番外編3:シモンの明るい自傷行為(シモン×キトリス)

 

シモン15歳(ワンコ期)

 

 

ヤコブ「うえっ、うぇぇぇ」くたり

キトリス「あー、こりゃ熱が高いな…」

ヤコブ「っひぐ、っうぇぇ、じじょう」

キトリス「あいあい、大丈夫大丈夫。今日はヤコブは懺悔室で一緒に寝ような」

 

シモン「…」ジッ

 

ヤコブ「っうぇぇ」

キトリス「シモン、今日は夜の修行はナシだ」

 

 

シモン「(…だろうと思った)うん」

キトリス「あと、他の奴らに移るといけないから、今日は1日俺とヤコブは懺悔室に居るよ。誰も近付かないように見張っててくれ」

シモン「(…あの部屋は、俺と師匠の部屋なのに)わかった」ムス

 

ヤコブ「うぇっ」

キトリス「うわっ、ヤコブが吐いた!」

 

キトリス「シモンも向こうに行ってろ!吐いたヤツに触るなよ!」

ヤコブ「ふぇふぇぇぇぇっ」

キトリス「あー、はいはい。大丈夫大丈夫」

 

 

キトリスはヤコブをだっこしてその場を離れたよ!

 

 

シモン「…いいよな、ヤコブは。すぐ師匠を独り占めできて」むす

 

——

—-

 

じゃばじゃば

 

子供「シモンー何してるのー?」

 

シモン「…」

 

子供「なんで冬なのに水遊びしてるのー?」

子供「風邪ひくよー?」

子供「ヤコブになるよー?」

 

シモン「……なりたいんだよ」ボソ

 

 

シモンはその後も水浴びを続けたよ!

 

 

シモン「っくしゅ!……よし」

 

—-

 

ヤコブ「ししょー!あそびたい!」

キトリス「だめ、まだ熱が下がったばっかだろうが」

ヤコブ「もー、なおった!治ったーー!」バタバタ

キトリス「あー、もう。じゃあ外には出るなよ。教会の中だけだ!」

ヤコブ「うん!」

 

 

ヤコブは懺悔室から出ていったよ!

 

 

キトリス「ったく、少し良くなった途端コレだ……なんか、疲れたな(ここ2,3日全然寝てなかったからな)」

 

キトリス「…のど、いてぇ(まさか…)」

 

——

 

シモン(なんで?なんで毎日水浴びしてるのに風邪ひかないんだよ……!)スタスタ

 

キトリス「…」ぐったり

 

シモン「え、師匠?」

キトリス「…あぁ、シモンか」

シモン「どっ、どうしたの!?」

キトリス「わるい。今晩も修行はナシでいいか?」

 

 

シモン「まさか、師匠」

キトリス「ごめ、みんなに移すとあけないから……しばらく、懺悔室に居るから。誰も近付かないように…」

シモン「っ俺も一緒に居る!俺が師匠の看病する!!!」

キトリス「あ、いや。別に…看病は」

シモン「するっっ!!他の皆には近付かないように言っとくから!」バッ!

 

 

キトリス「おい!シモン!……ちょっと喉が痛いだけなんだけど」

 

 

シモン「(っし、これで師匠を独り占めできるっ!)おいっ、みんな!聞けーー!お前ら絶対に今日からしばらく懺悔室に近寄るなよーー!!」

 

 

シモン、この頃あたりから師匠に心配したもらいたくて、ワザとケガしたり風邪を引こうとしたりする。

 

独占欲肥大化にて、明るく病んでる。