(小話2):お父さんとお母さん

これまで影も形も現れなかったインの両親(特に父)についてのお喋りまとめ。

イン達の世界では成人が16歳で、貧乏人は寿命も短い為、色々若いです。

 

【登場人物】

スルー(イン10歳の時27歳)

インとニアの父。お父さんは、ちょっと愉快で、ちょっとご機嫌な楽しい男性。子供たちを笑わせたり、びっくりさせるのが好きで、よく口から出まかせを言う。そのせいで、インの常識が、たまにオブを戦かせる時がある。村では変わり者と怒られがち。自己肯定感が天元突破している。

 

ヴィア(スルーと同い年くらい)

インとニアの母。少し天然で頑固。のんびりしているようで、変な所でせかせかしたりする。ちょっと変わった夫の言う事成す事に、結婚して10数年経つのに、未だに新鮮に笑う女性。顔はニア、性格はイン。何故か子供たちは二人とも、このお母さんの血が強い。

 

イン

父が好き。面白いから。けれど、たまに自分が父の分までしっかりしないとな、と思う事がある。

 

ニア

父に困っている。変だから。成長するにつれ、この家族で一番常識があるのは自分なのだと理解し始める。

 

オブ

インが好き。スルーにはよく遊ばれるので、若干苦手。ただ、顔がインなので強く言えない。

 

 

 

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イン「お父さん、なんでニアはあんなに可愛いの?」

スルー「そうだなぁ。母さんの若い頃に似てるような気もするし…もしかしたら、父さんがニアみたいに可愛かったような気もする」

イン「嘘だ!俺はお父さん似だって母さんが!」

スルー「ならインも可愛いからお父さんが可愛かったで合ってるじゃないか!」

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ニア「何でお母さんはお父さんとケッコンしたの?お父さん、ちょっとおかしいのに」

ヴィア「お父さんは、別おかしくなんかないです!もうっ、お母さんはお父さんの顔が好みなのよ!」

ニア「お母さんも、お兄ちゃんと、同じで割り切りが凄いわよね」

ヴィア「ニアもフロムの顔好きでしょ?」

ニア「まあね!」

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オブ『イン、イーン!』

スルー『!(あ、あの子がインの言ってたオブか!)』

オブ『畑かと思ったんだけどな』

スルー『おーい!オブ!ここだよ!ここ!』

オブ『!?(誰!?)』

スルー『オブ!分からないの!?オレだよ!インだよ!聞いて!急に大人になって困ってたんだ!』

オブ『えっ!?は!』

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スルー『オレの事分からないの!?オブ!助けて!朝起きたらこんな風になってて…どうしよう!』

オブ『!!??えっ!えっ…た、確かに、顔が…イン?』

スルー『良かった!誰も信じてくれないから、どうしようかと思ってたんだ!』

オブ『どうしよう…インだけ先に大人になるなんて』

※オブ10歳です

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イン父『オブ、オレこれからどうしよう』

オブ『……ま、まかせて!僕がなんとかしてみるせるから!心配しなくていいから!だって僕はインのこと…』

イン『あっ!オブ!と、お父さーん!何してるの?二人で!』

オブ『えっ!?お父さん!?』

イン父『ははっ!これから、よろしく!オブ!』

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オブ『うう、インのお父さん…変わってる。大人なのに…!』

イン『うん!うちのお父さんはね!すごく変わってて面白いんだよ!だから、村では変わり者のスルーって呼ばれてる!』

オブ『なぜ得意気……?』

イン『だってお父さん普通の大人と違って面白いもん!』

オブ『大人ってあんなでもいいんだ』

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スルー『やぁ!オブ!』

オブ『スルーさん、あの、インは?』

スルー『その前に!オブかい?インに子供の作り方を教えてくれたのは』

オブ『へっ!まぁ…』

スルー『いつまで流れ星説を信じてるのかなぁと父親ながらにどうしたものかと』

オブ『……』

スルー『楽しんでいたんだ!』

オブ『おい!?』

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スルー『なぁ、オブ。インは可愛いだろ?』

オブ『……ま、まぁ』

スルー『隠さなくていい!な!?インは可愛いだろ?』

オブ『かっ、可愛い!』

スルー『たまらないだろ?』

オブ『たまらない!』

スルー『なら、俺の事も可愛いと思ってるって事だな!照れるなあっ!』

オブ『……自己肯定感が凄い』

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