番外編10:魔王様の渾身の!!(ヒスイ×ヘマ←サンゴ/初代×犬)

 

引き続き【初代様には仲間が居ない!】とのコラボです。知らなくてもノリとテンションで読めます。今回は【初代様】過多です。

 

≪人物紹介≫

初代:俺様初代勇者(からの魔王)

犬:従順な数代後の勇者(からの初代様の犬)

 

※俺様と従順って事だけ念頭に入れて読めば大丈夫です。

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ーーーーヒスイは、他人の不幸で最高に幸福を感じているよ!

 

 

初代「お、おい。犬」

サンゴ「へ、ヘマ…」

 

ヒスイ(っはは!テメェら全員地獄に落ちろや!)

犬(初代様、どうしたんだろう。顔色が…)

ヘマ(あれ、あそこに居るのは…サンゴ?魔王様を倒しに来たのかな?…まぁ、どうでもいっか!)

 

初代「ま、待て。犬」

犬「…」フイ

初代「っ!おい、返事はどうした?(無視、だと?)」

犬「…」俯く

初代「う、ぁ(ど、どうすりゃいい。どうしたら犬は戻ってくる?いや、待て。別に犬の意見なんか聞かなくていいだろ。無理やり連れ戻して閉じ込めておけば…)」

 

 

——俺、初代様の事。好きです

 

 

初代「はぁ、はぁ(だめだ。無理やり閉じ込めたりしたら、もう犬は二度と、俺に…あんな事を言わなくなる。それは、だめだ)」

 

犬(しょっ、初代様を二回も無視してしまった!俺はここで殺されるかもしれない…!)チラッ

 

初代「はぁ、はぁ(犬犬犬いぬいぬ)」

 

犬「っへ!?ちょっ!」

初代「…」

 

初代「わ、悪かった」土下座

 

犬「うわーーー!や、やめてください!初代様!」

 

初代「許して、くれ」土下座!

 

犬「あっ、あっ!か、顔を顔を上げてくださいっ!(初代様が土下座を!初代様が土下座を!?なんで!?)」

 

ヘマ「わぁ」

ヒスイ「おぉ(ひゃははは!魔王の土下座っ!最高かよ!)」

 

犬「あの!初代様!お願いですから、顔を!」オロオロ

初代「お、俺は、お前に…何もしてやれない」土下座

犬「そ、そんな。あの初代様が俺なんかに何かする必要なんて…」

初代「俺は、お前の代わりに…産めない。今から、代わってやれない」

犬「は、はい。そう、でしょうね(初代様、震えてる?)」

 

初代「産んで、くれ」

犬「…ぇ」

初代「頼む。キツかろうが、苦しかろうが耐えてくれ」

犬「…」

初代「俺はお前との、子供が欲しいんだ」

犬「っ!」

初代「俺が、できる事は、ほぼ。何もねぇ。背中をさするとか、水を持ってくるとか、辛さの吐口になるとか。そういう、つまんねぇ事しか出来ねぇ」

 

犬「…」

初代「お前が、嫌だと分かっても…コレだけが、俺の言える全てだ。もう、これ以降…」

犬(初代様)

初代「俺の返事に『はい』と答えなくていい。何を言ってくれてもいい。ただ今回までは」

犬「…あぅ(初代様、初代様しょだいさま)」

初代「『はい』と言って、ください」頭地面に擦り付け!

 

犬「っっ!」

初代(こ、これ以上何をどう言えばいい?何て言えばいい)

犬「……」

初代(どうすれば犬は許してくれ…)

犬「は、は、はい」

初代「ぁ」バッ!

 

犬「はい、はい、はい!」ぎゅうっ

初代「っ!」

犬「しょ、初代様。お、俺は犬なのに…ずみばぜんでじだ(何でもしますって、俺が約束したのに)」

初代「…ぅ(よかった。犬が戻ってきた)」

 

ヘマ「わぁ」

 

ヒスイ「(つーか、マジでアイツ妊娠してんのか。ふーん)なぁ、ヘマ」

ヘマ「なに、イシ君」

ヒスイ「お前、俺との子供ができるんだったら欲しいか?」肩を抱く&チラ

 

サンゴ「っ!ヘマ!」

 

ヘマ「んー」無視!

ヒスイ「どうだ?正直に言ってみろ。俺はお前の夫だからな。全部受け入れてやるよ」

 

ヘマ「わからない」

ヒスイ「へぇ(即答で欲しいっつーかと思ったが)」

ヘマ「だって、村の女の人はね、赤ちゃんが出来ると。それまで旦那さんにキスしてたのが、」

ヒスイ「おう」

ヘマ「嫌になるのって言ってた。もう気持ち悪いからキスは嫌なんだって」

ヒスイ「ほーーー」

ヘマ「その代わりね」

 

ヘマ「お母さんは、子供に親愛のキスをするようになるんだよ」

ヒスイ「そりゃあ…」

 

ーーーーイシ君、ちょっと。気持ち悪い。近寄らないで。

 

ヒスイ「…いけねぇな」

ヘマ「うん。オレ、まだイシ君にキスしたいから」

ヒスイ「俺もだ、ヘマ」チラ

ヘマ「赤ちゃんは、いいかな」

 

ヒスイ「だな(俺もガキは嫌いだし!)」

ヘマ「イシ君、キスしていい?」

ヒスイ「どうぞ(さぁ、ちゃんと見てろよ!このクソガキが!)」チラ

ヘマ「ちゅっ!ちゅっ!イシ君!イシ君!」ぎゅっ

 

サンゴ「っく!」バッ

 

ヒスイ(あい、一丁上がり。石になってねぇだけ、お前は幸せだぜー!サンゴ!)

 

 

 

続く!!

 

 

 

ヘマ!君はこのままだと明日死ぬんだよ!

ヒスイ!器が一番小さいけど、自分の欲求に素直で良いよ!

サンゴ!完全にシカトこかれたね!まぁ、元カレでもないし仕方ないよ!

初代様!許してもらえて良かったね!

犬!口答えもたまには覚えていいと思うよ!

 

 

次で終わるはず!