第4章 239.5:サトシとイーサの
R18部分です。(18歳未満の方は下記リンクより239へ飛んでください)
イーサとサトシがしっかりセックスをしています。
どちらかと言えば、サトシがリードしています。セックスというより、遊んでる感覚なのかな?
此方の話を読まなくても、本編には一切影響はないのでご安心ください。
俺とイーサのセックスは子供の遊びみたいなモノだった。
いや、これは俺達の行為自体が稚拙だとかそんな事を言っているワケではない。本当に子供の遊びのように、互いの体を使ってきもちよくなる事を、楽しんでやっているのだ。
イーサとのセックスは気持ちいのもあるけど、それよりずっと楽しかった。
「っはぅ、さとしぃ。これ、きもちい」
「んっ、きもちいなっ。っあ、あ」
既に何度もイった後のイーサと、まだ一度もイってない俺。
俺はイーサの膝の上に乗り、下半身をピタリと密着させながら、固く勃起する精器を重ねて擦り合わせた。イーサの反り返ったモノからは、ダラダラと先走りが流れてくるお陰で扱く度に滑りが良くなる。あぁ、ヤバイ。気持ち良い。
「っはぁっ、っひ。あっ。いーさぁ」
「さとしの声が、いやらしくて。きもちい」
イーサが俺の声に興奮している。
その事実に、俺は腹の底から湧き上がってくる優越感に突き動かされるように、イーサの耳元に口を寄せた。そして、「イーサ」と名前を呼ぶ。
「んっ、っふ」
その瞬間、俺の手の中にあった勃起したイーサのモノがフルリと震えた。あぁ、やっぱりイーサは俺の声に興奮している。
俺は嬉しくなって、今度はイーサの耳の中に舌をヌルリと這わせてみた。ぐちゅっ、ぐちゅとわざと音を立てながら耳の中を舐め上げ、合間に「イーサ」と何度も名前を呼んでやる。もともと朱色に染まっていたイーサの耳が、真っ赤になった。
「っふ、っひ。サトシ。それっ、されるとっ、も、イーサ」
「っいいから、気にすんな。も、いっぱい出せ。そのほうが、きもちいだろ?」
「んっ、きもちっ」
俺はイーサの耳から口を離すと、イーサの顔を見た。そこには、眉間に皺を寄せ、歯を食いしばりながら、はっはっと荒く呼吸を繰り返すイーサの姿があった。
その顔に、俺は互いの性器を擦り上げていた手を止めると、イーサに声をかけた。
「っはぁ、いーさ、な。ちょっと、おね、がい」
「なっ、んだ?さとし」
イーサは閉じていた目を微かに開けた。突然、与えられなくなってしまった快楽に、イーサは少し不満そうだ。
待てよ、イーサ。こういうのは、一緒にヤるから楽しいんだ。
俺はベッドの上に投げ出されていたイーサの手を取ると、触って欲しい部分へと導いた。
「いーさ、ここと、ここ。さわって」
「っぁ」
少し、恥ずかしい。
俺が触って欲しいと導いた場所は自分の後ろのアナと、乳首だった。でも、ずっと疼いていた。勃起する性器を擦るだけじゃ、何だか物足りなくて、どこか少し寂しかった。
「ゆび、入れて。ぐちゅぐちゅして。イーサ」
「っはぁ、っは。さ、とし」
「あと、ここも……」
「おっぱい?」
「ん、そう」
頷くとイーサの呼吸が急に荒くなった。それまで、俺にされるがまま、甘える子供のようなイーサの目がギラリと熱を帯びたのだ。あ、コレ。ヤバイやつかも。本能的に思った時には、ヤバイ行為は始まっていた。
「っひ、あっ、っぁぁあっふ、い、いーさぁっ、ひもちっ」
「さとしっ、さとしのナカ、イーサのでべちゃべちゃ。おっぱいも、立ってる。かわいい」
可愛いと、言われた瞬間ぬるりとした感触が乳首を覆う。イーサの舌が、芯を持った乳首を舐め回わしながら、勢いよく吸い付いてきた。後ろは既にイーサに何度も中出しされていた事もあり、イーサの長い指をスルリと奥まで受け入れている。
「っは、っぁぅっ、きもちぃっ。いーさ、じょうずっ」
「んっふんんんっ」
俺の褒め言葉が嬉しかったのか、イーサがジュルジュルといやらしい音を立てながら乳首を吸い尽く。余りの気持ち良さに、ヒクと思わず腰が跳ねた。そのせいで自然と、イーサのモノと俺のモノが腹の間で重なり合った。
「っは、っふぅっ。イーサの、あつっ」
「さとし、のもっ」
とめどなく流れ出るイーサの精液が俺のモノにかかる。熱い。ヌルヌルして、凄いいい。その間も、後ろを攻めるイーサの指は動きを止める事はない。むしろ指を増やし、激しく動き回る。
ぐちゅっぐちゅっ、ちゅっ、レロ、レロ。ずぶっ、ずぶっ。ぐりぐりっ。
「んっ、っぁん!っひゃ、あっ、っは。ひもちぃ、いーっしゃ、しょこ」
「っは、っく。さとしっ、ここ?このコリってしてるやつ?ここが、サトシの好きなとこだな?かわい」
「んぁあっ!あ、あっ、っふっぁあん!」
イーサの指が、俺のイイところを指でつまむように刺激してくる。シコリを突き、抉り、入口を広げるように指をひらく。すると、ナカで滞留していたイーサの精液がダラダラと流れ出る感覚に襲われる。
「っぅ、でてるっ。いーさの、いっぱい。ヤだ。ひらくなぁっ」
「ん、また。あとで、種をいっぱいだすから。安心していい」
「んっ。わかっ、った」
俺がコツンとイーサの額に自身の頭を触れ合わせながら言うと、イーサは「ふーー」と激しく息を吐いた。そして、勢いにまかせて俺に口にしゃぶりついてきた。
「んっ、ふっん。んーーー」
「っは、ん、ん、ん、」
そして、俺の口内を唾液で満たすように、グチュグチュと舌と共に唾液を流し込んできた。苦しい。でも、満たされる感覚が気持ち良い。
「サトシっ、かわいいっ!かわいい、かわいい!」
「っは、うぅっ」
好きなだけ俺に唾液を呑ませたイーサは、今度は狂ったように「かわいい、かわいい」と乳首を舐める合間に呟き続けている。
「あっ、あっ、アッ。っひゃ」
ジュルジュルと乳首を強く吸われ、背筋にビリビリとした快感が走る。とっさに反り返った背中のせいで、むしろイーサに胸を押し当てる形になってしまった。すると、甘えるようにイーサはもう片方の乳首に吸い付いた。ヤバイ、頭がおかしくなる。
「かわいっ、サトシっ。この、ナカつぶも、おっぱいも、ぜんぶっ、ぜんぶかわいっ!イーサの、さとしはイーサの!」
「んっ、ん」
俺は必死にコクコクと頷いた。もう、何も考えられない。ダメだ、もうイーサが欲しい。俺はぼんやりする思考の片隅で、胸に吸い付くイーサの体を押し返した。
「サトシっ!」
まだ吸い付いていたかったのに!と言わんばかりの表情で眉間に皺を寄せるイーサに、俺はもう完全にイカれた頭で本能のままに動いた。
「いーさぁ、ここ。また。いれて。も、さみしい」
イーサの指を咥えたまま俺は体勢を後ろにそらしながら、股をめいっぱい広げてみせる。そして、イーサの勃ち上がるモノを指で、スルスルと撫でるとジッとイーサを見つめた。多分、イーサももう限界だ。
「いーさ。一緒にイこ」
「っ!」
そう、イーサはもう何度もイっているが、俺はまだ一度もイっていない。すると、イーサは「はぁ、はぁ、はぁ」と肩で息をしながら、ジッと俺の姿を見つめている。それこそ、舐めるように。
しかし、イーサは俺のナカから指を抜いても、一向に挿れてこようとしない。ヒクと入口が寂しさにヒクつく。
「イーサ?どうした?」
はっはっ、と様子のおかしなイーサに俺は片方の手でイーサの頬に触れてみる。熱い。呼吸が激しくて、触れた瞬間イーサは泣きそうな顔で俺を見た。
「さとし、かわいい。かわいい。も、いーさ、あたま、へんだ」
「ん、おれもだよ」
「いーさ……どしよ。サトシが、いなくなったら、いーさは……こわい。さとし、さとしっ」
イーサは俺に対する凄まじい欲求の中、同時に凄まじい恐怖に襲われているようだった。「もし、俺が居なくなったら」。イーサの中で湧き上がってきたその不安は、俺が短命な「人間」だからなのか、それとも別の理由があるのか。
今にも泣き出しそうなイーサの表情に、俺は震えるイーサの唇にソッとキスをした。可愛い。俺も、イーサが可愛くて仕方が無い。
「イーサ?もし、俺が居なくなったら」
「いやだいやだいやだいやだ」
まるで駄々をこねる子供のような口調で泣きそうな表情を浮かべるイーサに、俺はチュッチュッと顔中にキスをする。もう、どうしよう。俺も頭がおかしくなる程、イーサが可愛くて思えて仕方がない。だからこそ離れ難いのだ。ピタリとくっ付いて、もう離れたくない。
「……大丈夫だよ、イーサ」
「へ?」
「俺、イーサのとこ会いに来るから」
「……どういう?」
首を傾げるイーサに、俺はハッキリと言った。
「ユメデンワで会いにくる。ぜったいに。そしたら、寿命とか、関係ないから」
ユメデンワ。
別の場所に居る人に、夢の中で会える魔法。会いたい人に、会える魔法。
「ほんと?」
「ん、すれ違うといけないから。イーサはここに居ろ。俺が走って来るから」
「ほんとに?」
「うん。だから……」
俺はゴロンとベッドに横になると、両手を広げてイーサが来るのを待った。
「今は、イーサが俺に会いに来い。さみしいから」
「っぁ、っぁ」
「いーさ?きて」
「っく」
その瞬間、それまで不安そうだったイーサの瞳に光が宿った。
そして、気付けば俺のナカはイーサの長大なモノでみっちりと満たされていた。そう、コレだ。ずっと俺はこれを待っていた。
「っっぁっぁあん!っはぁっ、んっ、っぁ、っ!」
「さとしっ、さとし!す、き!かわいいっ!」
俺の中でイーサのちんこがゴリュゴリュと中を擦る。腰を振り散らすイーサは金色の髪の毛を振り乱し、額を汗が滲んでいた。俺は、そんなイーサの背中に腕を回すと、そのままピタリと体をくっ付けた。
温かい。いや、熱い。物凄く熱い。
「っいーさ」
「さとし」
俺達は互いの境界線が分からなくなる程、下半身をピタリとくっ付けた。汗と体液でも体中ドロドロだ。そんな中、キスをし、精を吐き出し、触れ合い、抱きしめ合う。
互いの名前を何度も呼び、体にまとわりつく熱さは、まるで真夏の炎天下のようで――
俺は金弥と過ごした夏の日々を、どこか遠くに思い出していた。
続は、240:~になります。