番外編2:そんな設定だったのか!?(ゲルマン×マルセル)

inマルセル用に作られた離宮

—–ゲルマンのハッスル後

 

マルセル「……はぁ」

ゲルマン「どうした、マルセル。さっきまで凄く気持ち良さそうに俺に絡みついていたのに。具合でも悪いのか」

マルセル「……何でも明け透けに口に出すのはやめなさい。ゲルマン(品行方正な子だったのに……)」真っ赤

 

ゲルマン「……ふむ。マルセルの可愛い顔を見ていたら、もう一回くらい出来そうな気がしてきたな」

マルセル「待て!ちょっと待て!これは本気の待てだ!分かるか!?ゲルマン!」

ゲルマン「……本気みたいだね。マルセル。気持ちの良い事には結局流されるキミが。一体どうしたんだい?」驚愕

 

マルセル「…ぐっ(我が子にここまで手玉に取られるとは)」

ゲルマン「で、どうした?愛しい人よ」涼し気

マルセル「マドレーヌとは、どうなっているんだ。毎晩こんな所に来て。その、ふ、夫婦生活に支障はないのか」おずおず

ゲルマン「あぁ、そんな事か」

マルセル「そんな事!?大切な事だろう!」

 

ゲルマン「ああ、そうだな。俺は王子だ。世継ぎは必ず要る。だから、毎晩此処に来る度に……時を止めている」真顔

マルセル「は?」茫然

ゲルマン「我が王家には直属の血族にのみ与えられた宝玉があり、それを使うと使用者の周囲以外の時間を止める事が出来るのさ」

マルセル「は?う、嘘だろ?」

 

ゲルマン「ウソなものか。俺は毎回それを使い、キミとの逢瀬を楽しんでいるんだからな。でなければ、こうも毎晩、君に会いに来るなんて不可能さ」

マルセル「た、確かに(い、いつの間に俺の脚本はファンタジーになったんだ。西洋現代モノのつもりで書いたのに…脚本が俺の手を離れ過ぎだろう!)オロオロ

 

ゲルマン「だからマルセル。キミは何も気にせず俺に愛されていればいい」にこ

マルセル「そ、そうか(俺の脚本が……)」

 

ゲルマン(マルセル。まさかこんな話を本気で信じるなんて。本当に可愛いな!)

 

マドレーヌは既に初夜で懐妊しており今は静養中です。ゲルマン、一発でキめてきました。

 

マルセル(イチギ)「…剣と魔法の世界?」