シリーズお喋りまとめ
【ビロウ×イン】シリーズ
——–前書き———
IF「もし、インが病気にならなかったら」から派生した【ビロウ×イン】のお話を元にしたお喋りです。
ここでは【本編】メインCPであるオブは、完全に当て馬のようになっておりますので、ご注意ください。
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【歓喜のビロウ】
インがオブを拒絶した次の日
ビロウ『っははははは!』
イン『っ!』
ビロウ『っくく。あぁ、オブのあの顔…最高だ。お陰で昨日は最高の夜だったな。なぁ、イン』
イン『う、うん。そうだね(どうしちゃったんだろ?)』
ビロウ『なぁ、イン。さすがに、二人目は女の子がいいよなぁ?お前もそう思うだろ?』
イン『?うん!(ビロウ、子供好きだよなぁ)』
—【ビロウ×イン】本を読破したオブ—-
オブ『あぁぁぁ!もう!あの本。ほんと腹立つ!燃やしてやりたい!!クソっ!ビロウの癖にっ!俺のっ!インにっ!』
ヴァイス『えぇっ!そこそこ人気なんだよ、あの話!僕もさ、分かっちゃった訳だよ。【純粋受け】のポテンシャルを遺憾なく発揮させられるのは、【不器用捻くれ攻め】だってわかったよ。【溺愛執着攻め】じゃあないね!』
オブ『あ゛?なんだって?』
オブ『やだなぁ!本の話じゃないか!はは!』
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——【ビロウ×イン】本をお勧めされたアウト—–
ヴァイス「さぁ、アウト。僕の新刊はどうだった?捻くれ貴族と純粋な村人のBLは!」
アウト「それがさぁ。俺、まんがしか読めないんだよなー」
ヴァイス「えぇっ!字書き泣かしだなー!読んでよ!自信作だよ!?」
アバブ「私は最高に萌えましたよ!最後におぶを拒絶する所はスカッとしました!」
ウィズ「は?」
アバブ「前作の執着溺愛攻めのおぶとのCPも良かったですけどね。攻めによって、ここまで受けのポテンシャルが変わるとはっ!流石ヴァイス!」
ヴァイス「えへへ」
ウィズ「…」
アバブ「私はびろう×いんを推します!」
ウィズ「あ゛?」
アウト「えー、気になってきたなー」
アバブ「よし!決めました!」
アバブ「私が漫画化しましょう!是非この萌えは、より多くの人々に読んで頂きたいです!いいですか?ヴァイス」
ヴァイス「もちろんだよー!出来たら是非とも取り置きを頼むよ!モデルの子にも見せたいしね!」
アウト「そしたら、俺も読む!面白そうだ!」
アバブ「若干の寝取られ要素があるのもまたねー!」
アウト「ねとられかー!」
ウィズ「…複雑だ」
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【ヴァイス、ウィズへの苦言】
ヴァイス「僕は今回の件で思ったよ!アウトの攻めがウィズで相応しいかどうか!疑義が生じた、と!」
ウィズ「創作物と一緒にするな」
ヴァイス「なんだか、お前よりもっと良い攻めが居る気がするんだよ!」
ウィズ「いくら創作物の話とは言え、喧嘩なら買うぞ」
ヴァイス「なら、言い方を変えよう!」
ヴァイス「アウトなら別にお前だけでなく誰でも救う筈さ!お前にはアウトしか居ないけど、アウトにはお前以外も居る!」
ウィズ「ぐっ。確かに、アウトの魅力なら誰でも、誑し込むだろうっ」
ヴァイス「誑し込むだけじゃない、アウトは口説けるタイプの主人公さっ!」
ウィズ「クソッ」
アウト「?」
〇
【変なお客さんは来てないけれど】
ビロウ『イン、最近変な客は来てないか?』
イン『うん、来てないよ!』
ビロウ『言い換えよう。最近、オブは店に来てないか?』
イン『毎日来てるよ!』
ビロウ『来てんじゃねぇかっ!?』
イン『えっ!?オブは変な人じゃないよ?』
ビロウ『あそこまで手酷くフラれて毎日通う奴は充分変な奴だっ!』
〇
【イン、知らぬ間に名付け親に】
—–赤子と初対面時
イン『ビロウ、この子は女の子?男の子?』
ビロウ『男だ』
イン『あわわ!男の子!きっとビロウみたいに格好良くなるねえ!名前は?』
ビロウ『何だと思う?(そういや決めてねぇな)』
イン『うーん…アンダーくん?』
ビロウ『そうだ(それでいいか)』
イン『っす、すごい!当たっちゃった!』
———一言———-
はいじ『名前を決めるのが面倒で、赤ちゃん、赤ちゃんと呼ばせていましたが、今後子供とインが絡むなら、名前がいるので名付けました、ビロウ(より下に)の子供だから、アンダー(~の下に)。いつもの、投げやり名付け。そして、意図的にインに名付けさせるビロウ。もう、この時既に狂ってます』
〇
【誰がかわいい?】
イン『アンダー君!なんて可愛いんだろ!他のどの赤ちゃんより可愛い!』
ビロウ『あぁ、そうだな。(…誰より可愛い)』
イン『きっと、お屋敷では人気者だねぇ。お母さんも、君が大好きだろうねー!』
ビロウ『(母親は、お前だろ)』
イン『ふふ(ビロウも笑ってる)』
ビロウ『(死ぬ程可愛い)』
——–一言——-
はいじ『この心理的インへの依存を、”オブ化”といいます』
〇
【いんは、なに?】
アンダー(5)イン(25)
アンダー『いん』
イン『なあに。お父さん寝てるから静かにね』
アンダー『いんはぼくのおかあさまじゃないね』
イン『そうだね』
アンダー『いんは、なに?』
イン『君のお父さんのペットだよ!』
アンダー『ぺっと?わんちゃん?』
イン『そうだよー』
アンダー『そっかぁ』
——-一言——-
はいじ『こんな、とんでもない会話が行われていることを、ビロウは知らない』
〇
【おとうさま、いんを、おやしきで】
アンダー(5)、ビロウ(24)
アンダー『おとう、さま』
ビロウ『なんだ』
アンダー『いんは、ぺっとなのに、どうして、うちの、アレクサーとおなじように、おやしきで、かわないのですか』
ビロウ『ぶはっ!』
アンダー『いんに、まいにち、あいたいので、おやしきで、かってください』
ビロウ『…誰を”飼う”だと?』
アンダー『っひ』
ビロウ『アンダー、お前。身の程を弁えろよ』
アンダー『だって、だって…いんが、ぺっとだって……あ“あぁぁぁあぁん』
ビロウ『インが言ったのか?』
アンダー『あぁぁぁあん。いんー、いんー!あぁぁぁん』
ビロウ『わかった、悪かった。わかったから、泣くな』
——-一言——-
はいじ『アレクサーはビロウの屋敷で飼っている犬。そして、私もアレクサを買いました』
〇
【おとう、さまが、おこったの】
アンダー『いんー、えぇぇん。いんー』
イン『どうしたの?なんで泣いてるの?』
アンダー『おとうさまに、おこられた』
イン『どうして?』
ビロウ『それはもういいだろ』
アンダー『いんが、ぺっとなら、おやしきで、かいたいってったら…おどうざまがっ』
イン『アンダー?それはお父さんも怒るよ』
ビロウ『そうだろ。アンダー。今回のはお前が悪い』
アンダー『どうして、ですか。まいにち、いんに、あいたいだけなのに』
イン『っアンダー!……でも、ダメなんだよ』
アンダー『どうして!アレクサーは、おやしきに、いるのに!』
イン『アレクサーは良いわんちゃんだよね?』
アンダー『うん』
イン『俺はビロウのペットで』
ビロウ『!』
イン『農民で、君たちみたいな貴族の人達と一緒に住んじゃいけないんだよ。本当はこうしてお喋りもダメ。俺は身の程を弁えないといけないんだ』
——お前は農民、俺は貴族。イン、そろそろ身の程を弁えないといけないよ。
——お前は、俺のペットだ。
イン『アレクサーは”良い”わんちゃんだからいいんだよ?わかった?』
アンダー『…わからない』
ビロウ『…イン、お前』
イン『どうしたの?ビロウ』
ビロウ『お前は、もう違うだろ』
イン『?』
ビロウ『お前は、もう家族だろ』
イン『(あぁっ!そうか!ペットは家族だもんね!)うんっ!』
ビロウ『(あっぶねぇ!長年言い続けてきた事が、こんなにキいてくるとは思わなかった…!アンダーにも言い聞かせとかねぇとな)』
アンダー『(かぞくなのに、どうして、おやしきは、だめなの?)』
イン『(アンダーにもぺっと扱いして貰えるとは思わなかった!まだ、捨てられる心配はなさそう!)』
——-一言——-
はいじ「すれ違うみんな」
〇
【お客さんからの、贈り物】
ビロウ『おい、イン。なんだこれは』
イン『これ?これはお客さんから貰ったんだよ。よくわからないけど、使ってくださいって、言われたから部屋に飾ってみた。変わった置物だよね』
ビロウ『捨てろ』
イン『へ?は、はい、じゃなかった!うん!(どうしたんだろう。普段はそんな事言わないのに)』
ビロウ『一応聞くが寄越したのはオブじゃないだろうな?』
イン『ううん。オブはいつもお菓子をくれる!』
ビロウ『っは。流石に違うか』
イン『これ、なんだったんだろう…っ!動いた!これ!あぁ、玩具だったんだ!アンダーにどうかな?』
ビロウ『やめろ。そりゃ大人の玩具だ(渡した奴殺す)』
——-一言——-
はいじ「多分アレです。ビロウは無意識のうちに、インに対して、こうした命令口調が抜けないせいで、インもぺっとの意識が抜けないのだと思います」