番外編1:チョロイのは……どっち!(アオイ×タロー)

 

 

ーーー本編、出張脱毛後。

帰り道のアオイ

 

 

アオイ(アイツの部屋、漫画とフィギュアばっかで、マジでキモかったなーー!漫画喫茶かよ……えーっと、何て漫画だったっけか。知ってるヤツもあったけど、わかんねぇヤツが殆どだったからな。確か、コレとコレとコレか。全部萌え系、キッモ!!)

 

スタスタ

 

アオイ(しかも、萌え系の癖に巻数多すぎ。マジでありえねぇ。ダル。もういいわ。全巻セットで買った方が早ぇわ。次、あのキモオタに会うまでに全部読まなきゃなんねぇとか、殆ど持ち帰り仕事じゃねぇか。クソ、この漫画代経費で落とせよ、あーー、ほんっと!)

 

スタスタ

 

アオイ(マジで接客業は楽じゃねぇよなーー!)

 

 

《次の施術日》

in施術室

 

 

アオイ「あ、タローさん。俺、最近ハマってる漫画があって」にこ

タロー「え?」

アオイ「【ハニカミハムハム!】って漫画なんですけどね」にこにこ

タロー「っっっ!!【ハニカム!】あ、あ!それ、俺も大好きで!」パァッ

 

 

アオイ「(かわっ…じゃねぇ!クソチョローー!コレだから童○オタクは扱いやすくていいわーー!)ええ!偶然ですね、タローさんとは漫画の趣味が合うのかもしれませんねー」にこ

タロー「〜〜っ!!」うるっ

アオイ「っ!(うわ…)」

タロー「アオイさんと、漫画の話出来るの…うれじいっ」

アオイ「……」ジッ

 

タロー「あ、あ、あ、ありがとうございますっ!アオイさんが、担当で……本当に、よがっだでず」ずび

アオイ「(な、泣くとかチョロ過ぎてキモ過ぎだわ……)他にもお勧めとかあったら、教えてください。俺、タローさんとは趣味が合う気がするので」

タロー「っ!あ、あ、はい!(うれじいっ!)」ニコッ

 

アオイ「(クソちょろ!マジでコイツ扱いやすいわーーーー!)タローさん、本当に可愛いですね」

タロー「っひえ!」てれっ!

 

 

 

どっちがチョロいのか問題!!!

こうして、アオイはアオイでタローの好きな漫画で、電子書籍の本棚がゴリゴリ埋まっていくのであっった。

 

 

トータル出費が多いのは……