番外編4:飯島、タローに完全にハマる!(飯島→(??)タロー)※イラスト注意!

 

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イケメンしゃちくん
コタローさん、今度後輩に自分から話しかけてみては?

≫イケメンしゃちくんさん
無理ですよー( ;∀;)!
俺、職場じゃ誰とも話さない人見知りヲタなので……!無表情だから怖がれてるのかなぁ
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in会社の自動販売機の前
飯島「…無理ですよー、か。ふーん」

カタ

飯島「ん?」

タロー「っあ、す…すみませ(う、いつも俺を見て笑ってるイケメンの子だ。……気まずい)」ビク

飯島「あぁ、いいですよ。宮森さん、お先どうぞ(明らかに気まずいって顔してんなぁ。ブログだと凄い気安く返してくれんのに)」
タロー「あ、すみません(な、なに買おう。も、もうお茶でいいかな)」あせあせ

飯島(俺が見てるから焦ってんだろーな。やっぱ、宮森さんツボだわ)
タロー「…ぁっ!(お、お茶が売り切れてる!ど、どうしよう!)」あせあせ
飯島「(あー、完全にビビられてる。これは一旦、席に戻るかぁ?……あ、)そうだ」
タロー「っ!!(な、何か言った!?俺がモタモタしてるから!?)」びくぅっ!

飯島「宮森さん、【好きピ】ってアニメ知ってますか?(これならどうだ)」
タロー「え?あ、えっと(な、なんで!?なんでイケメンが【好きピ】の事なんか聞いてくるんだ……!?)」オロオロ
飯島「知ってます?」にこ
タロー「っぁ、えと。す、少し……なら(な、なになに?晒される?)」オロオロ

飯島「なら良かった。俺、アニメの方を見てたんですけど、凄く良い所で終わっちゃって」
タロー「え?」ピタ
飯島「宮森さんなら、あの続きがどうなるのか知ってるかなって思って(地味にずっと気になってたんだよなぁ)」
タロー「み、見てた、んですか?アニメ」
飯島「あぁ、はい(宮森さんのブログ読んでたら気になったんで)」

タロー「そ、そうなんだ!(好きピを見てる人が……会社にも居たっっ!)」ぱぁぁぁっ!
飯島「っ!(う、うわ。凄く嬉しそう)」
タロー「あ、あの…あのアニメの最終回は、ちょっと、オリジナルが入ってて!(ここにも居たんだ!好きピの事を話せる人が!)」にこーー!
飯島「へ、へぇ(スゲェ、目が……キラキラしてる)」

タロー「今、コミックスは10巻まで出てるんですけど!アニメは4巻までの内容でっ!だから、あの……続きはコミックスの5巻を見れば、あの後どうなったか分かります!」
—-イケメンしゃちくんさん!いつもコメントありがとうございます^^

飯島「あ(やっと、宮森さんが、ブログの“コタロー”さんになった)」
タロー「アニメはアニメで良かったんですけど!やっぱり原作も良くて!ちょっとずつ違ってて……!」
飯島「…」ジッ

タロー「っ!あ、あっ(俺、何を一気に話してるんだ……!今、絶対にオタクキモって思われてる……やってしまったーー!)」ワタワタ
飯島(やっぱ、すぐ顔に出るなー。ほんと、ツボだわぁ)
タロー「……い、以上です」トボ
飯島「宮森さん」
タロー「っ!」ビクッ

タロー「な、なんでしょう…?(なになになになに!?)」
飯島「持ってるんですか?【好きピ】の漫画」
タロー「へ?」
飯島「持ってるなら…良かったら貸してくれませんか。絶対返すので」
タロー「よ、読むんですか?(若くてイケメンなのに?)」
飯島「いや、だって続き気になりますし」

タロー「気に、なる?若くて、格好良いのに?」ポカン
飯島「いや、漫画を読むのに年齢とか顔とか関係ないでしょ」

—宮森さん。好きになるモノに年齢とか顔とか関係ないですよ。

タロー「っ!(アオイさんと同じ事言ってる!)」
飯島(宮森さん、俺の事格好良いって思ってたんだ。意外だわ)

タロー「あ、あの。明日でいい、ですか?」おず
飯島「いつでもいいですよ。宮森さんの持ってきやすい時で」
タロー「あ、明日持って来る!あ、あの……アニメの、続きから持ってくるから!(【好きピ】はイケメンも読める漫画だったんだ!)」にこ!
飯島「どーも(興奮して敬語が消えてら)」

タロー「荷物が重くなるといけないから、まず5巻だけ持ってくるね!」
飯島「はい、お願いします」
タロー「お疲れ様です!」ぺこ
飯島「え?ちょっ!」

タローは結局何も買わずに去って行ったよ!

同僚「あ、お前、こんな所に居たのかよ。取引先からお前宛てに電話があったんだぞー」
飯島「あー。マジで宮森さん、ツボだわぁ……」
同僚「は?」

スタタタタ!

タロー(わわわ!会社で【好きピ】の話をしてしまった!しかも後輩と!うわーー!)にこー!

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2月21日
【職場のイケメンZ世代と!】

皆さん聞いてくださーい^^!
今日、職場のイケメンZ世代と【好きピ】の事を話しました!(な、なんだとー!)

まさか、アオイさんに続き職場のイケメン君も【好きピ】が好きだったのです!
(また【好きピ】が好きって書いてしまった)

まさか、職場で【好きピ】の話が出来るなんて思ってもみなくて、すっごく今日は嬉しいです!
はっぴー^^
明日は、イケメンの彼に【好きピ】の5巻を持って行きます。

楽しんでくれると嬉しいなぁ。
読み終わった後に、感想とか話せたら……!

あー!ダメダメ!
作品の布教で、感想を強要したら逆に嫌われるのは百も承知!(ぐっ)
俺の事は嫌われても良いけど、【好きピ】の事は嫌いになって欲しくないからね!ガマンガマン!

でも、もしかしたら仲間になれるかもしれないので、ちょっと楽しみです^^

そんなワケで、イケメンZ世代君の今後も、またレポしますねー!
ではまたー!
≪コメント0件≫
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飯島は自宅でスマホをジッと見ているよ!

—–あ、明日持って来る!あ、あの……アニメの、続きから持ってくるから!

飯島「……っはーー」

—–でも、もしかしたら仲間になれるかもしれないので、ちょっと楽しみです^^

飯島「ほんと。ツボ過ぎだろ、宮森さーん」

≪コメント1件≫
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イケメンしゃちくん
コタローさん、良かったですね!
せっかくなので、漫画の感想どんどん聞いちゃっていいと思いますよー!俺なら先輩から話し振ってもらえるの嬉しいので!
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inサロン

アオイ「…は?なんだよ。コレ」イラ…

 

 

飯島、自分がタローのブログに登場する事に妙な優越感を覚えたよ!
アオイは苛立ちを覚えたよ!