—聡志、下積み時代
聡志「あ、スキルシェア市場に依頼が来てる!えーっと、なになに?」
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サトシ様
オリジナルBL小説のボイスドラマを作りたいと思っています。サトシさんの声が凄く格好良くて気に入ってしまいました。是非、依頼を受けてくださいませんでしょうか。
とうにゅう
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聡志「BLかぁ……えー、俺やった事ねぇしな。うーん。どうすっかなぁ」
—-貴方の声が凄く格好良くて気に入ってしまいました。
聡志「……何言ってんだよ、俺。この人は俺の声を気に入ってくれてるんだから、チャンス貰ったと思ってやっていかないと。プロになったら、どんな役だってこなせるようにならなきゃなんだし」
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とうにゅう様
ご依頼ありがとうございました。
私の声を気に入ってくださってありがとうございます。
是非、とうにゅう様のボイスドラマ作りのお手伝いをさせてください。
サトシ
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聡志「送信!これでよし、と」
金弥「サトシー!来たーー!入っていーー!?」
聡志(っヤバ!BLのボイスドラマの事だけは、ぜってー金弥にはバレないようにしねぇと!は、恥ずかしいっ!)ババっ
トトトト!
金弥「サトシー?」ガラッ
聡志「勝手に入ってくんな!?」
金弥「?」
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こうして、聡志は幾度ものやり取りの末「宅録」(※)でセリフの録音データを送ったよ!
(※宅録とは?
声優側が自宅の収録環境で収録すること!)
サトシ「あー、BLむっず。しかも受けの方の役だし。あんな感じで良かったのか?もうちっと激しく喘ぐべきだったか…」
ピロン
サトシ「っあ!とうにゅうさんだ!」
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サトシさん。
送って頂いたデータを拝聴しました!
とても素晴らしかったです!
特に、受けが攻めに愛撫された時、たまらず声を出してしまう場面の吐息混じりの声は最高でした!
でも、その後恥ずかしさから声を抑えながらも、ふと声が漏れてしまう…そういう受けの感情の機微が丁寧に感じられる演技がとても素敵で、イメージとピッタリでした。
自分の小説のボイスドラマを作る夢が、サトシさんのおかげで叶いました!本当にありがとうございます!
また、是非サトシさんにお願いしたいです。
とうにゅう
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サトシ「…う、わ」
サトシは何度も何度もメールを読み返したよ!
サトシ「う、うれじいっ」ジワリ
サトシは、やっぱり何度も何度もメールを読み返したよ!
サトシ「俺の声で、よろごんでもらえるなんでっ」ズズッ
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とうにゅうさん
こちらこそ、ご依頼頂きありがとうございました。
私もとうにゅうさんの作品に携わる事ができて、声優になりたいという夢の一歩が踏み出せました。
是非、また一緒に物語を作りましょう。
サトシ
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サトシ「俺も、もっと頑張ろう!」
その後、「とうにゅう」からサトシ宛に何度もBLのボイスドラマの依頼が来るようになったよ!
サトシ「とうにゅうさんの台本、回を追うごとに濡れ場が激しくなってんなぁ。けど、俺もお陰で大分慣れてきたぜ。プロになったら、BLなら全部楽勝でこなせるわ!」にこ!
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サトシは【セブンスナイト4】の実績から、色々な作品に登用されるようになったよ!
聡志「最近、けっこうBL作品で仕事もらえるようになったなぁ」
監督『仲本君、キミ新人なのに凄いBL慣れてるねぇ。ユーザーからの評判も良いし。これからも頼むね」
聡志「慣れてる、ねぇ。ま、とうにゅうさんの作品で何回もやったしな」にこにこ
ピロン
サトシ「ん?」
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サトシさん
また、ボイスドラマの依頼をお願いしてもよろしいですか?
とうにゅう
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サトシ「……とうにゅうさんからの依頼。でも、今は金弥と住んでるから宅録もしにくいんだよなぁ。それに、最近ちょっと忙しいし」
ーーーーサトシさんのお陰で夢が叶いました!
聡志「でも……!とうにゅうさんのだけは、やりたいなぁ。ずっと俺の声、褒めてくれてたし」
ーーーーサトシさんなら、絶対に人気声優になれますよ!
聡志「ずっと応援してくれてたし。……よし、もう。こうなったら」
○
金弥「え?一緒にBLのボイスドラマの依頼を受けて欲しい?」
聡志「頼む!俺が受けでお前が攻め!相手方には了承を得てるから!」
金弥「サトシが受けで、俺が攻め……最高じゃん!いいよ!何て作品?どこからの依頼?」
聡志「とうにゅうさんっていう、個人の人だから。報酬は少ないけど……ごはん奢るから!」パンっ!
金弥「とうにゅう……個人?知り合い?」
聡志「いや、直接会った事はない。でも、前から俺に依頼してくれてて……凄い背中押してもらったから。どうしても断りたくなくて!」
金弥「(何かたまに隠れてやってると思ったら、個人依頼を受けてたんだ)いいよ、サトシと一緒なら俺は何でもいいし」
聡志「ありがとう、キン!お前ほんとに良いヤツ!」パァッ
金弥「こんなの、サトシにだけだよ」
聡志「そんな事ねぇだろうがー!」にこにこ
金弥(とうにゅうさんに、昔の聡志の音声データ貰えないか聞こ)
聡志「じゃあ、早速やろうぜ。ほら、これが台本」ぽい!
金弥「えーっと、なになに?【慇懃無ですが、何か?】変なタイトル」
聡志「そう言うなって。とうにゅうさんの作品のタイトルは全部独特なんだよ」
金弥は台本をパラパラ捲ったよ!
金弥「……う、うわぁ」
聡志「……ふーん」
金弥(想像したより、濡れ場の場面が凄まじい。コレ、相手がサトシじゃなかったら絶対やりたくない……ってか、とうにゅうさんってヤバい人なんじゃ)チラ
聡志「今回は久々だからかな。ちょっと控えめだなー」にこ
金弥「え?」
聡志「前はもっと凄かったもんなぁ」
金弥「そ、そうなんだ」
金弥(絶対、音声データ貰お)真剣
聡志「さー!やるぞ!」
金弥「おー!(終わったら、実際にヤるぞー)」
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ピロン
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サトシさん、キンヤさん
今回も本当に素晴らしかったです!特に臨場感が凄くてとても演技とは思えませんでした!やっぱりサトシさんにお願いして良かったです!
それに、キンヤさんも素敵でした!特に挿入した時の苦しげな吐息混じりの声が最高で…!
また是非お二人に依頼させて頂きたいです!
ありがとうございました!
とうにゅう
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金弥「臨場感あったって?良かったね、サトシ」にこ
聡志「だまれっ!?」真っ赤
金弥、収録中に手を出した模様
○おまけ○
大豆「はーー、今回も良かった」しみじみ
茂木「この声、どっちも最近どこかで聞いたような……」
大豆「また、ボーナスが出たらサトシさんとキンヤさんにボイスドラマ頼もうー!」にこー!
大豆、自分へのご褒美にボイスドラマを依頼してました!いつか出会えたらいいね!
大豆&茂木
【まろやか毎日】という別作品に出てくるキャラです。