2:にいちゃんのホンネ

【クソ野郎】番外編4(R18)

にいちゃんのホンネ

 

【前書き】

 前頁にございますTwitterお喋りの情事中の二人です。

 そんなワケでもちろん(R18)作品となっております。

 「本物の兄ちゃんに会いたいか?」という兄ちゃんからの問いに、見事、最適解を導き出した純。そんな、純が兄ちゃんからデロデロに甘やかされながらヤられる、というお話です。

 

 

 短いですが、どうぞ。

 


 

 

 

 その日、兄ちゃんは凄く変だった。何が変だって?だって、兄ちゃんが、

 

「純、かわいいな。お前」

 

 

俺に凄く優しかった。

 

 

 

にいちゃんのホンネ

 

 

 

「っはぁ、っっふ」

 

 その日、帰って来た時から既に兄ちゃんは変だった。なにせ、俺に「本当の兄ちゃんが居る」なんてウソを吐いてきたのだ。意味が分からない。

 

ーーーーーー今のウソ。バーカ、騙されてやんの。ダッセ。

 

 でも、その時まではどちらかと言えば、まだ“いつもの”兄ちゃんだったんだ。

 けど、お父さん達の部屋で、俺が服を脱ごうとした辺りから、急に変になった。

 

ーーーーーーー純。服は……俺が脱がせる。

 

 いつもは絶対にそんな事言わないのに。

 そこからは、もうずっと変だった。兄ちゃんは丁寧に服の上から俺の体を触って、たくさん「可愛い」って言った。

 俺の体を触る手は物凄く優しくて、フェラまでしてくれた。あと、俺のお尻も……舐めてくれた。

 

ーーーーーー恥ずかしいのか?なかも俺の舌に絡みついてきて、すげぇ可愛い。

 

 全部、全部、変だった。

 今も、そう。

 

「……純、気持ちいか」

 

 兄ちゃんが、俺の瞼にキスを落としながら、腰をゆるゆると動かす。いつもみたいにガツガツ奥を突くんじゃなくて、緩いピストン。

 でも、だからと言って物足りないとかはなくて。俺の気持ち良いところを絶妙に擦ってくれている。

 

 その間、ちゅっちゅと軽い音を響かせてキスをしてくれた。顔のいたるところ、首、乳首、そして脇の下なんかも。いろんな所に兄ちゃんの唇が触れていく。

 

「っはぁ、ふ」

 

 兄ちゃんの手はこしょこしょと俺の髪の毛や耳たぶに触れる。ゾワゾワして、気持ちよくて。

 

 俺はもう2回もイっていた。俺と兄ちゃんのお腹を、俺のぬるぬるの精液が汚す。その精液で、臍の奥にグリグリとゆびを突っ込まれた。

 

「んっ、っはぁ。にちゃ」

「なぁ、言えって。お前を気持ちよく出来てるかどうか、兄ちゃんに教えてくれ」

「っぁ、き、きもちいい」

 

 いつもは「言えよ」って命令口調なのに、今日は違う。「教えて」って優しく聞かれる。兄ちゃんの目も、トロトロの優しい目をしている。

 

 あぁ、キモチイ、キモチイ、キモチイ。

 キスしたい。

 

「ん。なら良かった。ん?どうした、キスしてほしいのか?」

 

 言わないのに、兄ちゃんにはお見通しだったみたいだ。俺はキスして欲しくて、コクコクと必死に頷いた。

 

「そっか、ほら。舌出せ」

「ん」

 

 兄ちゃんに向かって、れ、と舌を突き出す。

 

「良い子だ」

「んっ」

 

 褒められて、体の奥がジンと痺れた気がした。次いで、俺の舌に生暖かい感触。兄ちゃんが俺の舌をフェラするみたいに吸い付いて、キスしてくれている。

 

 ちゅ、んっ。ん、じゅるっ。

 この間も、ずっと兄ちゃんの腰は緩く動き続けている。ぬちゃぬちゃって音が、俺のナカから聞こえる。

 兄ちゃんも、たくさ俺のナカでイってくれた証拠だ。嬉しい。俺だけ気持ちいんじゃないんだ。

 

「っんんん」

 

 俺が兄ちゃんに突かれながら、必死にキスに応えていると、突然兄ちゃんの唇が離れた。

 

「あぶね。純。頭下げろ。ぶつかる」

「へ?」

 

 どうやら、知らぬまにベッドの一番上までせりあがって来ていたらしい。兄ちゃんは優しく俺の頭とベッドの間、手を添える。優しい。

 

「どうする?ついでに起きるか」

「ん」

 

 俺は兄ちゃんに抱きつきたくて、すぐに頷いた。座位なら兄ちゃんの体にくっつく事ができる。なんて、なんて甘えた考えなんだろう。

 

「よし、ゆっくり起きろ。兄ちゃんの首に手ぇまわせ」

「ん。っひ、ぁっ」

「きついか?」

 

 首を横に振る。むしろ、奥まで兄ちゃんのが来て気持ちい。なんて、恥ずかしくて言えない。

 

「ん?これだと奥まで入って気持ちがいいか?」

 

 あっさりバレてしまった。

 

 あんまり優しく尋ねてくる兄ちゃんに、俺はもう恥ずかしいやら、嬉しいやら、どうして良いかわからず、兄ちゃんの首筋に顔を埋めて頷いた。

 

 兄ちゃんの匂いがする。

 

「っはは。可愛いな、純。すげぇ、可愛い」

 

 兄ちゃんの蕩けるような低い声と共に、俺の襟足部分の髪の毛を、くすぐるように撫でられた。くすぐったい。でも、もうくすぐったいのも、全部気持ちい。

 

「うっ、うえ。おれ。かわ、かわいくな」

「可愛い。純、お前は可愛いぜ。今まで付き合ってきた女の誰より。お前の、学校に行った時に色んなヤツ見たけどよ。お前が一番可愛かった。多分、世界で一番可愛いよ」

「っぁん、にちゃ、うぅ」

「なんだ、恥ずかしがってんのか。耳、真っ赤じゃねぇか。マジで、カワイ」

「っにいちゃ、なんで、きょう、こんな……っひぁっ、まって。どっちも。っや」

 

 すると、兄ちゃんが下から俺をゆったりと突き上げながら、俺のちんこに触れてきた。既に2回もイってるのに、ヌルヌルと先走りを垂らしている。恥ずかしい。

 

「ん?いやか?」

「っぁん!」

 

 優しく尋ねながら、俺のちんこを、兄ちゃんが撫でるように扱く。優しく、優しく。だらしなく先走りを垂れ流す先端に、クリクリと人差し指で触れたり、裏筋を撫であげたりしながら。

 

 こんな気持ちよくて、嫌なわけがない。

 

「きもちっ、にいちゃ。しょれ、しゅきっ」

「なら、良かった。ここ、触るとナカが締まるぜ?気持ちいのか?」

「っはぅ、あい」

 

 俺はもう堪らない気分で、更に兄ちゃんの体に抱きついた。にいちゃん、にいちゃん。気持ち良すぎて、俺。おかしくなりそう。

 

「良い子だ。かわいい、ほんとに。純。お前、一生俺が面倒見てやるから。心配すんな。ずっと一緒に居てやるよ」

「あ、あ…にいちゃん」

「純、可愛い。俺の弟。俺だけの純」

「っっ!にいちゃん…っあ!」

 

 その瞬間、俺はイった。3回目の薄い精液が、兄ちゃんと俺のお腹を濡らす。

 コレは、触られたからイったんじゃない。嬉しくて、イってしまった。

 

 首筋に埋めていた頭を起こし、兄ちゃんを見る。すると、そこにはクソじゃない顔をした、兄ちゃんの顔があった。

 

「ん?どうした?」

「にいちゃん、おれ。あの、にいちゃんが」

「うん」

「す、好きで。本当に、好きで」

「……ああ、そうか」

「…あ、あの。にいちゃんは」

 

(俺のこと、すき?)

 

 いつもは怖くて怖くて聞けない事を、その時は何の躊躇いもなく聞いてしまっていた。言葉を、欲してしまった。

 

「愛してるよ、純」

 

 兄ちゃんの形の良い口が、はっきりとそう言った。その瞬間、俺は嬉し過ぎて泣いた。

 

「っ!あっ、あぅ、うぇぇぇ」

「ったく。なんで泣くんだよ。純」

「おれぇ、にいちゃんじが、もう、いなぐでぇ」

「俺もだ。俺も、お前しか居ない」

「いつが、にいちゃん、別の人と…かぞく、つくったら。おれは…もう、いらないのかなぁって思っだら、ごわぃぃ」

「……なぁ、純」

「っひうぇ。な、に?っひ、ぁっ」

 

 ボロボロと泣く俺に、兄ちゃんはまるで何かの儀式のように、俺の首筋に吸い付いた。ピリッとした痺れるような痛みが、何度も、何度も俺の体に施される。

 

 ちゅっと、最後に小さなキスの音を響かせ、俺の目の前に兄ちゃんの顔が戻ってきた。かっこいい。俺の兄ちゃんの顔。

 

「なぁ、純。あのさ」

「なに?」

「俺はこんな性質だから。これからも、色々とお前にヒデェ事を言うと思う、けど」

「っは、う。はい」

「純、頼むから。俺を見捨てんなよ」

 

 兄ちゃんが、眉間に皺を作りながら縋るように言った。こんな兄ちゃん、初めてだ。なんで、どうして兄ちゃんがこんな事を言うのだろう。

 

「っ!…なんで、おれが?そんな、にいちゃんの、ほうが」

「純、お前さっき言ったな?俺が別のヤツと家族を作って要らなくなるのが怖いって」

「うん」

「俺もだよ。純。俺もだ。俺も同じ。怖ぇよ。お前がこの家を用無しだと思って出て行く日が来ると思ったら……」

 

——–俺は、怖くてたまらねぇんだよ。

 

 苦し気に吐き出された言葉に、俺は耳を疑った。

 

「あ、うそ。うそ」

「うそじゃねぇ。だから、知っとけ」

「なに」

「俺の家族はお前だけで、俺が愛してるのも……お前だけだ。明日から、俺はまたいつものクソ兄貴に戻るけど。それだけは、忘れんな」

 

 そう言って、兄ちゃんは俺の体を強く抱きしめた。いや、もしかしたらこの時のコレは抱き締めたんじゃなく、

 

 むしろ、俺に兄ちゃんが抱き着いていた、が正しいのかもしれない。

 

「っふ、っぇぇぇん」

「よしよし。また、すぐ泣きやがる」

「にい、ちゃぁんっ!」

「あー、可愛い。ほんと、いやらしくて、可愛い。俺だけの弟。俺から絶対に離れるな。俺以外の家族を作るな。俺も、そうするから」

 

 そんな嬉しい命令に、俺は考えるまでもなく頷いた。

 

「良い子だ」

 

 兄ちゃんの嬉しそうな声と共に、俺の中に熱いモノが果てた。

 

 

 

 

 

おわり。
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2022年11月分。R18修行小説。

「兄ちゃん、死ぬほど弟を優しく抱く」でした。

 来月は何でR18を書きましょうかね。

 

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