引き続き【初代様には仲間が居ない!】とのコラボです。知らなくてもノリとテンションで読めます。今回は【初代様】過多です。
≪人物紹介≫
初代:俺様初代勇者(からの魔王)
犬:従順な数代後の勇者(からの初代様の犬)
※俺様と従順って事だけ念頭に入れて読めば大丈夫です。
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ーーーーヒスイは、他人の不幸で最高に幸福を感じているよ!
初代「お、おい。犬」
サンゴ「へ、ヘマ…」
ヒスイ(っはは!テメェら全員地獄に落ちろや!)
犬(初代様、どうしたんだろう。顔色が…)
ヘマ(あれ、あそこに居るのは…サンゴ?魔王様を倒しに来たのかな?…まぁ、どうでもいっか!)
初代「ま、待て。犬」
犬「…」フイ
初代「っ!おい、返事はどうした?(無視、だと?)」
犬「…」俯く
初代「う、ぁ(ど、どうすりゃいい。どうしたら犬は戻ってくる?いや、待て。別に犬の意見なんか聞かなくていいだろ。無理やり連れ戻して閉じ込めておけば…)」
——俺、初代様の事。好きです
初代「はぁ、はぁ(だめだ。無理やり閉じ込めたりしたら、もう犬は二度と、俺に…あんな事を言わなくなる。それは、だめだ)」
犬(しょっ、初代様を二回も無視してしまった!俺はここで殺されるかもしれない…!)チラッ
初代「はぁ、はぁ(犬犬犬いぬいぬ)」
犬「っへ!?ちょっ!」
初代「…」
初代「わ、悪かった」土下座
犬「うわーーー!や、やめてください!初代様!」
初代「許して、くれ」土下座!
犬「あっ、あっ!か、顔を顔を上げてくださいっ!(初代様が土下座を!初代様が土下座を!?なんで!?)」
ヘマ「わぁ」
ヒスイ「おぉ(ひゃははは!魔王の土下座っ!最高かよ!)」
犬「あの!初代様!お願いですから、顔を!」オロオロ
初代「お、俺は、お前に…何もしてやれない」土下座
犬「そ、そんな。あの初代様が俺なんかに何かする必要なんて…」
初代「俺は、お前の代わりに…産めない。今から、代わってやれない」
犬「は、はい。そう、でしょうね(初代様、震えてる?)」
初代「産んで、くれ」
犬「…ぇ」
初代「頼む。キツかろうが、苦しかろうが耐えてくれ」
犬「…」
初代「俺はお前との、子供が欲しいんだ」
犬「っ!」
初代「俺が、できる事は、ほぼ。何もねぇ。背中をさするとか、水を持ってくるとか、辛さの吐口になるとか。そういう、つまんねぇ事しか出来ねぇ」
犬「…」
初代「お前が、嫌だと分かっても…コレだけが、俺の言える全てだ。もう、これ以降…」
犬(初代様)
初代「俺の返事に『はい』と答えなくていい。何を言ってくれてもいい。ただ今回までは」
犬「…あぅ(初代様、初代様しょだいさま)」
初代「『はい』と言って、ください」頭地面に擦り付け!
犬「っっ!」
初代(こ、これ以上何をどう言えばいい?何て言えばいい)
犬「……」
初代(どうすれば犬は許してくれ…)
犬「は、は、はい」
初代「ぁ」バッ!
犬「はい、はい、はい!」ぎゅうっ
初代「っ!」
犬「しょ、初代様。お、俺は犬なのに…ずみばぜんでじだ(何でもしますって、俺が約束したのに)」
初代「…ぅ(よかった。犬が戻ってきた)」
ヘマ「わぁ」
ヒスイ「(つーか、マジでアイツ妊娠してんのか。ふーん)なぁ、ヘマ」
ヘマ「なに、イシ君」
ヒスイ「お前、俺との子供ができるんだったら欲しいか?」肩を抱く&チラ
サンゴ「っ!ヘマ!」
ヘマ「んー」無視!
ヒスイ「どうだ?正直に言ってみろ。俺はお前の夫だからな。全部受け入れてやるよ」
ヘマ「わからない」
ヒスイ「へぇ(即答で欲しいっつーかと思ったが)」
ヘマ「だって、村の女の人はね、赤ちゃんが出来ると。それまで旦那さんにキスしてたのが、」
ヒスイ「おう」
ヘマ「嫌になるのって言ってた。もう気持ち悪いからキスは嫌なんだって」
ヒスイ「ほーーー」
ヘマ「その代わりね」
ヘマ「お母さんは、子供に親愛のキスをするようになるんだよ」
ヒスイ「そりゃあ…」
ーーーーイシ君、ちょっと。気持ち悪い。近寄らないで。
ヒスイ「…いけねぇな」
ヘマ「うん。オレ、まだイシ君にキスしたいから」
ヒスイ「俺もだ、ヘマ」チラ
ヘマ「赤ちゃんは、いいかな」
ヒスイ「だな(俺もガキは嫌いだし!)」
ヘマ「イシ君、キスしていい?」
ヒスイ「どうぞ(さぁ、ちゃんと見てろよ!このクソガキが!)」チラ
ヘマ「ちゅっ!ちゅっ!イシ君!イシ君!」ぎゅっ
サンゴ「っく!」バッ
ヒスイ(あい、一丁上がり。石になってねぇだけ、お前は幸せだぜー!サンゴ!)
続く!!
ヘマ!君はこのままだと明日死ぬんだよ!
ヒスイ!器が一番小さいけど、自分の欲求に素直で良いよ!
サンゴ!完全にシカトこかれたね!まぁ、元カレでもないし仕方ないよ!
初代様!許してもらえて良かったね!
犬!口答えもたまには覚えていいと思うよ!
次で終わるはず!