ツイッターお喋りまとめ
〇現世編〇
【登場人物】
アウト(26)
主人公。顔が良い人が好き。
ウィズ(24)
神官。好きになった人が、好みのタイプとなる。
アズ(44)
画家。偉そうな人がふと見せる弱さが好き。
セイブ(18)
神官の卵。甘やかしてくれる人が好き。
アバブ(17)
事務職。腐女子。絡んでいる二人なり複数の男達が好き。
ヴァイス(??)
神官。予想外の事が好き。
バイ(20)
騎士。何でも言う事を聞いてくれる人が好き。
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アウト「アズ!俺のサイオシ!握手してください!」
アズ「サイオシ?が何か分からないけど、その様子だと良いモノなのかな?」
アウト「サイオシは一番好きってことだ!」
アズ「アウトのサイオシはウィズ先生では?」
アウト「え?ウィズ?なんで?」
セイブ「…」
ウィズ「おい、何を笑っている」
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セイブ「アウトさん、この本の事、忘れて帰ったな」
アズ「セイブが明日にでも、ウィズ先生に渡して上げたら?」
セイブ「そうだな。でも、これ少し読んだけど、凄く気に入った」
アズ「へえ。どの辺が?」
セイブ「キミがとても可愛らしく描いてある」
アズ「もう、まったく」
アウト(入りづら!)
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アバブ「私の寄稿した皆さんの紹介文はどうでしたか?」
ヴァイス「なんだい?アレ。飲んだくれショタジジイ攻めって。僕の見た目は、さすがにショタって程幼くはないよ」
アバブ「あ、そっちですか?」
アウト「飲んだくれショタジジイゼメって、何だか格好良いな!」
ヴァイス「……え?どの辺が?」
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アウト「アバブ、俺もヴァイスみたいに格好良い奴付けてよ。ヘイボンソウウケはあんまり格好良くない」
アバブ「アウト先輩の感覚って独特ですよねえ」
ヴァイス「こういうのはどうだい?無自覚イケメンキラー」
アウト「飲んだくれショタジジイゼメのが格好良いよ」
ヴァイス「ねぇ、どのへんが!?」
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アバブ「ウィズさんは太陽王が嫌いですか?」
ウィズ「いや、ただギラつき過ぎて…」
アウト「ウィズは月だから、太陽は明るすぎるんだよ」
アバブ「月!それは確かに言い得て妙!なら、今度はウィズさんをモデルに月の王様の話を書きましょう!勿論受けはアウト先輩で!」
ウィズ「や、やめてくれ」
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バイ「月の王様の話なら俺いいの知ってるぜ!童話でさ、昔はめちゃくちゃ純粋に好きだったんだけど、今思い出してみると、なかなか良いBLな気もするんだ」
アバブ「あー、わかります。腐る前と後で、捉え方が変わるやつ。2度美味しいやつですね!」
アウト「へー!聞きたい!」
ウィズ「……」
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バイ「大人薬を使って…」
アバブ「年齢操作!」
バイ「王子様が黒点の部屋に閉じ込め…」
アバブ「監禁!」
バイ「実は大人国の王様で、主人公を大人にしたくて牢屋に閉じ込め…」
アバブ「病み執着年齢差!しかも大人になりきれてない大人×子供!素晴らしい!ウィズさんか!?」
ウィズ「違う!」
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アウト「なんて…なんて面白い話なんだ…凄く、先が気になってきた。けど、そんな説明みたいじゃなくて、お話で聞きたいなぁ」
バイ「なら。ウィズに頼めば?コイツ一言一句覚えてる筈だぜ」
アウト「そうなのか!?なら、ウィズ!なら、続きのお話して!」
——オブ!おはなして!
ウィズ「っ!」
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アバブ「アウト先輩って、学窓時代に好きな人とかいました?男女は問いません」
アウト「居たよ。普通に」
バイ「はっ!?」
ウィズ「えっ!?」
アウト「え?ココそんな驚くとこ?」
ウィズ「誰だ」
バイ「まじで、誰?」
アウト「お前らに言っても知らないだろ」
ウィズ「なぜ隠す」
バイ「言え!」
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アウト「13歳の時、隣の席だったオンちゃん」
バイ「知らん」
ウィズ「誰だ」
アウト「でしょうね!?」
バイ「そいつは俺より可愛いのか?」
ウィズ「性格はどうなんだ?」
アウト「何だ、コイツら……可愛かったし優しかった。告白したらフラれたけど」
バイ「は!?」
ウィズ「告白したのか!?」
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アウト「うん。勇気を出した」
バイ「けっ、結果は…?」
ウィズ「……どうなったんだ」
アウト「アボードが好きだって言われた!いっつもソレ!だから俺は10代の頃はずっと、アボード死ね!って思ってたわ!2歳しか年が離れてないせいで、離れてもすぐ同じ学舎にくるし!」
バイ・ウィズ「お、おぉ」
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アウト「お前ら俺とアボードを仲良し兄弟みたいに思ってるかもだけど、そんなの成人して多少マシになっただけの話だからな!?ほんと、思春期の頃は大嫌いだったんだ!顔見れば舌打ち、罵声、殴り合い!男兄弟なんてそんなもんだ!」
バイ「わかった、わかったから」
ウィズ「お、落ち着け」
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アウト「だから何が言いたいかと言うと!アバブ!」
アバブ「っは!」
アウト「弟かける兄の、きょういぞんビィエルってメモは今すぐ消せ!確かにマシな関係になったのは、お父さんが死んでからだけど!あり得ないから!」
アバブ「BLの世界にあり得ない事なんてないです!」
アウト「な!い!」
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アバブ「アウト先輩って案外わかりやすくミーハーですよね」
アウト「みーはー?」
アバブ「さっきの告白の話もそうですけど、容姿の美醜を重視してる所があるなって」
アウト「そうかなぁ?」
アバブ「多分なんですけど、アウト先輩ってイケメンホイホイなんで、目が肥えちゃってるんだと思います」
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アバブ「先輩の学窓時代の友達ってどんなでした?」
アウト「……確かに俺が好きになる子は、だいたい俺の友達かアボードが好きだった!」
アバブ「ほら!アウト先輩昔からイケメンホイホイなんですよ!」
アウト「俺は…いけめんほいほいだったのか」
アバブ「今はもう連絡とか取ってないんですか?」
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アウト「たまに同窓会やるよ」
アバブ「その同窓会、遠くから見たいーー!」
アウト「それ楽しいのか?」
アバブ「絶対楽しい!絶対アウト先輩総受けしてると思いますもん!」
アウト「いや、酒を楽しく飲んでるだけだけど…」
アバブ「今度同窓会やる時は是非ウィズさんの所でやってくださいよ!」
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アウト「いやウィズは騒がしいの嫌いだから駄目だって。アイツらうるさいもん」
ウィズ「いいぞ」
アバブ「私はいいって言ってくれると思ってましたよ!ウィズさん!」
アウト「いや、ほんとうるさいから止めた方が良いよ。気に入ってずっと来るかも」
ウィズ「次は必ず此処でやれ」
アウト「えぇ…」
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ウィズ「何か俺に見られて問題な事でもあるのか?」
アウト「別にそんなのないけどさ」
ウィズ「ないけど?」
アウト「ここは俺だけのお気に入りの場所だったの!もう、アイツらまで来るようになったら嫌なんだ!」
ウィズ「っ」
アバブ「アウト先輩の秘奥義出た!素直ー!ウィズさんなす術なしー!」
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監禁生活①
ウィズ「ほら。アウト着替えだ」
アウト「うぃー」
ウィズ「ほら、腕を通せ。壁に手をぶつけないようにな」
アウト「ん」
ウィズ「ボタンも俺がやろう」
アウト「いいよ、さすがに」
ウィズ「自分の爪で手を引っ掻くかもしれんだろう。ほら、早くこちらを向け」
アウト「うぃー」
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ウィズの監禁生活②
ウィズ「ほら、傷や打撲がないか見るぞ。服を脱げ」
アウト「へーい」
ウィズ「……傷は、ないようだな。打撲も打ち身もナシ、と」
アウト「(ウィズってこの赤い点々には触れないんだよな)」
ウィズ「次、下」
アウト「……」
ウィズ「ほら、早く下を脱げ」
アウト「…うぃー」
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監禁生活③
ウィズ「ほら、そろそろ寝るぞ。その中級教本とやらを置け」
アウト「まだ、さすがに眠くないんだけど」
ウィズ「それは寝ようとしていないからだ。さ、横になれ。お話をしてやろう」
アウト「昨日の続き?」
ウィズ「ああ」
アウト「おお!黒点の部屋に閉じ込められた後…気になる!」
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アウト「なぁ、どうして月の王子様は、また来ると約束してるのに黒点の部屋に閉じ込めたんだろうな?」
ウィズ「っ本当に、お前ときたら。本当にわからないか?」
アウト「あれ?俺また、ぎょうかん読めてなかった?それかどこかに書いてあった?」
ウィズ「…いい。お前は分からなくて、それでいい」
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監禁生活④
アウト「今日バイ達が来たよ」
ウィズ「暇だったから丁度良かったな」
アウト「今度、一緒に服を買いに行こうって誘われた。ずっと寝衣のままじゃ嫌だろって」
ウィズ「どうするんだ?」
アウト「ウィズに聞いてみるって言った。行っていい?」
ウィズ「ダメだ」
アウト「あー。だめかー」
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※補足※
アウト、知らないうちに自分から外出を許可制にしていた。の巻。というか、すべての事柄を、ウィズに聞いてみる制度にしてしまっていたようです。そして、基本、ウィズにダメと言われてまでやろうと思わなくなっている、と。アボードの件くらいでしょうね。自分で約束を破ったのは。
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監禁生活⑤
アウト「俺は役立たずだな」
ウィズ「役に立っているかどうかで価値を見出すとするなら、世間にとっては殆どの人間が役立たずだ」
アウト「凄い事言うな。いや、俺は世間とかじゃなくて、ウィズの役に立ちたいんだよ」
ウィズ「なら、」
アウト「何でも言ってくれ!」
ウィズ「此処に居ろ」
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〇前世&金持ち父さん貧乏父さん〇