番外編31:大賢者様の激推しは近〇相〇!(ヒスイ一家/初代一家)

in魔王城

 

 

ウォォォン!

 

 

ヘマ「わーい、今日もたくさん本が届いたー!ありがとう、ワイバーンさん」にこ

 

 

ウォォォン!

 

 

ワイバーンとは?

簡単に言うと強い竜だよ!

強いけど、竜の世界でも働き方の多用化が認められてきたから、副業で魔界のお届け屋さんをしてる!(お急ぎ便専用)

 

 

ヘマ「またよろしくねー!」

 

ウォォォン!

 

 

ワイバーンは大きな翼をはためかせて飛び去って行ったよ!

 

 

ヘマ「ふふ、楽しみだなぁ」

 

 

ヘマは魔王城の子供部屋で本を読み始めた!

 

 

ヘマ「今日はコイシ君はイシ君が見てくれる日だから、ゆっくり読めるぞー!」

 

今、せがれとコイシは魔王城の中にある海水浴場で水遊びをしてるよ!

だからヘマは集中してビーエル漫画が読めるんだ!

 

ヘマ「わ、わ、わ…あの二人は2年ぶりの再会を果たしたけど……!ウケは他の男の子と連絡を取ってるし……執着攻めはすっごい怒ってるし!うひゃー!」ジタバタ!

 

初代「(騒がしいな……)ん?」スタスタ

 

ヘマ「まさか、こんな所で終わるなんて……!続きが気になるよー!」

初代「ヒーラー、お前一人か?」

ヘマ「あっ、魔王様!そうだよ、今皆は水遊びに行ってる」

初代「…あぁ、確か犬がそんな事言ってたな」

 

ヘマ「魔王様は行かなかったんだ」

初代「あぁ、俺は仕事があったからな」

ヘマ「魔王様、子育てにはちゃんと参加しないと、子供が一人立ちをした時、犬のお母さんに捨てられるよ」

初代「……普段はちゃんとやってる。今日は……その、たまたまだ」

ヘマ「ふーーん」

 

初代「そういうお前はどうなんだ」

ヘマ「オレ?」

初代「あぁ、こんな所で本なんか読みやがって。あの雑魚に育児丸投げしてんじゃねぇか」

 

ヘマ「オレとイシ君はたまに交代で自由な日を作ってるんだよ、平等に!今日はオレは本を読む日!明日はイシ君の自由な日!」

初代「…自由な日(犬を自由に……させたら逃げるかもしれねぇ…)」

 

ヘマ「ねぇ、魔王様。お仕事終わってヒマならこの本オススメだから読んで!」

初代「あ?ンだよ、それ」

ヘマ「びーえるマンガだよ!これは、犬のお母さんにもお勧めして読んでもらった、キンシンソーカンの話。面白いよー!」

 

初代「興味ねぇ」

ヘマ「あのね、ふうふにとって共通の話題は、とても大事なんだよ!子供の事ばっかりしか話題がなかったりすると、子供が大きくなったら何も会話が無くなってジュクネンリコンになるからね!」

 

初代「ぐっ」

ヘマ「ほら、今日はコイヌ君が寝たらこのお話の話題でお喋りしたらいいよ!」

初代「……貸せ」

ヘマ「ふふ、いーよ!オレのイチオシ!あっ、ちなみに魔王様は18歳以上?」

初代「ワリィが、テメェらの10倍は生きてる」

ヘマ「はい!なら、安心だね。ドーゾ!」

 

初代は、ヘマのイチオシビーエル漫画である【ママと呼ばないで!】(R18)近親○姦/子×親/執着攻め/お風呂エ○チ/を入手した!

 

初代(子供以外の共通の話題ねぇ…)

 

 

パラパラ…

 

 

数時間後

 

 

犬「あー、つかれたぁ」ぐったり

ヒスイ「子供の体力やべー」ぐったり

 

二人は魔王城の中の海水浴場でどっぷり遊んだ我が子達を抱えて帰ってきたよ!

 

コイシ「すぷぷ」

せがれ「あむあむ」

 

ヘマ「おかえりー、みんな!」

ヒスイ「おう、ヘマ。本は読めたか」

ヘマ「うん、おかげでたくさん本が読めて楽しかったよー!ありがとう、イシ君!」

 

せがれ「うぅん、うぅん!」ぐずぐす

犬「ああ、ご子息様。まだ寝てていいですからね」トントン

 

初代「………」スッ

 

犬「あっ、初代様。ただ今帰りまし…」

コイヌ「うぅむ、うむ、いぬゅ、いぬゅ」ぎゅうっ

犬「はいはい、犬はここに居ますよ(今日は凄くグズられるなぁ。怖い夢でも見てるのかな?)」

 

初代「…おい」

犬「あっ、すみません。初代様、ただ今帰りました」

初代「せがれを貸せ」

犬「あっ、でも。今、ご子息様は海でベタベタなのでお風呂に」

初代「いいから!せがれを貸せ!」

 

犬「あっ、は、はい!!」

 

犬はせがれを初代に渡したよ!

 

せがれ「っあ、っあ、っあーーーー!いぬゅーーー!」じたばた!

犬「っあ、っあ!やっぱり俺がっ」

初代「いいつってんだろうが!お前は先に風呂に入って安め!」

犬「え?(普段、お風呂は俺が入れるのに…)」

 

せがれ「あ~~~ん!いぬゅがいい、いにゅがいいっ!」

初代「ダメだ、お前は俺と風呂に入んだよ!」

犬「っ!(もしかして、初代様。俺を気遣って…)」

 

初代「おら、犬お前はさっさと行け!」

犬「はっ、はい!(初代様……)」

せがれ「あ゛あ゛あ゛あ゛~~っ!!」

 

犬「……ぐずっ、しょだいさま」タタタッ

 

 

◆◇◆

 

 

初代「俺でいいだろうが!」

せがれ「いぬゅの、くらげ!いぬゅのくらげ!」

初代「くらげ位俺が作ってやる!おら!いくぞ!」

せがれ「いやぁぁぁっ!いぬゅが、いいぃぃっ!」

 

初代(コイツ、まじで少しは犬離れさせねぇと……あの本、クソガキみたいになりかねねぇっ!)

 

初代様、ヘマの近親○姦ビーエル本の攻めに将来のせがれの姿を重ねてビビリ散らかす!

 

 

 

○おまけ○

 

ヒスイ「なんだ、急に、アイツどうしたんだ?」

ヘマ「うんうん、ジュクネンリコンは嫌だもんねー」

ヒスイ「は?」

 

ヘマ「イシ君、コイシ君はオレがお風呂にいれるよー!イシ君、お疲れ様でしたー」にこ

ヒスイ「ヘマ…」

ヘマ「コイシ君、こっちにおいでー」

 

コイシ「む」ぎゅっ

 

コイシはヒスイの洋服にしがみついたよ!

 

ヘマ「コイシ君。あのね、イシ君は疲れてるからね、だからね」

ヒスイ「っし、風呂は3人で入るかー」

ヘマ「でも、イシ君は…」

コイシ「……」にこぉ

ヘマ「3人がいいね!」にこ!

 

◆◇◆

 

 

ぶくぶくぶくぶくーーー!

 

初代「おらっ、くらげだ!どうだ、せがれ」

せがれ「きゃっきゃっ!」

 

初代様のクラゲはバスタオルを使うダイナミックくらげ!

 

 

◇◆◇

 

 

犬「……え?何で大賢者様のどギツイBL本が寝室に?」

 

犬はベッドの上に転がるヘマの近親○姦本を見つけたよ!

 

—–せがれ!は俺が風呂に入れる!

 

犬「……え?まさか、え?え?」

 

犬、何を想像したのかなーー!

そして、犬は初代様の子孫だから君たちも言わば……!