番外編18:惚れ薬!(シモン×キトリス)

番外編18:惚れ薬!(シモン×キトリス)
※すみません!魔王城突撃シリーズとは別の小話です!

 

シモン18歳/キトリス23歳

街の娘「シモン、ちょっといい?」

シモン「ダメ。この後師匠と修行する予定だから」

街の娘「もー、シモンってばいつもそう!ねー、コレ飲んで!」

 

シモンは何やら酒瓶を手渡されたよ!

 

シモン「は?ナニコレ(なんか怪しい)」

街の娘「飲んで!」

シモン「は?嫌だ」

 

 

街の娘「えー、なんで?」

シモン「怪しいから」

街の娘「ちぇっ、ちょっと試したかったのにぃ!」

シモン「何だよ、コレ」

街の娘「惚れ薬だって。なんか行商人が売ってたから買ってみた」

シモン「…おい」

街の娘「本物かどうか分かんないけど、シモンに私の事好きになって貰いたいなーって!」

 

 

シモン「下らな…もう、俺行くから」スタスタ

 

街の娘「ちょっ!シモン、ソレっ……シモンに惚れ薬い取られちゃった」

 

シモン(ガキの時は近寄るなとか、汚いとか散々言ってきた癖に。都合良過ぎなんだよ…)スタスタ

 

シモン、瓶に入った惚れ薬の匂いを嗅いだよ!

 

シモン「ん?もしかして、コレ…」

 

 

◇◆◇

in教会

 

キトリス「ふーっ、あんまし上手く出来ねぇな」

シモン「師匠、ダンジョン行こう」ひょい

キトリス「お、もうそんな時間か」

シモン「何やってんの?ソレ」

キトリス「ヤコブが寝る時に抱っこしてるヌイグルミが破けて大泣きしちゃったから、縫い直してんの」

シモン「ヤコブ…」

 

 

シモン「アイツ、いつまで甘えたなんだよ」

キトリス「そう言うなって。俺もこういうのは覚えあるからな。年齢の問題じゃないんだよ」

シモン「ふーん」

 

キトリスは縫い直してるウサギらしきぬいぐるみを鞄に仕舞ったよ!

 

キトリス「さ、行くか。シモン!今日はもう少し先まで行けるといいな」にこ

 

 

シモン「うん、出来るだけ先に進みたい(コレ、使ってみたいし)」

シモンはポケットの中の瓶をギュッと握りしめたよ!

 

——

シモン「ふう、大分奥まで来たね。ここいらでちょっと休憩しようか?」

キトリス「お、そうだな」

 

キトリスはその場に座ると、ウサギのヌイグルミを鞄から出したよ!

 

 

キトリス「~♪」

 

キトリスはご機嫌な様子でヌイグルミをチクチクし始めたよ!

 

シモン(ここでも縫うんだ…ヤコブめ。いっつも師匠に甘えて。末っ子だからっていい加減にしろよ)イラっ

キトリス(綿を詰め直したら……なんかパンパンで可愛くなってきたな)にこ

シモン「ねぇ、師匠」

 

 

キトリス「んー?」ちくちく

シモン「コレ、疲労の回復薬なんだけど…」

キトリス「いや、俺。まだそんなに疲れてねぇよ?もったいないし、まだ取ってた方がいいんじゃないか」

シモン「…これ、タダで貰ったんだけど。効果が知りたいんだって。明日教えてって道具屋に言われてて」ペラペラ

 

 

シモン「疲れ目とかにも聞くらしいから」ペラペラ

キトリス「あ、そ……そっか(俺って、そんな疲れてるように見えんのか。なんかちょい複雑…もう年かな)」

シモン「飲んで、ちょっと感想教えて」

キトリス「うん、分かった」

 

キトリスはシモンから瓶を受け取って一気に飲んだよ!

 

 

シモン(っし、コレ絶対媚薬だ。一回使われた事あるから匂いで分かる…絶対媚薬!)ソワ

キトリス「(あ、コレ。味がリア〇ゴールドみたいで美味しいな。懐かし…)っ!」

シモン「どうしたの!?(もう効いてる!?)」前のめり!

キトリス「いや、ヌイグルミに零そうとしちゃって…良かったー」ほっ

 

 

シモン「師匠、どう(ムラムラしてる?)」

キトリス「うーん、美味しかった」にこ

シモン「そ、そっか(遅効性なのかな)」

キトリス「そろそろ、行くか」

シモン「そ、そうだね(どのくらいで効くヤツなんだろ」

 

◇◆◇

 

キトリス「~♪~♪」

シモン「し、師匠?(これは…)」

 

キトリス「んー?」スリスリ

シモン「ぬ、ヌイグルミ……仕舞わないの?」

キトリス「え、何言ってんだよ。鞄に入れたら暗くて可哀想だろう。息も出来ないかもしれないし……それに、こんなに可愛いんだから外を見せてやりたいじゃないか」スリ

シモン「んんーー?師匠?ソレ、ヌイグルミだよ?」

 

 

キトリス「っ!ヌイグルミだって家族だろう!シモン、この子は俺達の家族だ!こんなに可愛いんだぞ!」ぎゅっ!

 

キトリスはウサギのヌイグルミを抱き締めたよ!

 

シモン「ちょっ!師匠!?(コレ、なんかおかしい!)」

キトリス「可愛いなぁ。あー、ヤコブ返したくないなぁ。俺が一緒に寝たいなぁ」

 

 

キトリスはウサギのヌイグルミに頬ずりしたよ!

 

シモン「……まさか(あの薬、本気で)」

キトリス「好き好き。可愛いなー」にこにこ

シモン(惚れ薬だったのか……!?)

キトリス「シモン、もう帰ろう。モンスターが出たらこの子が怖がるから」にこ

シモン「うっ!(師匠が…可愛いっっ!)」

 

その後、キトリスが余りにも「帰ろう帰ろう」と言うので、予定より早く帰ったよ!そして、ヤコブとウサギの取り合いになったよ!

 

キトリス「ヤコブ、この子は俺にくれ!」

ヤコブ「ダメ!おれの!」

キトリス「どうせお前、朝には蹴とばして一緒に寝てないじゃんか!可哀想だろ!?」

 

シモン「…」

 

 

キトリス「シモン、ヤコブに貰った!」タタタ!

シモン「…良かったね、師匠(いや、これは惚れ薬じゃない!)」

 

キトリス「かわいー!みんなに見せてこよ!」にこー!

 

シモン「……ヤコブ、お前アレいいのか」

ヤコブ「なんか、ししょーが弟みたいだから譲ってやった!」

シモン「…弟、確かに」

 

その後、すぐに残った薬を鑑定士に調べて貰ったよ!

 

鑑定士「あー、コレはアレの匂いだね。理性を削ぐ精神薬だね」

シモン「…コレを飲むと?」

鑑定士「普段、理性で我慢している事の我慢が利かなくなる。まぁ、一週間もあれば薬は抜けるよ」

シモン「理性で、我慢…だからか」

 

その後、薬が抜けきるまでのキトリス

 

キトリス「シモン、見てくれ!上手に縫えた!」

キトリス「シモン、コッチでナイショの話をしよー!」

キトリス「シモン、さっきの技もっかいやって!かっこいい!」

キトリス「シモン、シモーン!」タタタ!

 

シモン(これはコレで最高に可愛いっ!)

 

めちゃくちゃ甘えられた!!

キトリスは普段、絶対に誰にも甘えようとしないので「理性」が削がれて、シモンにもめいっぱい甘えるようになったよ!

 

シモン、さすがにこのキトリスに手は……

 

シモン「……はぁ。なんか、子供にイケない事したみたいだったなー」

 

出しました^^