番外編10:神は地雷も萌えに変える!(茂木×大豆←十勝)

 

 

—–十勝には教えない!

 

十勝(大豆、たった2年でまた出会った最初に逆戻り、か…。昔は俺にだけ懐いてくれてたのに)ジッ

 

大豆(次のネタはどうしようかな。前回は茂木君をモデルに書いたから……今度は十勝がいいかもしれない!イケメンだし、優しいし。こういうキャラは最後ヤンデレにしても面白いよね……へへ。楽しいな)カキカキ

 

十勝(毎日一緒に帰って、メシ食いに行ってたよな…)

 

ーーー十勝、彼女出来たの…?

 

十勝(俺に新しい彼女が出来ると明から様にガッカリしてくれてさ。どうしても恋人優先になるから、多分俺を取られたみたいに思ってくれてたんだろうな……大豆)

 

大豆(十勝、今は彼女居ないって言ってたよね?じゃあ、心置きなく…攻めに使わせて貰っていいよね?彼女居ると申し訳なくて妄想し辛くなるんだけど、今なら…)

 

十勝(こんな事なら、あの時も大豆を優先しとくんだった。どうせ、全員と別れたし。なんで俺って、こんなに女を見る目が無いんだろうな。大豆みたいに控えめな子で、何にでもありがとうって言ってくれるだけでいいのに……あ)ジッ

 

茂木「大豆先輩、いいですか?」ススス

大豆「あ、茂木君。どうしたの?」

茂木「…なにを書いていらっしゃったんですか?(十勝、俺の神を見つめるなんて……図々しいヤツ)」(耳打ち)チラ

 

十勝「っ!(茂木さん、なんか……こっち見られてる?え?てか、俺、茂木さんに嫌われてるよな?絶対)」

 

大豆「あ、あのね。新しい攻めキャラの性格をメモしてたんだ」コソ

茂木「よろしければ見せて頂いてもいいか?」

大豆「うん!ぜひ見て意見を聞かせて!」

 

十勝(大豆……。茂木さんには、あんなに懐いてるのに…俺も、大豆と同じ趣味を共有出来れば…)

 

茂木「っ!この攻めは…(明かに十勝を模している…!新作にこんな攻めを出されて、受けが大豆先輩みたいなキャラだったら嫉妬で作品に集中出来なくなってしまう!完全に地雷原だ!それはファンとして避けたい!)あの、大豆先輩」

 

 

十勝(何かヒントになるようなモノはないか…大豆の事だから、スポーツ系統じゃなさそうだし。漫画とかは好きだったよな?)

 

 

大豆「どうしたの?茂木君。その攻めダメだった?」コソ

茂木「いえ。深みがあって凄く素晴らしいキャラだと思います」コソ

大豆「そ、そうかな?」テレ

茂木「最高です」

 

大豆(やっぱり、リアルに居る人をモデルにすると、深み?が増すのかな。あ、それとも茂木君は十勝が好きだからそう思うのかな?十勝、仕事出来るし……そう言えば、茂木君と最初に話した時に言われたっけ)

 

——生意気だと、思いたければ思って頂いて結構です。慇懃無礼も承知の上。これからは、分からない事は都度、別の方にお尋ねします。

 

大豆(茂木君は、仕事の出来る人が好きだもんね。だから俺は最初嫌われちゃったし……今こうして構ってくれるのは、俺が「豆乳」だからだ……あ、ダメだダメだ!また構ってちゃんになってる!構ってくれてるのに!)

 

茂木「そのキャラ、新しい作品に出される予定ですか?」

大豆「うん、そのつもりだよ」

茂木(やはりか…)

 

 

十勝(うーん、大豆の事だ。絶対に家でやる趣味だ……それを共有してるから、大豆は茂木さんの家に週末泊まりに行くのか。いいな)

 

 

茂木「差し出がましい、いちファンの戯言として聞いて欲しいんですが。あ、嫌なら流して頂いて構いませんので。いいですか?」コソ

大豆「ど、どうしたの?言ってみて?(な、なんだろ)」

茂木「このキャラは【慇懃無礼】に出してみるのは如何かな、と。その方が面白味が増しそうな気がして」チラ

 

茂木「あ、無理にとは言いません!大豆先輩の書きたいように書くのが一番ですので!(この言い方をすれば、十中八九、大豆先輩は必ず言う事を聞いてくれる…!)」

大豆(!やっぱり茂木君は十勝の事が好きなんだ!だから【慇懃無礼】に…)

茂木「ちなみにこのキャラ、当て馬に良さそうですよね」チラ

 

大豆「(よ、よし!茂木君はいつも構ってくれてるんだから!喜ばせてあげたい!)あ、貴方は【まろやか毎日】の素敵なお客様です!キリリクを受け付けました」ガタ!

 

 

十勝(な、なんだ?大豆。急に立ち上がったりして)

 

 

茂木「いいんですか?(今回は【素敵なお客様】キリ番を踏んだか。まったく、俺からのリクエストを全てキリ番にしたがるなんて…大豆先輩、尊過ぎる)」

 

 

大豆「この攻めは【慇懃無礼】の当て馬キャラにします!ライバル設定ですね?」

茂木「ありがとうございます!(よし!)」

大豆「少々お待ちください!」

茂木「いつまででも待ちます!」

 

 

十勝「何だ、あれ…」

野田「あー、あれね。いつも急に始まるのよ。お店屋さんごっこでもしてるのかしらね?」

 

十勝「お、お店屋さんごっこ?」

野田「なんか、キリバンとか、キリリクとか?を売ってるお店なんじゃない?もう、最近の若い子の文化はオバさんには分からないわー」

十勝「野田さんは、十分若いですよ(お店屋さん…もしかして、大豆。副業でもやってるのか?それを二人で共同運営している?)」

 

野田「まったく。相変わらず目ざとくフォローしてくるわねぇ。ありがと」

十勝「本当の事ですから(キリバン、キリリク…どんな商品だ?物販か?サービスか?)」

野田「…大丈夫。また仲良くなれるわよ」ポンポン

十勝「(バ、バレてる…)は、はい」

 

 

○おまけ○

大豆「茂木くーん」タタタッ

 

ピラッ

 

十勝「ん?おい、大豆!何か落としたぞ……って、もう居ない。茂木君茂木君って(俺はもう呼んでくれないんだな)」

 

拾い上げ

 

十勝「何だ、コレ?」

 

ーーー

十勝(仮)

新キャラ。不憫攻め。女運ナシ。イケメン。優しい。主人公のライバル。無礼な攻めが好き。当て馬。ヤンデレでも良いかも!

ーーー

 

 

十勝「十勝…俺?」

 

 

○おまけ○

朝の公園密会

 

大豆「素敵なお客様のキッコウさんに、キリ番を進呈します」にこ

茂木「ありがとうございます(あぁ、俺だけの神。きっと素晴らしい十勝当て馬作品が出来た事だろう。良い朝だ)」

大豆「楽しんで貰えると嬉しいなぁ」にこ

茂木「もちろんですよ(俺は貴方の作品の虜です)」

 

ーーーその夜

茂木「ではさっそく、実読と致しましょうか…ん?」

 

【キリリク部屋】

素敵なお客様リク作品

ライバル出現!(当て馬→攻め×主人公)

 

茂木「は!?俺が、受けだと?」

 

勘違いで「十勝×茂木」になりかけてしまう。十勝は当て馬なので未遂。

 

茂木「…完全に地雷な筈なのに、何故か面白い……さすが俺の神!」