—-旅の途中
ヘマ「あっ…イシ君、もう石になっちゃった」
ヒスイ(ヘマ、夜になったらまた喋れるから我慢しろ)
ヘマ「いしくん」うと
ヒスイ(ヘマ、お前夜通し歩きっぱなしだったんだから寝ろ)
ヘマ「いしくん、オレがねたら、ひまだよね?」うと
ヒスイ(今更だっつーの。寝ろよ)
ヘマ「いしくんに、おはなしよんであげるね。こないだ寄った村で、お姉さんに面白い、本をもらったから」ゴソゴソ
ヒスイ(ったく、いつの間に……ヘマって年上の女に、やたらと気に入られるよな。母性本能っつーのか?まぁ、わからんでもねぇな)
ヘマ「よむね。いしくん、ちゃんときいててね」
ヒスイ(へーへ。読んでりゃ、そのうち寝るだろ)
ヘマ「しんかん。ふりんほうどう。9また市長のその後。みおものつま、ふりんあいてを1人ずつたずね、しゃざい」
ヒスイ(へーーマーー!?何の本を貰ったーー!?)
ヘマ「いしくん、おくさんがにんしんをすると、おとこのひとはふりんをするんだよ」
ヘマ「ふりんっていうのは、たくさんの人とどうじに、けっこんすること」こくん、こくん
ヒスイ(ヘマ、俺にはお前だけだ。あと、もう寝ろ)
ヘマ「みんな、さいしょは、あいしてるよ、きみだけだよっていって、きすをして、けっこんするのにね、さいごは、みんなふりん」こくん、こくん
ヒス(……)
ヘマ「つぎは、ね。これをたべたらしぬ。いし?がかたるきけんな85種類の、しょくざい。ぜんぶ、おしえます…いつのまにか、いしくんが本にでてる?」コクコク
ヒスイ(ヘマ、もう寝ろ!?そして週刊誌はもう読むな)
ヘマ「ごめんね、いしくん。もう、ねるね。この本は、またあしたよんであげる…」
ヒスイ(ヘマ……頼むから変な知識ばっか入れんなよ)
ヘマ「すぅ、すぅ」ギュッ
ヘマ、女性受けが良いのでいつも立ち寄った村や街で何か貰う。今回は女性週刊誌。ヘマの愛読書になりました。