性悪寝たきり王子のお世話係

性悪寝たきり王子のお世話係

あとがき

こんにちは、はいじです。【性悪寝たきり王子のお世話係】最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。あの、最初に嫌なこと言っていいですか。……悪口って楽しくないですか???(性悪!)「悪口は言うな」ってよく言われますが、そんな事言わ...
性悪寝たきり王子のお世話係

10:性悪寝たフリ王子の独白

〝王子〟というのは、存外に疲れる人気商売だ。 白銀の髪に薄紫の瞳。完璧に整えられた容姿と、それに相応しい慈悲深さ。 幼い頃から周囲が期待する「リゲル王子」を演じ続けてきた私は、婚礼の儀を終えた夜、ついに限界を迎えた。 上辺だけの忠誠心で私に...
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9:最も性悪なのは、果たして——

リゲル様が目覚めてから、早いもので一年が過ぎた。 世間では、リゲル王子の容体は奇跡的に安定したものの、今もなお「深い眠りの中」にあることになっている。 あの日、リゲル様は起き上がるなり、とんでもないことを言い放ったのだ。「あぁ、私はまだ寝て...
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8:寝たきりは性に合わない

城下町に「塔の眠り王子が危篤だ」という噂が駆け巡ったのは、それからすぐのことだった。「そ、そんな……!リゲル様、なんで……」 どうやら、ここ数日で急激に王子の容体が悪化したらしい。(……僕のせいだ) 夢の中でリゲル様は日に日にやつれていた。...
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7:逃げ出したお世話係

城下町のはずれ、薄汚れた安宿の一室。 僕は、目の前の惨状に頭を抱えていた。「……あぁ、またやってしまった」 城を飛び出して三日。 人見知りの僕に新しい仕事がすぐに見つかるはずもなく、手持ちの小金を切り詰めながら、どうにか日々を繋いでいる。 ...