番外編10:タローの、不幸中のハッピー^^(飯島→?タロー)※イラスト注意!

 

 

—-職場

 

タロー「……はぁ」カタカタ

飯島(宮森さん、明らかに疲れた顔してんな。まぁ、俺も疲れてんだけど……ん?)

 

課長「ちょっと、宮森君」ポン

 

タロー「……はい」

課長「宮森君、急遽、西郡支社からの案件がうちに回ってきてね。明日までに頼めるかな」

タロー「…明日?」ヒク

 

 

飯島(あちゃー、また宮森さん。課長から無茶ぶりされてる。しかも明日までってヒド過ぎだろ。今何時だと思ってんだよ……うわぁ、宮森さん。明ら様に嫌そうな顔してる)

 

 

タロー「課長、この内容を明日までじゃ……無理です」

課長「そこを頼むよ。キミなら出来るだろ?じゃ、よろしくね」

タロー「…」ムス

 

飯島(…めちゃくちゃムカついてる顔してるなぁ)

 

 

タロー「…」ムス、ムス

 

 

飯島(なんか……どっちかっていうと、いつもオドオドしてるから新鮮だな。あの怒った顔)ジッ

 

タロー「…」ぽい

 

飯島(え?書類を投げた?)

 

タロー「…」スッ

 

飯島(スマホでアニメを見始めた…だと?大丈夫なのか?)

 

タロー「…」ジッ

 

飯島(いや、いくら宮森さんが仕事が早くても、さすがに…!)

 

 

飯島「あ、あの……宮森さん。なんか手伝う事とかあったら、やりましょうか?」スス

タロー「っ!あ、え!?」バッ

飯島「(あ、いつもの宮森さんだ)さっき、課長に仕事振られてたでしょ?ヤバそうなら手伝いますよ」

タロー「いっ、いいよ!あ、ありがとう!大丈夫!」パァァッ!

飯島「…いや、でも」

 

 

タロー「だ、大丈夫!本当に!ありがとう……本当に、ありがとう」ペコペコ

飯島「…なら、いいですけど。無理なら無理って断っていいと思いますよ。受けるとキリ無いし」

タロー「う、うん。ありがとう」にこ

飯島(ありがとうしか言わなくなった)

タロー「あっ、そうだ!」ぱっ

飯島「ん?」

 

タロー「こないだ、一緒にユニ〇ロで洋服を選んでくれて、ありがとう。これ、お礼です」ス

飯島「あぁ、別にいいのに(好きピのキーホルダーか?…って、デカ!?)」

タロー「ありがとうございました」ぺこ

飯島「え、何ですか?コレ」

タロー「あ、クッキーの詰め合わせです」

飯島「あ、なんで?」

 

 

タロー「あ、ネットで。お礼の品物は……クッキーが1位って書いてあって」おず

飯島「あ、あぁ。すみません。気を遣わせてしまって(ガチのお礼の品…)」

タロー「…仕事の事も、気にしてくれてありがとう。俺は大丈夫なので」

飯島「そうですか。まぁ、何かあったら言ってください。手伝うんで」

 

タロー「ありがとう」ペコ

タローは気を取り直してアニメを見始めたよ!

飯島(え、またアニメ見て……マジで大丈夫なのか!?)

 

——-

—-

次の日

 

飯島(宮森さんのくれたクッキー……千〇屋のヤツだった。調べたら、ユニ〇ロの服と同じくらいの値段だったし…謎過ぎる)スタスタ

 

タロー「…」カタカタ

 

飯島(つーか、宮森さん。昨日の仕事はどうなったんだ?終わったのか?)

 

タロー「…」カタカタ

 

課長「宮森君、昨日の件どうなった?」ポン

タロー「出来てません」スン

 

飯島(…は?)

 

課長「は?」

タロー「出来てません。無理です」

課長「な、何を……今日までだと言っただろう!?」カッ

タロー「…俺も言いました。これは明日までには無理だと。無理なモノは無理です」スン

 

飯島(う、わ。あの冷たい顔……やば)

 

課長「ど、どうするつもりなんだ!?今日までの案件だぞ!」

タロー「それは俺が考える事でないです。仕事の采配とそれに伴う責任は課長の業務です」スン

 

飯島(…)

 

タロー「…明日には終わります」カタカタ

課長「…」茫然

 

飯島(……すげぇわ。宮森さん)

 

タロー「…」スン

—-いっ、いいよ!あ、ありがとう!大丈夫!

 

飯島(そうだ……宮森さんって、顔と……態度に全部出る人だった)ゾク…

 

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3月28日

出来ないモノは出来ない( 一一)

 

こんばんは~。

仕事でクタクタのコタローです。

 

ちょっと今日は仕事の愚痴です。見たくない人はブラウザバックでお戻りください。

 

今日は仕事で上司から凄く怒られました。急な仕事を振られて「出来ない」って伝えたのに、無理やり押し付けられたので、出来ないままにしていたら……物凄く怒られました。

 

でも、俺はちゃんと伝えたんです!

 

「この仕事は明日までには無理です」って。

 

それでも、俺個人に押し付けてきた課長の采配がそもそもおかしいし、そうやって押しつけてきて仕事をこなしていったら、ずっと「出来る」って思って雑に仕事を振られるし。

 

ちゃんと中身を見て、俺の仕事を見て、複数人に振ってくれたら、ちゃんとやったのに。

 

もう、俺は課長の雑な仕事には振り回されない事を、ここに誓います( `ー´)ノ

 

ただ、ちょっと良い事もあって。

課長が俺に雑に仕事を振ってきたあと、イケメンZ世代君が「手伝おうか」って言ってくれました。

 

ああああ!ああああ!

良い人だ!良い人(@_@。!(@_@。

 

好きピも見てくれるし……良い人だ!!

 

イケメンZ世代君が課長なら、仕事も頑張ってやるのに……早く昇進してくれないかなぁ(俺はずっと窓際でいいよ)

 

よし、これからは職場ではイケメンZ世代君を推していこうと思います!

 

推し推し!推してまいる^^!

(疲れてるのでちょっと壊れてるようです!)

 

 

ひとまず、そんな愚痴と不幸中のはっぴー^^報告でした。

では、また~!

(コメント0件)

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飯島宅

 

飯島「……っふーー!」天を仰ぐ

 

飯島は高速でフリック入力を始めたよ!

 

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イケメンしゃちくん

 

良い後輩ですね!

これからも何かあったらその後輩に頼るのが良いと思います!

 

きっとコタローさんの力になってくれると思いますよ!

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飯島「……あー、ヤバ」更に天を仰ぐ

 

—–あ、ネットで。お礼の品物は……クッキーが1位って書いてあって

 

飯島「クッキー食うかぁーー!」

 

飯島はほうじ茶を淹れてしみじみとクッキーを食べ始めたよ!

めっちゃ笑顔だよ!ほんともう笑顔だよ!!

 

 

飯島「ふーん。俺、推されんのかぁ……ん?」

 

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(コメント2件)

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飯島「もう返事が来たのか……あ?」

 

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ヴィオ

 

酷い職場ですね。

それはもう絶対に転職した方が良いですよ。このご時世転職で年収アップされる方はザラですし……コタローさんなら絶対もっと良い職場があります。俺のお勧めの転職エージェントのサイトを掲載しておきますね!

 

使い方等分からなかったらいつでも聞いてください!

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飯島「っふーーー」天を仰ぐ

 

 

コメント春の陣!開幕!

タローは「推し」に対する態度と「嫌いなヤツ」に対する態度が、それこそ雲泥の違いなので、知らない人が見たらビビるレベルだよ!

 

「嫌いなヤツ」には、無礼も辞さないよ!