番外編17:犬よ、お前は元仲間達についてどう思ってるんだ?(初代×犬)

 

 

はいじ{勝手に質問に答えるよ!

 

犬の仲間達は置いて行かれて困ってたよ!じゃあ、逆に犬の方はどうだったのかな?仲間達の事どう思ってる?

 

ヒーラー「王様への報告はどうしましょう」

魔法使い「魔王がイケメンで忘れられない」

召喚師「俺は間違った判断をしたのか…?」

 

初代様に聞いてもらお!


 

 

 

ーーーー初代様と魔王城に来て一夜を共に過ごした朝

 

初代「おい、犬」

犬「はい。なんでしょうか。初代様。お水をお持ちしましょうか」

初代「…お前、立てんのか?」したり顔

犬「…あ、れ?(立てない)」

初代「まだ寝てろ」得意気

犬「…いえ、這ってでも初代様にお水をお持ちします」

初代「…」

 

初代(そういやコイツ、こういうヤツだったな)

犬「取ってきます」ごそごそ

初代「いや、水とかいらねぇから。欲しいなんて誰が言った。ここに居ろ。犬」

犬「っは!はい!早とちりしました!すみません!」

初代「おら、寝ろ」

犬「は、はい(こ、ここで寝てていいのかな)」

初代「ここで寝ていい」

 

犬「っ!(あれ、声に出てた?)」

初代「っは、犬如きの考えてる事なんか簡単にわかんだよ。俺を舐めるんな」

犬「さ、さすがです(相手の心を読む魔術をお使いになられるなんてさすが初代様だ)」尊敬

初代「(コイツ何か勘違いしてやがんな……まぁ、もういいか)おい、犬」

犬「はい」

 

初代「お前、仲間と離れて俺と来て良かったのか?まぁ、仲間ん所に戻りてぇっつっても許さねぇけどな」

犬「…」きょとん

初代「(どんな顔だよ)3年も一緒に居た奴らだろうが。それをあんなにアッサリ置いて来て良かったのか?」

犬「あぁ!ハイ。大丈夫です!」ケロッ

初代(ど、どういう感情だ?)

 

初代「お前、アイツらの事どうでも良かったのか?(コイツのこの割り切り、たまに怖ぇんだけど)」

犬「どうでもよくはないです。でも、あの人達は俺が居なくても、そもそもカースト上位者ですし…」

初代(かーすとじょういしゃ?)

犬「それに、俺は彼らと3年旅をしたけど、その後に初代様と」

 

犬「2年…いや、3年?くらいは」

初代「2年10ヶ月だ」

犬「(あ、2年10ヶ月だったんだ。初代様…刻むな)そうです。それだけ旅をしてきてるので、なんか彼らの事は…」

初代(アイツらの事は?)

犬「高3の時に思い出す、中学時代の友達…みたいな感じですね」

初代(こうさん?ちゅうがくじだい?)

 

犬「なので、名残惜しいとかなくて。どっちかというと、駅でバッタリ会った中学の同級生に『懐かしいね。久しぶり。じゃ、俺こっちだから』って別れる感じ……で伝わりますか?(初代様の読心の魔術ならば、きっと分かって頂ける筈だ)」

 

初代「いや、全然わからん」どーん!

 

犬「え?え、え?」

 

初代「もっと分かりやすく言え」

犬「わ、分かりやすく?あ、えと。その。あの」

初代「…上手く言えって事じゃねぇ。一言でまとめろっつってんだ」

犬「ひ、一言……えと、そ、そうだな」

初代「(こういうコイツのウザさも久々だ。懐かしい…はぁ、いい)はぁっ」しみじみ

犬(初代様が溜息を…!)

 

犬「ひ、ひ!一言でいうとっ!」

初代「ああ」

犬「彼らはもう、俺にとって過去の人達だという事です!」

初代「…過去」

犬「そうです!懐かしいけど、それだけというか!なので、別に何とも思いません!」

初代「…それは(コイツを少しでも手放したら、過去扱いされるって事か?)」

 

犬「つ、伝わりましたか?(お願いです。これ以上は無理です。伝わってください。お願いです。俺は喋るのが下手なんです……!)」加持祈祷

初代「…よぉく分かった」

犬「!(良かった!)」パッ

初代「お前、絶対に二度とこの城から出るな。いや、俺の側から離れるな」

犬「え!(城から出るな?)」

 

初代「(コイツは駄犬だから最新の飼い主だけしか覚えてらんねぇってワケだな。聞いといて良かったぜ)おい、返事」

犬「っは、はい!(ひゃっほう!一生引きこもっていられる!)」パァッ

初代「っぐふ(かわっ…!クソが!どういう感情だよ!)」

犬(追い出されないように一生初代様に尽くすぞ!)

 

 

以上です。

犬的には、3年間共に旅をした仲間の後に、時代を逆行して2年10ヶ月初代様と旅をしているので前の仲間に対する感覚としては……

 

高3の冬に思い出す、交流の無くなった中学時代のクラスメイト。

 

みたいな感覚らしいです。

初代様には伝わりづらかったみたいですが、皆様にはどうでしょう?

 

 

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