番外編38:勇者はどっち?(茂木×大豆)

 

RPGパロ

勇者:茂木 魔法使い:大豆

 

 

村長「勇者様、この先の森に居るドラゴンが暴れて村に甚大か被害が出ておりまして…」

茂木「そうか、それは大変だな」

大豆「……」ピタ

 

村長「そうなのです。どうか、我が村の安寧のためその腕を振るってはくださいませんでしょうか」

茂木「ふむ、そうだな…」

大豆「……」ピタ

 

村長「もちろん、お礼はさせて頂きます!」

茂木「少しだけ待ってくれ」

村長「わかりました(この勇者様、すごく渋るんな。そして、連れの魔法使い……物凄いくっつくな)」

 

茂木「大豆様、どうしましょうか」

 

村長(え?大豆様…?)

 

大豆「…茂木くん。俺、ドラゴン怖い。大きいし、咆哮が大きくてビックリするし」ぐず

茂木「大丈夫です。大豆様は俺がお守りますので」

 

村長(待て、どっちが勇者だ?こっちの剣士が勇者で、あの魔法使いは仲間、だよな?)

 

大豆「…でも、もうMP使い切っちゃったから、俺、その……もう魔法使えないよ」ぐずぐず

茂木「そうですか。大豆様はもう今日は魔法は使えない、と。では明日どうです?」

 

村長(なんでこんなに勇者様が下手に出てるんだ……?)

 

大豆「明日も……まだ無理かも」ぐずり

茂木「そうですか。ならば仕方がないですね。……村長、すまないがドラゴン退治は無理だ。他を当たってくれ」

村長「えっ、えぇ!?あの、もしそちらののお連れの方の体調が優れないようなら、村でお休み頂いても…」

 

茂木「なにを言っている!大豆様を一人になどできるか!?」

村長「えっ、いや。村できちんと丁重に客人として……」

 

茂木「ダメだ。俺達はパーティだからな。離れるワケにはいかない。それに…」

村長「そ、それに?」

茂木「大豆様は、”お連れ様”ではない。神様だ!」

村長「は?」

茂木「この方は俺の神だ。二度とお連れ様などと失礼な言い方はしないでもらいたい」

 

村長「……か、神様(あれが?)」チラ

 

大豆(……ドラゴンか。そういえば、ドラゴン×人で人外攻めも良いかもな……異種姦って書いた事なかったし。でも、ドラゴンのままでもセッ○スできるのかな?……ドラゴンの体ってどうなってるんだろ)ぶつぶつ

 

茂木「大豆様、行きましょう」

大豆「……茂木くん」

茂木「どうしました?」

大豆「ドラゴンを倒しに行こう」ぱっ!

 

村長「…え?」

 

茂木「急にどうされたんですか?大豆様」

大豆「異種姦攻めが書いてみたくて。ドラゴンの体がどうかってるか見てみたくて」

 

村長(イシュカン…?それに急にどうした。魔法は使えなかったんじゃないのか?)チラ

 

茂木「っそ、それは素晴らしいですね!?異種姦……人外攻め……なんて甘美な響きなんだ!」

大豆「ね?体の構造が見たいから、茂木くんは手を出さないでね。体に傷を付けないように倒したいから」

茂木「承知しました」ぺこ

 

村長(え、は?なんだって?)

 

茂木「では、村長。そういうことだ。ドラゴンは退治してこよう」

村長「あ、あ……ありがとうございます?(なんだ、これは)」

茂木「礼は羊皮紙とペンとインクを」

村長「羊皮紙とペンとインク……?それでいいんですか」

 

茂木「いい。できるだけたくさん用意してくれ。帰ったらすぐに使えるように、ひとつ部屋も用意してくれ」

村長「わ。わかりました(なんなんだ、この勇者一行は……)」

 

茂木「では、大豆様。行きましょうか」

大豆「うん!行こう行こう〜。楽しみだな〜、ドラゴン」

茂木「そうですね!(ネタになった途端ドラゴンへの恐怖が皆無に……さすが大豆様だ。新作が楽しみだ)」

 

村長「…結局、どっちが勇者なんだ」

 

大豆、ネタになったらドラゴンも怖くない!そういうとこ、ある!