ツイッターお喋りまとめ
〇前世&金持ち父さん貧乏父さん〇
続き
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オブ『ねぇ、インはお父様が一緒に居る時の方が嬉しそうだよね。僕一人の時より』
イン『うん!』
オブ『うんって……そんな』
イン『だって、オブのおとーさん、オブそっくりだから。だからね?』
オブ『…だから?』
イン『大人のオブと、今のオブの二人と遊んでる気がして嬉しい』
オブ『~インっ』
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スルー『ヨルヨルヨル!』
ヨル『(昼間との差が激し過ぎないか)』
スルー『ほら、今日も練習をするぞ!いくぞー!』
ヨル『(一体、何の練習なのやら)』
スルー『うん!上手になってきたな!』
ヨル『(それにしても、コイツは痩せ過ぎじゃないか)』
スルー『…ヨ、ヨル?あの、何か言ってくれ』
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スルー『ヨルヨルヨル!』
ヨル『最近の出会い頭のその勢いはなんだ』
スルー『ヨルを見つけると嬉しいからこうなるんだ!』
ヨル『…それではまるで、お前が俺の愛好者ではないか』
スルー『……!そうか!俺はいつの間にかヨルの愛好者になっていたのか!』
ヨル『……否定しないのがおまえらしい』
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スルー『ヨル、その雲はまさか……!』
ヨル『お前の言うところの甘い雲だ』
スルー『いっ、いらないといったのに!わ!わ!ほ、ほんとうに、雲が降りてきたのか!?すごいな!これは』
ヨル『次の日には無くなるから飼えんぞ、今すぐ食え』
スルー『そうなのか…なら、た、たべるぞ?ふわふわだ…』
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スルー『…………』
ヨル『どうだ』
スルー『……こんなの、初めてだ。口に入れると、すぐ無くなる。さーっと無くなるんだな。雲は確かにいつの間にか無くなるものな。疾風も雲が連れてくるし。もしかして、これを食べ尽せば疾風も来なくなるんじゃないか……?』
ヨル『物凄い事を考え始めたな』
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スルー『ふわふわで、甘くて、とても素敵な雲だったなあ』
ヨル『それは良かったな』
スルー『なあ、あの雲は誰が作ったんだ?』
ヨル『……俺だが』
スルー『っっ!』
ヨル『どっ、どうした。おい、急に顔を近付けるな。お前は後先考えないからぶつかるだろう』
スルー『ヨルは…神様だったのか?』
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ヨル『(人はこんなにも)そんな訳ないだろう。あれはただの砂糖菓子だ』
スルー『でも、雲だろう?』
ヨル『(目を輝かせられるものなのか?)雲ではない』
スルー『でも、』
ヨル『こんな俺みたいな奴が神な訳ないだろう』
スルー『そうか?俺にとってはヨルは神様みたいなものだけどな』
ヨル『!』
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オブ『ねぇ、インとスルーさんって親子だよね?』
イン『そうだよ?』
オブ『実は年の離れた兄弟ってことは…』
イン『ううん。けど、年の離れた友達ではあるよ?』
オブ『親子なのに?』
イン『男同士だから、お母さんとかニアより、話がワカルんだ!』
オブ『僕の知ってる親子とは全然違うな…』
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イン『オブと、オブのお父さんはハナシのワカル友達じゃない?』
オブ『どうかな…』
イン『でも、よく二人はむつかしい話をしてるよね?オレには、ハナシのわかる友達にみえるよ?』
—-オブ、お前は色々と面白い発想をするな。いいぞ。
オブ『…そう、かも』
イン『ね!男同士だもんね!』
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イン『オブのお父さんの名前は何なの?』
オブ『なんでそんな事知りたいの?』
イン『だって、オブはうちのお父さんを名前で呼ぶでしょう?オレもそうしようと思って!』
オブ『(絶対!いやだ!!)……し、知らない』
イン『えっ!?オブ、お父さんの名前知らないの!?』
オブ『知らない!』
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イン『おとーさん!』
スルー『どうした?』
イン『オブったら変なんだよ!?自分のお父さんの名前知らないんだって!』
オブ『…』
スルー『へえ!ならインが名前を付けたらどうだ?』
イン『オブのお父さんを?』
スルー『そうだ!名付け親になれ!』
オブ『人の親の名付け親になろうとするな!』
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ヨル『山肌の補正工事は、春先からか』
オブ『でも、この地方は夏になると疾風が来るそうです』
ヨル『かといって、冬はな…』
イン『あーっ!ヨルさーん!』
ヨル『っ!?』
オブ『(……インっ)』
——イン、お前が名付け親になったらどうだ?
——-わかった!
ヨル『スルー?』
オブ『?』
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イン『こんにちは!オブとヨルさん!』
ヨル『…その名は』
オブ『あっ!その!』
イン『オブがお父さんの名前知らないって言うから、代わりにオレが名付け親になりました!』
ヨル『……オブ』
オブ『えっと、その。これは…』
ヨル『その呼び名は自分で考えたのか?』
イン『はい!オブのお父さんは夜みたいな人だから!』
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——-ヨルヨルヨル!
ヨル『…』
イン『本当の名前を教えて貰えたらそう呼びます』
オブ『(くっ)』
ヨル『っは、はは!これは良い!傑作だ!血というのは、ここまでっ!ははっ!』
オブ『!?』
イン『?』
ヨル『ヨルでいい。そう呼んでもらってかまわない』
イン『はーい!』
オブ『っえ!?』
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オブ『ねえイン。僕の名前も付けない?』
イン『えっ!オブはオブでしょう?』
オブ『イン、お願い』
イン『オブの名前…それならやっぱり“月のお王様”かな!』
オブ『王様いる?(王子じゃなくてか)』
イン『いるよ!だって、オブたまに王様みたいな時あるもん!』
オブ『ぐ』
イン『その時のオブ、すっごく格好良いよ!』
イン『!!』
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スルー『おーい!夜の王様!』
ヨル『なんだ、その呼び方は』
スルー『インがオブの名付け親になったんだが、どうやらインにとってオブは“月の王様”らしい!なので真似してみた!夜の王様!』
ヨル『……やめろ。変な意味に捉えられるだろうが』
スルー『なんでだ?夜の王様なんて格好良いじゃないか!素敵だぞ!』
ヨル『…………』
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