※ワンクッション!
こちらのお話。ガバガバファンタジーなので好き勝手色々しております。
このお話の特殊タグ
【時代逆行】【男性妊娠】
ただし、Twitterお喋りなのでR18要素は皆無なのでご安心ください。
もう少し、ネタが尽きるまで「初代様」のお喋りにお付き合いください。
ーーーーー再会後120年後くらい
犬「うぅ、うぅ(気持ち悪い、死ぬ)」
初代「おい、大丈夫かよ」
犬「ぁい…うぇっ」
初代「つわり、か(こればっかは回魔法じゃ、どうしようもねぇからな)」
犬「はぁ、ずみばぜ」
初代「あ?なんだ。犬。なんでテメェが謝る」
犬「はぁ、しょだいざま…さいぎん」
犬「はぁ…ふーー」
初代「何か飲むか?」
犬「少し、落ち着きました」
初代「寝てろ」
犬「あの、初代様。俺がお相手をできないせいで、お一人で処理をされていますよね」
初代「あ゛?こんな時に何言ってんだ、テメェ」
犬「俺のせいで、初代様が我慢をしなければならないのは…う、ぅ。づらいでず」
初代「おい、何泣いてんだよ」
犬「じょだいざま。どうが、だれが、お相手を、お付けくだざい」ボロボロ
初代「…お前はソレでいいのか」
犬「うぅっ、」
初代「泣くほど嫌なら言うなや」
犬「ううっ、ずみばぜん(初代様に我慢を強いているのに、俺ときたら)」
初代「俺は…お前以外とヤっても逆に疲れるから嫌なんだよ」
犬「ぅえっ、ぞうなんでずが?」
初代「…あぁ」フイ
犬「(初代様は、俺以外だと夜伽は疲れる…?そ、それなら!)あの、初代様!」
初代「なんだ(急に元気になりやがった)」
犬「か、過去の俺をお使いください」ぺこ
初代「…は?」
犬「俺が過去に戻って初代様にお会いしたように、初代様も元気な頃の俺の所へ行き、その俺を処理にお使いください。そうすれば疲れずに済みます」にこ
初代「(こ、コイツ。本気で言ってんのか?)お、お前はソレでいいのかよ?」
犬「はい、俺ですので」ぺこ
初代(マジかよ…どういう神経してんだ)
犬「過去の俺ならば、きっと喜んで初代様のお相手をすると思います」
初代「お前、本当に嫌じゃねぇのかよ」
犬「あ、はい。俺ですので」
初代(過去の犬、か。少し気になるな)チラ
犬(やっぱり時代の逆行も出来るなんて、初代様は凄い)にこ
初代「(今の顔。すげぇキた)わかった。いいんだな?」
犬「どうぞ。俺に許可はいりません。どの時代の俺も初代様の犬です」にこ
初代「…お前は、俺のツレだろうが」耳朱
犬「あ、はい。ツレです(俺って、未だにツレなんだ)」
初代「…じゃあ、まぁ…過去のお前を借りる」
犬「はい。気を付けて行って来てくたさい」
初代「お前は寝てろ」
犬「はい」
ーーー過去
初代「…この時代は、ちょうど犬が暗殺者を殺した辺りか。まぁ、この時代の“俺”なら、見つかっても簡単に倒せるな……ん?」
初代『おい、犬!さっさとメシの準備しろ!』
犬『はい!』
初代「…なつかしいな」
初代『ったく、また同じスープかよ。芸がねぇな」
犬『す、すみません』
初代(…材料がねぇんだろうが)
初代『おい、メシ食ったらすぐ風呂に入る。準備しとけ』
犬『あ、はい』タタ
初代(…まずメシを食わせてやれ)
初代『おい!風呂ぬりぃんだよ!舐めてんのか!」
犬『すっ、すみません!』
初代『おい!あちぃっ!殺すぞ!』
犬『あっごめんなさい!』
初代(…殺してぇ)
ーーーーーー夜
初代『今晩は、テメェが見張れ」
犬『は、はい』へろ
初代「(へばってんな……昼間があれじゃあな)ったく、仕方ねぇな」
○
犬『(ねむい、でも。ダメだ。ねたら、暗殺者もまだ居るかもしれないし)』
初代「おい、犬」
犬『っ!あ、初代様(あれ?なんか、雰囲気が)』
初代「俺が見ててやるから、お前は寝てろ(ヤんのは明日でいいか)」
犬『…(ちがう)』ス
初代「おい、どうした。い、」
犬『だ、だ…誰ですか。ま、また…しょ、初代様を狙って、るんですか」
初代「は?(なんで、コイツ。俺に剣を…)」
犬『初代様は、殺させない』
初代「おいっ!(ヤバ)」
犬『っえ。う、うそ。外した?(あ、どうしよう。この人、俺じゃ絶対に敵わない。どうしたらいい…このままじゃ、初代様が)』
初代(うそ、だろ。犬が、俺に剣を…)ショック!
犬『しょ、初代様は、こ、ころさせない。絶対に殺させない』
初代「っ!」
ーーーーどの時代の俺も、初代様の犬です。
初代「…は、確かに。そうだわな」
犬『な、なんですか。どうして。あ、あ、貴方は初代様と、おなじ顔を、してるんですか?ま、魔王ですか?それとも、』
初代「…お前、よくあんなクソ野郎に付いて行くな。気がしれねぇよ」
犬『!う、うるさい!なんだ、お前!お前に、初代様の、何がわかるっ!』
初代「…」
犬『はぁ、はぁ(こ、こわい。殺される。絶対、おれ、この人に勝てない)』
初代「萎えた」
犬『へ?』
初代「じゃあな、犬」ぽん
犬『っ!(あ、頭を撫でられた)』
初代「…あーあ。犬に、噛まれちまった」スッ
犬『え?あれ?消えた…なんで?』
ーーーーーー
ーーーー
ーーー現代
初代「…」ス
犬「あれ、初代様。忘れ物ですか?」
初代「…」
犬「あれ?頬から血が出てますよ?どうしたん…っ!」
初代「…犬」ぎゅう
犬「え?えっ!ど、ど、どうしましたか!?初代様!どこか具合でも悪いですか!」
初代「…俺の犬は、お前だけだった」
犬「へ?(初代様、泣いてる?)」
初代「…犬、お前は」
犬「は、はい」
初代「ずっと、俺の犬だったんだな」
犬「え?」
初代「寝る」
犬「あ、はい」
初代「お前も寝ろ」
犬「はい(あ、初代様。機嫌は良いみたいだ)」
初代(これが、俺の犬)ぎゅ
犬「ひーる」(小声)
初代(……俺の犬は、コイツだけだ。コイツだけ)
初代様。剣を向けられてショックやら、犬が本気で自分を守ってくれて嬉しいやら。過去の自分の態度に腹が立つやら。
感情大洪水状態。
ちなみに、寝て起きたあたりで犬が過去の記憶を思い出して、土下座する。
犬「すみません!俺っ!初代様に剣を!…うぇっ」
初代「もういいから寝てろ(俺の犬)」