番外編18:進〇ゼミ!中学講座!(ゴウキ×あられ)

 

 

inいつもの公園

 

ゴウキ(もう今年受験生かー。あー、これから塾のコマ数増やされて、春休みも夏休みも冬休みも塾の講習参加させられんだろうなー。クソダリィィ)

 

タタタ!

 

あられ「ゴウキーー!」

ゴウキ「あられ…」

あられ「ゴウキ、遅くなってごめんね!」

ゴウキ「いや、別に。そんな待ってねぇよ」グッタリ

 

あられ「ゴウキ、どうしたの?」

ゴウキ「ん?」

あられ「元気ない?」

ゴウキ「…あのさ、あられ」

あられ「なに?」

 

ゴウキ「今年、俺受験生じゃん?」

あられ「うん、きっとゴウキならトーダイに行けるよ!」

ゴウキ「……いや、俺が受けんの、まだ高校」

あられ「あー、トーダイって大学だったかぁ」

ゴウキ「お、おぉ(トーダイって名前の学校だと思ってたのか)」

 

 

ゴウキ「いや、だからさ、今年はあんましあられと遊べなねぇかも」

あられ「へ?」

ゴウキ「塾とかスゲェ増えるだろうしさ」

あられ「え、え?」

ゴウキ「春休みも、既に春期講習申し込まれてて……マジでダリィ」項垂れ

あられ「あ、あ、あの。ゴウキ」ぎゅっ

 

ゴウキ「(あられの顔が…)どうした、あられ」

あられ「塾って…入るのに、いくらするの?」

ゴウキ「さぁな。学年とか受講する教科とかによって違うだろうし……って、まさか。あられ」

 

あられ「ゴウキと会えないの嫌だから…俺も、塾行こうかな…」モジ…

ゴウキ「っぐふ!(あ”ーー!クソ可愛いかよ!?)」

あられ「ほ、ほら。お、俺…バカだから。中学生のクラスから、やり直したいですっていったら、ゴウキと同じ教室で授業させてもらえるかな?」

ゴウキ「げほっ(尊過ぎる…!)」

 

あられ「そしたらさ、ゴウキと同じ教室で……学校みたいに隣に座って勉強できるよね。消しゴム貸したり教科書見せてもらったり、分からないところを教えて貰ったり…楽しそうだね」にこ

ゴウキ「っぐ(完全に同学年パロのIFルートが再現できんじゃねぇかよ)」

あられ「…でも、無理だよね。俺ん家、お金ないから」

 

ゴウキ(クソッ!ネットビジネスで一発当ててあられに全額貢ぎてぇっ!)

あられ「…お金、お金さえあれば」すん

ゴウキ「あられ?(この目、なんかヤベェんじゃねぇか?)」

あられ「お金があれば、塾に行ける。塾に行ければ、ゴウキと一緒にいられる」ぶつぶつ

ゴウキ「お、おい。あられ?」

 

あられ「……ゴウキ、待ってて。お金、いっぱいにして塾に行ってみせるから」スン

 

スタスタスタ

 

ゴウキ「おいおいおい!その目やめろ!?」

あられ「俺、ゴウキと一緒に居られるように、いっぱい頑張るね」スン

 

スタスタスタ

 

ゴウキ「何する気だ!?いや、待て!あられ!塾辞める!一緒に居るから!待って!待ってクダサイ!オネガイシマス!!」

 

 

ゴウキ、あられが変なバイトを始める事を確信し塾を辞める事を決意。母親に頼み込んで塾→進〇ゼミへと変更して貰う。

 

ゴウキ「自分で勉強すっから!マジで!やらないで教材放置とかしねぇから!一生のお願いです!」土下座!

ゴウキ母「なになになに!?急に何!?」ビクッ

 

 

無事、ゴウキは進〇ゼミに入会できました。

 

 

〇おまけ〇

 

あられ「ゴウキ!このタブレットのやつ楽しい!」にこー!

ゴウキ「おう、よかった(マジで…マジで良かった!!)」

あられ「これで頭良くなったら、ゴウキと一緒に…」

ゴウキ「ん?」

あられ「トウだいがくせい?になれるかな」

ゴウキ「その手があったかーー!!」

 

 大学は四年間だもんね!でも、東大は無理じゃないかな!