(外伝77):ビロウ×インシリーズ(上)

シリーズお喋りまとめ

【ビロウ×イン】シリーズ

 

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IFシリーズ

ビロウ×インの世界線。今回は、ほぼ子供達がメインです

 

◎簡易登場人物紹介◎

 

イン(25)

純粋天然主人公。ビロウが好き。

 

ビロウ(24)

元捻くれ貴族。インを愛してる。少し狂ってる。

 

オブ(25)

執着貴族。インを愛してる。過去を後悔してる。

 

アンダー(5)

ビロウの息子。インが好き。

 

ペイス(7)

オブの息子。ましゅまろが好き。

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【ペイス、父の意外な側面に驚きつつ無視する】

オブ『ペイス』

ペイス『なんですか、お父様』

オブ『食べるのか?それ』

ペイス『……けんぶんを広めるために、焼いてたべてみようかとおもいます』

 

—-他の貴族は知らないことだよ!

 

オブ『…俺が、食べてやろうか』

ペイス『た、食べたいのですか?』

オブ『…いや』

ペイス『(食べたいんだ)』

 

 

——一言—–

はいじ「分かってても、あげないペイスでした。マシュマロ、買って帰ろうかな…」

 

 

 

【アンダー。あげない】

アンダー『はむ、はむ』

ビロウ『それ。お前には多いだろう。食べてやるよ』

アンダー『ひとりで、たべれます』

ビロウ『昼飯を食べれなくて、じいやに叱られるぞ』

アンダー『おひるごはんも、たべます』

ビロウ『なぁ、一つくれよ』

アンダー『はむ、はむ』

ビロウ『…おい』

アンダー『はむ、はむ』

 

—–一言——

はいじ「アンダーは強情」

 

 

 

【可愛い子が、ましゅまろを食べる】

ペイス『料理長。これを、やいてくれ』

料理長『あぁ、ましゅまろですか。よくこんなものを持っていましたねぇ。どれどれ』

ペイス『それは焼くと、よりおいしくなると聞いた』

料理長『そんな事まで知っていらっしゃるんですね!はい、どうぞ。良い具合に焼けましたよ』

ペイス『…っ!!あ、あ、あぁ!』

料理長『ふふ(相当気に入ったようだ)』

 

ペイス『……しゅごい』

 

 

 

【いんのところ、いこ!】

—–本家の集まりにて。

 

ペイス『あ』

アンダー『ぺいすだ』

ペイス『いいところに会った。お前に聞きたい事がある』

アンダー『なあに』

 

ペイス『こないだ、ましゅまろを焼いて食べた』

アンダー『まだ、ぼく、たべてない』

ペイス『そうなのか。あれは、えもいわれぬ美味しさだったぞ』

アンダー『たべたい』

 

 

ペイス『おれも、また食べたい。けれど、庶民の食べ物はどこで手に入るか、わからないんだ』

アンダー『いんのところに、いこ』

ペイス『どこに居るか、知ってるのか』

アンダー『しってる。みちもおぼえてる』

ペイス『でも、お父様にだまって出たら、きっとしかられる』

アンダー『いんも、おこるとおもう』

 

 

タッタッタッタ

 

ペイス『お父様』

オブ『なんだ、今は忙しい。後にしなさい』

ペイス『ましゅまろを貰ってきます』

オブ『あぁ、勝手にしなさい』

 

 

たったったった

 

アンダー『おとうさま』

ビロウ『なんだ、今忙しいんだ。黙ってろ』

アンダー『いんのところにいってきます』

ビロウ『あー、勝手にしろ』

 

ペイス・アンダー『よし』

 

 

——–一言——–

はいじ『はじめてのおつかいスタート。大人は忙しい時、子供の話を殆ど聞いていないことを、子供はよく知っているのです』

 

 

 

【ここが、いんの、いるところ】

イン『さーて、今晩のお店の準備をしようかなー。今日はビロウは来てくれるかなー』

 

こんこん

 

イン『あれ?なんだろ。まだ開店の看板出してないのに』

 

こんこん

 

イン『はーい、あの。まだお店は』

 

??『いんー、いんー』

??『本当に、ここで合ってるのか?』

??『あってる』

 

イン『っ!?』

 

バッ!ガチャ!

 

イン『ちょっ!?え!アンダー!?ペイス!?』

アンダー『ほら、ね』

ペイス『あんがい、近かったな』

イン『え?二人だけ?お父さん達は?!』

アンダー『ちゃんと、おとうさまには、いったよ。いんのところ、いくって』

ペイス『言った。好きにしなさいって言われた』

 

イン『…』

 

 

イン『危ないから!ダメだから!お金持ちの子供なんて、すぐ悪い人に連れて行かれるんだよ!?俺も大人なのに何回も誘拐されそうになったんだからね!』

 

アンダー『いん、きをつけたほうが、いいよ』

ペイス『うん。おれみたいに、護身用のナイフをもった方がいいんじゃない?』

 

シャキッ

 

イン『うわっ!』

 

 

イン『ナイフなんて危ないよ!?』

ペイス『あんた、何でも危ないな。少しくらい、きけんな事をしないと、こどもはせいちょうしないんだ』

アンダー『ぼくも、そう、おもう』

イン『……はぁ。もう、今日はどうしたの?何か俺に用があったんじゃない?』

 

ペイス『また、アレをくれ』

アンダー『ぼくも』

 

 

——–一言——–

はいじ『口の立つ子供達に、全部丸め込まれるイン。そして、インも何度も誘拐されかけたせいで、昔のような悪い人なんかいないよ!の思考は矯正されました。ちなみに、ビロウもオブもインが何度も誘拐されかけている事は知りません』

 

 

 

【あれ?】

イン『あれ?』

アンダー『ふわふわの』

ペイス『そう、焼くとおいしい』

イン『っ!あぁ!ましゅまろね!その為に来たの?』

 

アンダー『いん、こんど、やいてくれるっていった』

ペイス『家で焼いてもらったら、えもいわれぬおいしさだったぞ』

イン『あぁ、アンダー。そうだったね。約束してたもんね?ペイスも、家で焼いてもらったんだ?』

 

 

ペイス『ああ。また食べたいが、庶民の食べ物は、入手ルートがわからない』

アンダー『ぼくも、たべたい』

イン『はいはい、わかった。わかった。二人共、ちゃんとお父さんには言ってあるんだもんね?俺に嘘はついてないね?嘘つきは嫌いだよ、俺は。約束破りの次に嫌い』

 

ペイス『うん。ちゃんと言った。かってにしろって、おとうさま言った』

アンダー『おれも、おとうさま。かってにしなさいっていってた』

 

イン『ビロウ……オブ』

 

 

——–一言——-

はいじ「どんな状態でビロウとオブが子供達に対していたか、なんとなく察したインであった」

 

 

 

【じゃあ、ましゅまろを焼こう!】

イン『じゃあ、今日は特別な焼き方と食べ方を教えてあげる』

ペイス『他の貴族は知らない?』

イン『もちろん!これは“ましゅまろ”の美味しさ以上に知られてないよ!』

ペイス『(ぱあああ)』

 

イン『か、かわいい』

 

とんとん。

 

アンダー『いん、ぼくは』

イン『あぁっ!もちろん、アンダーも可愛いよ!おいで!外に行こう』

アンダー『だっこして』

イン『はいはい。もう、5歳なのにね。じゃあ、ペイスは手を繋ごうね』

 

ペイス『……ましゅまろは』

イン『じゃあ、ましゅまろと、コレはペイスに持ってもらおう』

ペイス『棒?コレも使うのか?』

イン『うん、“特別”な食べ方だからね』

ペイス『(ぱああああ)』

 

イン『っかわ!(オブっ、ほぼ顔はオブなのに!)』

 

 

——-裏庭へ

 

イン『最初に約束。これは、俺の家以外で、そして、俺が一緒に居る時以外は絶対にしないこと!これが約束できないんだったら、今日はこのまま帰って貰います!約束できる?』

アンダー『はい』

ペイス『できる』

 

 

イン『じゃあ。まずは、ここに焚火を起こします』

 

 

シャシャシャ、カッ!ボウッ

 

ペイス『すごい、火が簡単についた』

アンダー『いん、なんでもできるよ』

イン『いや。さすがに何でもは、出来ないなぁ。君たちのお父さんの方が、何でも知ってるし、何でもできるよ』

 

アンダー『そうかなあ。ちがうと、おもうなあ』

ペイス『……お前、お父様に対して、すごいこと言うな』

アンダー『ん』

 

イン『あはは』

 

イン『はい。火もいい感じになってきたね。じゃあ、このましゅまろを、一つ、棒に差してごらん?』

ペイス『こう?』

イン『そうそう。アンダー?出来る?やってあげようか?』

アンダー『できる』

イン『上手上手』

アンダー『(にこ)』

 

イン『ここからが難しいよー。これを、直接火にかけてごらん?』

アンダー『うんっ』

ペイス『わかった!』

 

アンダー『ああああ!』

ペイス『わあああ!』

イン『あはは!黒焦げになっちゃったね』

 

アンダー『…………』

ペイス『……あぁ』

イン『難しいね。はい、さすがに真っ黒なのは食べられないから、次は失敗しないように頑張って』

アンダー『ん』

ペイス『うん』

 

アンダー『ああああ!』

ペイス『うわああ!』

アンダー『う?』

ペイス『あんまり火に近すぎたらダメだ。あと、クルクル回すといいんだと思う』

アンダー『わかった』

 

イン『…………』

 

アンダー『わあ』

ペイス『ねぇ、これは出来たんじゃない?』

イン『すごい!上手上手!それはもうちょうど美味しい頃だね!熱いから気を付けて食べな』

 

アンダー『あつ、いっ』

ペイス『あつい!』

 

イン『さて、もう一回やる人―!』

 

アンダー『はい!』

ペイス『やる!』

 

イン『(もう少ししたら、連れて帰らないとな)』

 

 

——-一言——-

はいじ「インの教育方針は、失敗して自分で考えさせる、というものです。スルーがそうだったようです」

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