小話1:僕の大好きな神様

 

前書き

 

こちらは、小学生編(海ver)の小話です。

挿入はしておりませんが、終始ヤっちらかしております。

二人のショタの覚えたての遊びにハマっている様を見たいなぁという方はどうぞ。

 

物語性は皆無です◎

 


 

 

 

「へいちゃん、今日も……うち、お泊りして、くれる?」

「……よかよ」

 

 へいちゃんとあのお城に行ってから、へいちゃんは三回に一回は、俺の家にお泊まりしてくれるようになった。

俺にとって、へいちゃんの「よかよ」は、アイスの当たり俸が出たみたいなモノだ。

 いつも期待してアイスを舐るけれど、毎回期待通りの“あたり”が引ける訳ではない。棒を舐め尽くすまで、俺はいつだってドキドキだ。

 

 だから、今日は“あたり”の日。

 

「っ!よかった!じゃあ、お布団行こ!」

「……ん」

 

 俺は、へいちゃんの手を引っ張って、自分の部屋にあるベッドに飛び込む。今日もここで、俺とへいちゃんは二人だけの楽しい遊びをする。

 

 へいちゃんと俺。

 俺達はあのギラギラとしたお城の前で、互いを食らい尽くすように求め合った日を機に、一つの遊びを覚えた。その遊びは、他の人には絶対秘密の二人だけの特別な遊び。

 

「ほら、うみ」

「へいちゃんっ」

 

 真っ暗闇の中、互いの熱だけが全ての空間。俺達は、あの日以来、二人でこっそりと互いの体を抱き締めあうようになっていた。

 もちろん、抱きしめ合うだけじゃない。

 

「っはう、へいちゃ」

「っ、うみ、うみ、うみっ」

 

名前も知らぬ行為に、没頭する。その時の俺にとって、ソレは夢中になれる“遊び”の一つに過ぎなかった。

 

 

僕の大好きな神様 / 海(小学五年生ver)

 

 

 まずは、部屋を真っ暗にして、二人して布団を頭からかぶる。そうすると、この世界に二人だけになったみたいで、物凄く楽しい。真っ暗だけど怖くない。だって、すぐ傍には、へいちゃんが……俺の神様が居るのだから。

 

「へいちゃん。ねぇ。まっくらだね」

「うん」

「ふふっ」

「なに、笑っとる?うみ……っくく」

「へいちゃんも笑ってる」

「……なんか。よう分からんけど、うみと居ると面白かし……楽しか」

「ふふ、うん。僕も。へいちゃんと居ると、おもしろい。たのし……ふふ」

 

 一つの枕にお互いに頭を乗せ、寝転ぶ。目の前には、すぐにへいちゃん。互いの息がふわっと顔にかかるくらい近い。

そう、最初はお互い真っ暗な中で目をジッと見つめて、そうしていると面白くて何もないのにクスクスと笑いが込み上げてくるのだ。

これが、とても楽しい。

 

 そのうち、真っ暗な事にも目が慣れてくる。暗くても、俺には俺の神様が、ちゃんと見える。

 

「うみ」

「んっ、ふ」

 

 そうやってしばらく二人で笑っていると、いつも、いつの間にかへいちゃんが俺の腰に手をまわしているのだ。そして、背中とお尻の間をスルスルと撫でる。

 

「うみ、もっとこっち来い」

「ん」

 

 もっとこっちに、と言われ、俺はピタリと体をへいちゃんとくっつける。夏だし、布団をかぶってるから、あつい。汗が、たくさん流れる。

 でも、それが良かった。それすら、気持ち良かった。

 

「っちゅ……ちゅっ」

「……へいちゃ」

 

 俺の首元に流れる汗を、へいちゃんは真っ暗な中で、ちゅうちゅうと吸う。へいちゃんの顔を見てみると、とてもほっぺたが真っ赤で、でも物凄く美味しそうな顔をしていた。夢中で俺の体に吸い付いている。

 

 そんなに、俺の体は美味しいのだろうか。

 

「へいちゃん。僕のあせ、おいし?」

「ん、おいしか……ちゅ、れろ」

「っひぅ」

 

 吸い付くだけじゃなく、へいちゃんのベロが俺の首の骨をなぞるように舐めた。

 

「はぁっ、ぅ。んっ」

「うみ、気持ち良かごたな」

 

ピリと、へいちゃんが口を付けた場所から痺れるような感覚が、体中に走る。そうなると、俺はもう目の前で微笑むへいちゃんにして欲しい事で、頭がいっぱいになってしまう。

 アレも、コレもしてほしい。ここから、俺の我儘の時間が始まる。

 

「へいちゃん……口もして。クビばっかり、や。くち、ねぇ。ちゅうしたい。たくさん……したい」

「……はっ。うみ、オレも。いっぱい、したか」

 

 そうすると、次の瞬間には、へいちゃんの口がガブリと俺の口を食べてくれる。

あぁ、そう。へいちゃんに容赦なく、食いつくされるようなこのキスが、俺は、この頃からずっと好きだった。

 

「ん、んぅ、っふ、ちゅっ。んゅ。へいちゃ、ぁんっ」

「ぅみ…っ、ちゅっ、ちゅっ、」

 

 そこからは、あのお城で知った覚えたての行為を、たくさん、たくさんする。

キスをしている時、へいちゃんは俺の頭を支えて、首を傾げたりしながら、色々な角度で口を吸ってくれる。それが、また気持ち良い。

 

 へいちゃんは、昔からキスが上手かった。

 どうしてだろ。

 

 そんな事、この時の俺は思い至りもしない。だって、全部が全部へいちゃんが初めてだったから。“普通”が、どんなかなんて、俺は一つも知らないのだ。

 

「ちゅっ、むぅっはぅ……ん、んっ、ん」

「……っはぁ、っは。うみ。くち、くちば、開けて。あーんっちせろ」

「っはぁい。あーん」

「ベロ出せ」

「あい」

 

 そのうち、へいちゃんが俺に口を開けてと言ってくる。これも、いつもの事。

そうして口を開けると、へいちゃんの舌が、俺の舌をツンツンと突いてくる。それをされると嬉しくて、俺も入ってきたへいちゃんの熱い舌をペロペロと舐めるのだ。

 

「っはぁ、ちゅ、へちゃ」

「うみ……すって、オレの」

 

 言いながら、へいちゃんが俺にむかって舌を突き出してきた。その俺よりも長い舌に、俺はまるでストローを吸うみたいに、ちゅうちゅうと吸い付いてみせる。ぬるぬるする。気持ちが良い。

互いの舌の絡み合う、いやらしい水音が俺達だけの真っ暗な空間に響き渡る。

 

「っは。っく」

「ぁむ」

 

 これをすると、へいちゃんはピタリと俺の太ももにくっつけていた腰をユラユラと揺らし始める。これも、いつもの事。

 へこへこって動くへいちゃんの腰の動きは、なんだか変だけど、俺はソレを見てるとお腹の下あたりが熱くなる。

ジュンって音がするみたいな、そんな気分。

 

「うみ、ちょっと、ひざ……まげて」

「むひゅ……ぁい」

 

 言われた通りに、少しだけ膝をへいちゃんに向かってまげてみせる。すると、へいちゃんは、俺の曲げた方の足を両足で挟んで固くなったおちんちんを、俺の足にこすりつけてきた。あぁ、今日もとっても固い。コリコリしてる。

 

 へこへこ。ごりゅ、ごりゅ。

 

「うみ、うみっ、うみ」

 

 こすこすしながら、たくさん名前を呼ばれる。嬉しい。

 これをされると、へいちゃんも気持ち良いんだって分かって、もっともっとへいちゃんに気持ち良くなって欲しいって思う。

 

 だから、俺はへいちゃんの舌を自分の舌で必死に擦ったり、舌を咥えて奥に行ったり手前に戻ったりして、色々へいちゃんのべろをよしよしするのだ。

 

 そのうち、へいちゃんの体がビクッと震えて、はぁはぁって苦しそうな息をする。きっと、またへいちゃんはズボンの中でおもらしをしたんだ。

 あとで、俺が洗ってあげないと。

 

「はぁっ、はぁっ」

「へいちゃん、だいじょうぶ?」

「ん、べつに。気持ち、良かだけ……」

「ふふ、そっか」

 

おしっことは違う、ソレはちょっとツンとした匂いのする、白くてトロトロとしたモノ。それを、俺は少し前に、へいちゃんが見ていない所で、こっそりと指に付けて舐めてみた事がある。どうしてそんな事をしようと思ったのかは分からない。

 

舐めたら、変な匂いだし、変な味だった。

でも、ソレを見ると、今でも俺は舐めずにおれない。何故か、少しでも俺の中に入って来て欲しいと、本能的に思ってしまったのだ。

 

だから、今日もコッソリ舐めなきゃ。

 

「うみ……」

「ん?」

 

 そんな事を思っていると、先程までグッタリとしていたへいちゃんが、俺に向かってニヤリと格好良い笑みを浮かべてきた。

 

「うみ……おっぱい、シてやったい」

「うんっ!」

 

 へいちゃんからの提案に、俺は急いで布団の中で洋服を脱ふと、以前より少しだけ大きくなったおっぱいをへいちゃんに向かって見せた。

 プクリと膨れたソレは、普段はそうでもないのに、へいちゃんに見られると、いつもよりツンと前へ出る。

まるで、へいちゃん早く会いたいって言ってるみたい。

 

「おっきくなったやん。うみのおっぱい」

「ん。へいちゃん見ると、おっきくなるよ」

「……かわいか」

「っひぅ」

 

 次の瞬間には、へいちゃんは俺のおっぱいをパクリと食べていた。

 この光景、いつ見ても赤ちゃんみたいだって思う。へいちゃんの方が体が大きいのに、ヘンだって思うけど、仕方ない。

 

「へちゃ……ぁんっ。おいし?」

「ちゅっ、ふぅっ……ん。おいしか」

 

へいちゃんの「美味しい」という言葉に、俺は嬉しくなってへいちゃんの頭をぎゅっと抱き締めた。

すると、へいちゃんは更に激しく俺のおっぱいを、舐めたり吸ったりしてくれる。そして片方の手は、もう一つの俺のおっぱいをクニクニとこすったり、ツンツンと引っ張たりした。

 

どちらも、気持ち良過ぎて頭がおかしくなりそうだ。

 

「っぁぅ、へちゃ、しょこ、おっぱぃ。もっと」

「っん。ん。うみ、かわいか」

「ぁう……かわいい?ぼく、おとこなのに?」

「それ、かんけいなか……かわい、かわいか……うみが、いっちゃん、かわいい」

「ぁぅ……う、ぅれし」

 

 俺は男なのに、へいちゃんに「可愛い」と言われると、背中がゾクゾクするくらい嬉しい。だから、本当は男の俺が「おっぱい」なんて言うのも恥ずかしい筈なのに、その頃は、もう女の子みたいな気持ちで、自分のペタンコの胸を「おっぱい」と口にする事に、欠片も抵抗はなかった。

 

 そう言った方が、へいちゃんが俺の事を「かわいい」と言ってくれるって、分かっていたから。俺のおっぱいは、全部へいちゃんのだ。

 

「はぁっ、っは。うみ、きもち、よか?これ、好いとる?」

「んっ、きもち。これ、しゅき」

 

 おっぱいから口を離したへいちゃん俺に尋ねてくる。喋る時にへいちゃんの口から漏れる熱い吐息にすら、俺の腰はヒクンと揺れた。

 

「へちゃ……」

「ん?なん?うみ」

 

まだ、俺のおちんちんはへいちゃんみたいにはならない。でも、何故だろう。

おちんちんよりも疼く場所がある事に、その時の俺はまだはっきりとは気付いていなかった。でも、なんとなく……ズクズク疼いてもどかしい感覚が、外側ではなく、俺の内側である事だけは、

 

「……なんでも、ない。ちゅう、して」

「ん」

 

なんとなく、分かった。

 

「はぁっ……んっ」

「っふ……く」

 

 知識の追いつかぬ欲求が、俺を苦しめる。この熱を解放する方法を、この時の俺はまだ知らない。

 

 

 


中学生編に入る前の二人。中学生に入る前の準備体操。

平弥編に続く。