(外伝30):オブの、その後1~インが居なくなった後の、オブ~

長編おしゃべりシリーズ

 

 

【オブの、その後 ~インが居なくなった後のオブ~】

導入お喋り編

 

 

——前書き———-

 

こちらは、ツイッターの素敵なリクエストで頂きました【インの居なくなった後のオブ】に関するお話の導入お喋りです。

この導入部分までは、比較的に明るいですが、次頁からの小説形式では、やっぱりほの暗いです。

皆様の想像されるオブとは表面的には違うかもしれませんが、きっと根本は想像通りのオブでしょう。

 

インが死んで、パチリとスイッチの切り変わったオブのその後の人生。

結婚して、子供が出来て、彼は一体どうなったのでしょう。

そんなお話です。

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inアウトのマナの中

 

 

イン『オブは女の人と婚姻の儀をした?』

オブ『はっ!?』

イン『した?』

オブ『し、ました』

イン『子供はできた?』

オブ『ぐ(ご、拷問か)』

イン『できた?』

オブ『で、きました』

イン『わぁ!何て名前!?どんな子?見たい!友達になりたいなー!』

 

ヴァイス『混沌としてるねぇ、あの二人』

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オブ『…』

イン『男の子?女の子?何て名前?』

オブ『…ふん』

イン『オブ、どうしたの?』

オブ『教えない』

イン『なんで?どうして?知りたい!オブの事教えてよ!』

オブ『…だって』

イン『オブの子供なら、きっと凄く格好良いよ!』

オブ『っだから嫌なんだよ!』

 

 

ヴァイス『まったく、凄い感情だねぇ』

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inウィズの酒場

 

アウト「ウィズ。ちょっと聞きたいんだけどさぁ」

ウィズ「なんだ」

アウト「オブの子供って女の子?男の子?何人?どんな感じの子?」

ウィズ「何故、そんな事を聞く」

アウト「インが知りたがっててさぁ。オブが教えてくれないって不機嫌なんだよ」

ウィズ「教えてもいいが…多分、店が荒れるぞ」

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※補足

はいじ「完全にオブを他人とみなし始めたウィズであった」

 

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イン『どうして?どうしてオブの事、教えてくれないの?』

オブ『…インは嫌じゃないの?俺が他の人と婚姻したり、子供を作ったりして』

イン『ちょっと嫌だけど…でも、嫌より知りたいんだ。だって、15歳より後のオブのこと、俺なにもしらないから』

オブ『あぁ!ず、ずるい!わかったよ!もう!』

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イン『オブの子供は、女の子1人男の子1人。これは』

オブ『(な、なに)』

イン『これは上手なやつだよ!村では皆、女の子男の子の順番でどっちも産んだ人には皆“上手ねぇ”って言ってた!』

オブ『は、はぁ』

イン『オブは上手に子供を作ったね!上手上手!』

 

 

ヴァイス『いつ見ても混沌としてるねぇ』

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アウト『インとオブは?これからお客さん増えるのにさぁ』

ヴァイス『僕は見たよ。インの一言がオブの理性を叩き斬る所をね』

アウト『はぁ!?』

ヴァイス『オブは子作りが上手に出来たんだねって、インがよしよししてあげた事から全ては始まったね』

アウト『……え、何ソレ。ホント、何話してるの』

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一繋がり後の二人

 

オブ『っていうか!インは、俺が首都に帰った後ビロウと何かなかったの?』

イン『ビロウ?何か?』

オブ『そう!二人で何したの!?何を話したの!?全部説明しろよ!』

イン『まだオブの家族の話が…』

オブ『交代!』

イン『うーん。俺、あんまり沢山は覚えてられないからなぁ』

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オブ『…まぁ、インが忘れてる位だから、どうせ大した事はなかったんだろうけどさ。なにせ、あの自惚れ性悪ビロウだし』

ヴァイス『あれぇ?インはキミの顔も忘れてたんじゃなかったっけ?』

オブ『ぐ…イン!無理やり思い出して!何も交流してない訳じゃないんだろ!?』

イン『えぇ…ビロウビロウ』

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イン『えっと、ビロウはオブの事を教えてくれて、甘い美味しいのをくれた。そして、』

 

——イン、お前。あんな根暗は忘れて、俺の所へ来いよ。俺が飼ってやる。良い暮らしをさせてやろう。

 

イン『そう!ビロウは俺を飼うって言ってた!ビロウはおかしいよなぁ!俺はピーちゃんじゃないのにね!』

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オブ『…っはははは』

イン『ねー!おっかしいよね!きっとビロウはピーちゃんみたいなのが欲しかったんだろうね』

オブ『はははは』

イン『ビロウは優しかったし、オブと顔が似てたから、好きだったなー!』

オブ『…』

ヴァイス『キミが悪いんだから、怒っては駄目だよ?』

オブ『っクソクソクソ!』

 

ヴァイス『……まったく本体と同じで狭量だなぁ』

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※補足

はいじ『オブ、一億回目の首都帰還への後悔で頭を掻きむしる』

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アウト「なぁ、一つ気になるんだけどさ」

ウィズ「なんだ」

アウト「オブはインの事が、あんなに好きで…インが居なくて、どんな風に生きてたんだ?あ!嫌なら言わなくていい!」

ウィズ「アイツはもう俺ではないから…別にいい。オブは、そうだな。誰がどう見ても」

 

—-良き夫であり、良き父だった。

 

 

次頁より小説形式ターンに入ります!

 

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