転生してみたものの 番外編34:あの頃の顔 「え?」 「……」 「お、おい」 じょじょに近づいていた俺達の体は、今やはっきりと互いの体がピタリとくっつく程に近くなっていた。否、近いというより既に重なっていた。 だから分かった。 だから気付いてしまった。 ...2022.03.26転生してみたものの 番外編3
転生してみたものの 番外編33:雄の顔 「あの、えっと。今日は、あの子も居るし、邪魔したらいけないから、帰る。ほら、プリントだけ、やるから」 「だからっ!どっから聞いてたんだっつってんだよ!?」 しかし、一向に止まない一郎からの追求。 それなのに、更に真っ赤になっ...2022.03.26転生してみたものの 番外編3
転生してみたものの 番外編32:怖い顔 「おいっ!テメェなに逃げてんだよっ!?」 「うわっ!」 突然、俺の右腕が勢いよく掴まれた。 ------敬太郎!お前がおっせーから迎えに来てやったぞ! そう、俺の耳元で、懐かしい声が聞こえた気がした。 そして...2022.03.26転生してみたものの 番外編3
転生してみたものの 番外編31:知らない顔 ◇◆◇◆◇ 小学生の頃から一緒だからと言って、何でも知ってる訳じゃない。 むしろ、子供の頃に仲が良かったが故に“大人”になった自分を見せる事が出来ないなんて、よくある話だ。 そう、一郎は俺に見せない顔がたくさんある。...2022.03.26転生してみたものの 番外編3