転生してみたものの 番外編5

転生してみたものの 番外編5

5:ずっと一緒の顔

--------- ------ --- 「そろそろ、一郎が来る頃か」  俺は時計を見て呟くと、鞄から、いつものように過去問のプリントを取り出した。 「……一郎のヤツ、最近どうしたんだろ」  最近、一郎が...
転生してみたものの 番外編5

4:見せない顔

「くぁ、ダリィ」  ある休日の事だ。 俺が暇すぎてブラブラしていると、道路の向こう側に敬太郎を見つけた。 「お、敬太郎」 その頃には、あの漫画を見つけた直後のような気持ちは、だいぶ落ち着いていた。敬太郎も特に変化...
転生してみたものの 番外編5

3:メスの顔

「あー、さっむ!」 「っ!」  その瞬間、玄関が勢いよく開く音がした。そして、すぐに聞き慣れた声が響き渡る。 「あれ?一郎の靴……もう来てたのかぁ」  玄関から聞こえてくるのは、そんな安穏としたいつもの声。そ...
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2:キモい顔

 秋も深まり、肌寒さを感じて来た頃だ。それまで、俺の家までプリントを持って来ていた敬太郎が言った。 『なぁ、一郎。次から俺の部屋で勉強しね?俺の部屋なら、エアコンあるし。ここよりはあったかいよ』  そう言われて、俺は二つ...
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1:知らねぇ顔

◇◆◇◆◇  ガキの頃から一緒だったからって、何でも分かってる訳じゃねぇ。  むしろ、近すぎて逆に良く見えないなんて事は、よくある話だ。でも、それは俺と敬太郎に関しては例外だと思ってきた。 俺が敬太郎の事で、知らない事なん...
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