番外編2:投げるのはファンの特権ですので(茂木×大豆)
※会話文のみ
茂木「大豆先輩。本当に俺と住んで下さいますか?」
大豆「い、いいの?」
茂木「俺がお願いしているんですが」
大豆「あの、親にはまだ言ってないけど。俺ももう26歳だし、何も言われないと思う…ほ、本当にいいなら、あの」
茂木「(大豆先輩…俺より4つも年上なのか。萌える)ええ。勿論です」
大豆「あの!俺、本当にずっと実家暮らしだったから何も出来なくて。は、恥ずかしいんだけど。料理も、掃除も、洗濯も、まともにした事なくて…」
茂木「(何も出来ない大豆先輩、いや!神のお世話をこの俺が…!)最高だな!」
大豆「っ!」ビク
茂木「失礼しました。取り乱しました(萌え過ぎて)」
大豆「大丈夫?水買ってこようか?」
茂木「大丈夫です。水筒を持ってきておりますので。そんな事より、」
大豆「はい」
茂木「大豆先輩、二人で暮らすなら広い部屋を借りる必要があります。希望の場所や部屋はございますか?」
大豆「あ、いや。俺、そういうの、全然分からなくて…」
茂木「ちょっとネットで見てみましょうか」
大豆「うん。茂木君、さすがだね。一人暮らししてるから、サクサクしてて」
茂木「ええ。大豆先輩がゆっくり執筆できるような完璧な部屋を探し出してみせますよ」
大豆「あ、ありがとう(俺、どこでも書けるのに)」
ーーーお部屋検索中ーーーー
茂木「…」
大豆「も、茂木君?(どうしたんだろう。難しい顔してる)」
茂木「(どう考えても予算が足りない。貯金があるとは言ったが…新卒の入社したてで、この額は)」
大豆「茂木君。どうしたの?」
茂木「い、いえ(お金の事なんて…言えない)」
大豆「お金、足りる?」
茂木「っ!(急に核心を!)」
大豆「あ、あの。俺、引っ越しとか、一人暮らしとかした事ないから、いくら必要か分からないんだけど…えっと。待って」ゴソゴソ
茂木「え?(ロッカー?)」
大豆「これで、足りる?」ソッ
茂木「(通帳…?)これは?」
大豆「俺のこれまでの貯金。これだけしか無いんだけど」ペラ
茂木「は?(700万…!?)」
大豆「あ、う。ごめん、足りない?俺、コレしかない」
茂木「いえいえいえいえ!新卒4年目でこれは…大したモノだと、思われますが」
大豆「そうかな?」パッ
茂木「(少し褒めただけで、この顔…!萌える!)ええ。凄いです」
大豆「うん!実家暮らしだったし…それに」
大豆「休みの日も、漫画読んだりBL小説読んだりしかしてなかったから、お金使わなくて」
茂木「あぁ(確かに、俺も似たようなモノだ)」
大豆「だから、はい。これ使って」ぺい
茂木「は?あの、(通帳まるごと…?)」
大豆「俺、何にどのくらいお金かかるか分からないから、それ茂木君に預けるね」
茂木「いやいやいや!大豆先輩!それは余りにも警戒心が無さ過ぎます!俺が詐欺師だったら、どうされるおつもりですか!?」
大豆「茂木君は詐欺師じゃないよ」
茂木「そうですが!」
大豆「俺、茂木君と…キッコウさんと、一緒に住むの楽しみだから。いいんだ」てれ
茂木「……偶像崇拝したいっ!」
大豆「っ!」ビクッ
茂木「…すみません。取り乱しました」
大豆「大丈夫?お茶を」
茂木「水筒がありますので。あの、大豆……豆乳さん。一ついいですか?」
大豆「あ。はい」
茂木「同棲は一年待って貰っていいでしょうか」
大豆「(どうせい?)なんで?お金足りない?」
茂木「ええ、足りません」
大豆「うわぁ、やっぱり。引っ越しするには1000万円くらい必要ってこと?」
茂木「違います。…これはお返しします」
大豆「え?なんで?俺のお金使ってよ」
茂木「駄目です。投げ銭やスパチャをするのは此方側の特権なので。神からは受け取れません」
大豆「(なげせん…?スパチャ?)えっと、」
茂木「一年。ええ、一年あれば十分です。それで神をお迎えする準備は整います。最新のMacBook(PC)から、執筆用の部屋に至るまで完備した物件を用意しますので」
大豆「あ、え。でも」
茂木「全て、俺にお任せ下さい(はぁっ、これからの労働全てがそれらに繋がると思うと、仕事も愛おしい)」
大豆「じゃあ、俺は何をすれば…」
茂木「俺に構われて下さい。それで十分です。そして、週末にはウチに来てください。全力でチヤホヤします」
大豆「っ!う、うん!(嬉しい!キッコウさんにチヤホヤして貰える!)」幸福!
茂木「っはぁ(あぁ、大豆先輩の全てを俺の中に…ん、最高だ)」幸福!
結果、二人とも幸福!
茂木君はこれから、大豆君の生活の全てを自分に依存させた後の生活をオカズに、毎晩○慰にふけります。
こんな風に、茂木君の快楽ポイントは、受けのいやらしい姿にだけではなく、そういう精神的なツボもあるので、本当に…気持ち悪い攻めです!