「にいちゃ、もっかい。キスして」

「あいあい」

 

俺は、ちゅっちゅっと甘えるように兄ちゃんの唇に吸い付きながら、俺の体の間で勃起した兄ちゃんのちんこに触る為に、ズボンの前を緩めた。兄ちゃんの眉が微かに寄る。

 

「っは……く」

 

 ちゅっ、ん。っふ、じゅるっ。ちゅ。

兄ちゃんに舌で甘えながら、俺は薄く目を空けて、苦しそうに眉を寄せる兄ちゃんを見た。

 

あぁ、苦しいよね。兄ちゃん。早く外に出してあげないと。

俺は兄ちゃんの唇に吸い付き、兄ちゃんの唾液をゴクゴクと飲みながら、ゆっくりと兄ちゃんのちんこを取り出した。

 

「っはぁっ、っクソ」

 

 兄ちゃんの苦しそうな吐息が、俺の顔にかかる。

浮き上がる血管の一つ一つをハッキリと感じられる程に勃起したちんこは、ドクドクと脈打って心臓みたいだった。亀頭はツルリと張り、カリの部分は酷くエグれて、俺のとは全然違う生き物みたい。兄弟なのに、こんな所も全然違う。

 

でも、いい。

俺で興奮してこうなってくれているんだと思うと、本当に愛おしくてたまらないから。

 

「はぁっ、にいちゃんのちんこ。おっきい」

 

 これは、大切な、大切な兄ちゃんと俺の繋ぐもの。これがあるから、俺と兄ちゃんはニセモノの兄弟でも家族になれるのだ。

俺は手の中で震える兄ちゃんのちんこを、亀頭からカリの部分を指先でスリスリと優しく撫でる。いつの間にか、俺の掌がしっとりと濡れていた。兄ちゃんの先走りの汁に、俺はきゅんと自然と後ろが疼くのを感じる。

 

「っは、上手くなりやがって」

「兄ちゃん、気持ちい?」

 

尋ねはするものの、答えは兄ちゃんの苦しそうな表情で分かるので、俺は乳首をこすりつけながら、媚びるように兄ちゃんの唇に軽く食むようなキスをした。

 

いやらしい、いやらしい。でも、いい。兄ちゃんが喜んでくれるから。

 これで、兄ちゃんの“弟”で居られるなら。

 俺は何だってやる。

 

「っは、じゅん。お前、っとに、かわいいな」

「っぁん、ほんと?かわいい?おれ、かわいい?」

「あぁ、かわいい。お前は俺の弟だ。かわいくねぇワケねぇだろ」

 

 兄ちゃんは俺の体をギュッと抱きしめると、片方の手で俺の頭を、髪の毛を鷲掴みにするように、その大きな掌で包み込む。

 

「っんぅぅっ」

 

 じゅるっ、じゅっ、ぐちゅぱっ。んんっっ、っはぅ。

 息も出来ないくらい激しい勢いで、兄ちゃんの口が俺の口を食べた。口内を兄ちゃんの舌が激しく暴れ回ってくる。口の隙間からはダラダラと、俺のとも、兄ちゃんのモノとも分からない大量の唾液が溢れ俺の顎を伝った。

 

好き、好き。兄ちゃん。俺、兄ちゃんと繋がれる事が一番好き。もっと、もっとして欲しい。

そう、甘え、媚びるように兄ちゃんの舌にちゅちゅっと必死に吸い付きながら、兄ちゃんのちんこを優しく撫で続ける。

 

すると、次の瞬間ちゅっと音を立てて、突然兄ちゃんの唇が俺から離れていってしまった。寂しい。もっとキスをしていたい。

しかし、寂しいと思ったのと同時に、俺の腰にいやらしく指を這わせていた兄ちゃんの手が、そのままスルリと俺のお尻の穴に触れた。

 

「っぁん、っひ。っぁ、ぁあん!にいちゃ、ゆびぃ」

 

そして、無遠慮に、まるで自分の所有物のように、容赦なく指が俺の中へと入り込む。ニュルリと俺の体は、兄ちゃんの指を難なく受け入れた。むしろ、早く早くとでも言うように、入ってきた指をパクパクと中へと誘う。

 

「純、お前。もう、風呂で準備してきやがったな」

「ん」

 

 兄ちゃんが穴の中に指を挿れた瞬間、不機嫌そうな声を上げた。

 どうしてだろう。「最高」と言って褒められると思ってやったのに、どうやらダメだったらしい。

 

「ひゃっ!ぁん、っひぅぅ」

「あぁ、クソ。ローションまで、こんな奥まで突っ込みやがって」

「っぁ、っああっ!」

 

 兄ちゃんの指が、クチュクチュと、いやらしい音を立てながら更に奥へと入り込んできた。

 

そうなのだ。

今日は、初めて俺は自分で前準備をした。

兄ちゃんとすぐにでも繋がれるように、たくさんたくさん風呂でほぐした。恥ずかしかったけど、頑張った。鏡の前で、足を広げて自分で指を突っ込んで、出来るだけ奥までローションを入れて。

今日はお父さん達のベッドに誘われた時から、兄ちゃんはちょっと焦ってるみたいだったから、すぐに挿れられるようにしたかったのだ。兄ちゃんの手間を、少しでも減らしたかった。

 

きっと、最初から何もせずぶ兄ちゃんが俺に挿れても、きっと、兄ちゃんは気持ち良くなれた筈だ。

 

「おい、純。今度から、これからは、絶対に風呂で一人でケツほぐすな。ダリィ」

「な、んでぇ?」

 

 俺は兄ちゃんに中を指でかき混ぜられながら、ぎゅっと兄ちゃんの首に抱き着いた。もう膝も震えてまともに立ってられない。

 

「にいちゃん、早く、いれ、たいと、思って。だから……あぁぁんっ!あっ、あっ、あっ!」

「はぁ?余計な事すんな。コレも、俺の役目だろうが。クソ」

「っひゃあん、にいちゃ。にいちゃぁんっ。だめ、それいじょう、したらっ」

「さっさとイけよ。クソ純」

 

 兄ちゃんはビクビクと震える俺の体に追い打ちをかけるように、ちゅっと音を立てて俺の乳首に吸い付いてきた。ついでに、片方の手では俺のちんこを容赦なく扱いてくる。狂おしい程の快楽が、俺の背筋を駆け、脳天を突く。

 

「あっっ!あぁッ!ひゃぁぁぁんっ!にいちゃ、にいちゃっ!やだやだやだっ!おれぇ、これでイぎだぐないっ!」

 

 やだやだやだ!

俺は指でコリコリと前立腺をイジられながらも、必死にイくのを耐えた。だって、これは俺と兄ちゃんが家族になる為の大事な繋がりだ。気持ち良い瞬間は、兄ちゃんと繋がって、ちゃんと兄ちゃんのを受け入れながらじゃないと、嫌だ。

俺はとっさにイきそうになる自分のちんこを、兄ちゃんの手の上から必死に掴むと、歯を食いしばってイくのを耐えた。

 

 ふーふー、とボロボロと涙を流しながら唇を噛む。そんな俺に、兄ちゃんは呆れてるのか、それとも拗ねているのか、どちらか分からない表情を浮かべて言った。

 

「ンだよ。勝手に知らねぇトコでケツほぐしてた癖に。このドスケベが」

 

 更に挿れられた二本の指で、俺の前立腺を挟むようにイジってくる兄ちゃんに、俺はもう限界を超えて、みっともなく泣いた。もう十六歳なのに。これじゃあまるで小さな子供だ。

 

「っふえぇぇ、にいじゃん。にいちゃん。ごめなしゃ。ごめぇん」

「お前、泣き過ぎだろ。ガキか」

 

 俺は抱き着いていた兄ちゃんの首元から、無理やり兄ちゃんに顎を掴まれると、無理やり泣き顔を兄ちゃんの目の前へと晒された。

 きっと凄くみっともない表情をしているのだろう。涙だけじゃない、鼻水だって出ている筈だ。

 

「っひく。だっでぇ、はやぐ、にいちゃんに挿れでほじくてぇっ。にいちゃんも、めんどくしゃいこと、しなくても、きもちくなれるってぇ」

 

 もう、俺だって必死なんだ。俺は兄ちゃんと家族で居たいから。兄ちゃんが喜ぶ事をしたいし、面倒臭い事は極力させないようにしたい。

 

だって、兄ちゃんは俺の為に学校にも行かないで、毎日働いている。だから、俺が兄ちゃんに出来る事は全部したい。

 

「おい、誰がテメェのケツほぐすのが面倒だなんて言った?あ?」

「うぇ?」

「純。俺はな、テメェのココを俺がイチからほぐして、テメェがアンアン言うのを見んのも好きなんだよ」

 

 兄ちゃんが俺の中に入れた指で両壁を開くように指を広げながら言った。そのせいで、中に入れていたローションがタラリと零れてくるのが分かる。

 兄ちゃんの目は、もう怒ってない。いや、むしろ最初から怒ってた訳ではないようだ。多分、拗ねてただけ。

 

「わかったか?」

「っぁい」

 

子供に言い聞かせるような優しい目で俺を見てくるモンだから、俺は頷きながら、開かれた穴の壁をヒクリとヒクつかせた。

 

 

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