番外編37:ポメガバースパロ!(初代×ポメ犬)

※こちらは、私が作品なども一切見た事がないまま書いた「ポメガバース」設定です。
ミリしら企画みたいなノリで読んで頂けるとありがたいです^^
今回は犬がポメ化してます(犬だし…)

初代勇者×ポメ勇者

—-旅の途中(お姫様同行時)

姫「ちょっと、貴方」
犬「は、はい(怖い…)」
姫「仮にも私は姫なのよ。宿に入る時や建物に入る時は、貴方が戸を開けなさい。先に入るなんて失礼よ」

犬「ご、ごめんなさい(こわい…)」
姫「ごめんなさい?言葉遣いがなっていないわ。ちゃんと弁えなさい」
犬「も、申し訳ございません(……一軍女子、こわい)」

初代「どうかしましたか」スタスタ

姫「いいえ、勇者様。何でもございません」
初代「そうですか。宿は取れたのか?」
犬「いいえ……」しゅん
初代「そうか。仕方ないな。姫、申し訳ございませんが、今日も野宿になります」
姫「致し方ありません。承知いたしました」

初代「近くで野宿の準備をしろ」
犬「はい」
姫「よろしくお願いしますね」
犬「はい(お姫様……早くお城に帰ってくれないかなぁ)」ぺこ

スタスタ

初代「……」じっ
姫「どうかされましたか?」
初代「いいえ」

◇◆◇

初代「ふう、美味かった」
姫「ええ、美味しかったです(もう少し、味付けも濃くして。食材もたくさん入れて欲しいわ…)」

犬「で、では。あの……俺が見張りをしますので。お二人はお休みください(お姫様、絶対美味しくないって思ってる。こわい)」ぺこ

初代「分かった」
姫「よろしくお願いします」

犬「……」ぽてぽて

初代「……あれは」じっ
姫「どうかされましたか?」
初代「いいえ」

◇◆◇
—夜中

犬「……つかれた。お姫様怖い」
—–弁えなさい。

犬「……一軍女子怖い」
—–勇者様はどうして貴方のような方を連れていらっしゃるのかしら。

犬「こわい……こわい……」

ぽんっ!

犬「くぅん(なると思った)」

犬は周囲に落ちた服や装備品を咥えて一か所にまとめたよ!
ポメラニアンの姿でやってるので、とても大変そうだよ!

犬「くぅん、くぅん(お姫様と旅するようになって、ポメ化する頻度が増えた。初代様と旅してる最初の方はも酷かったけど。最近は減ってたのに)」

犬は小さな剣を口に咥えたよ!
敵が来ても何とかするつもりみたい!

犬「ふんふん(暗殺者が来ても、俺が何とかしないと。……でも、もっと小さいナイフを買えばよかった……重い)」

ポメの小さな口では短剣も重いみたい!

ガサッ!

犬「きゃん!(っ誰だ!)」ばっ!

犬はビックリして短剣を落として吠えたよ!

初代「あー、やっぱりか」
犬「きゃん(初代様!)」ぽてぽて
初代「……っぐ!おい、犬」

初代様は白い毛玉が転がってくるように自分に向かって転がってくる姿にムセたよ!

犬「くぅん(すみません、またこんな姿になってしまいました)」

ポメ化した犬は体を伏せて、頭をぺたんと前足の上に置いたよ!これは犬にとって心からの「ごめんなさい(土下座)」のポーズだよ!

初代「……っぐ!おい」
犬「くぅん(なんでしょう)」
初代「犬の時に……そんなモン咥えてんじゃねぇ。危ねぇだろうが」

初代様は先ほどまで犬が咥えていた短剣を指さしたよ!確かに、怪我したら今の犬はひとたまりもないかも!

犬「くぅ(でも、敵が来ても。俺の牙じゃ戦えません)」
初代「何言ってっか分かんねーよ。おい、犬」
犬「くぅん(言葉も通じない……なんで俺は勇者なのに、こんなポメな設定なんだろう。普通勇者なら「マスター」じゃないのかよ)」

犬は更に体をペタンとして、初代様を見上げたよ!
ちょっと拗ねてるように見えるよ!いや、実際拗ねてるよ!

初代「っぐ……おい、ちょっとこっちに来い」
犬「くぅん(はい)」ぽてぽて

犬はぽてぽて初代様の足元まで歩いたよ!

初代「よし、今日は俺が見張りをする」
犬「くぅんくぅん(俺は役立たずだ……初代様の足手まといだ)」
初代「おら、膝の上乗れ(……あーーー、可愛いなコイツ)」
犬「くぅんくぅんくぅん(俺はダメヤツだ……ぅぅぅ)」ぽて
初代「……おら(あの口うるせぇ女が来てダリィ事ばっかだったが……これだけは良かったな)」

初代様は犬が大好きな顎の下、足の付け根を指先でよしよししてあげたよ!

犬「くぅう……ふんふん(ひもちぃ)」
初代「……あーーー、可愛いな、畜生」よしよしよしよしよし

◇◆◇

—-次の日の朝

姫「あら、勇者様は……っきゃあ!」

犬「っは!」
初代「あ?」

素っ裸の犬を抱きしめて寝る初代様と犬が、お姫様に見つかりました^^

ポメガバースってコレであってるーーー!?
※ミリしらポメガバース。ただし、ポメラニアンのユーチューブチャンネルは見たはいじ作。

初代様がポメ化するという設定でも……おもしろいかも。