※注意!

サラリと茂木の番が出てきます!

まだ終わりません!

 

茂木のマンションの前

 

十勝「なぁ、大豆。ほんとに行くのか?」

大豆「うん、茂木君に聞きたい事があるから」ぼんやり

十勝「…ここまで来たからハッキリ言うけど。今、茂木さんは番と居るだろうから……会えないと思うぞ。やめとこう。大豆」

大豆「…大丈夫、すぐ終わるから」ぼんやり

 

 

十勝「大豆…(どう考えても様子が変だ。でも、ここからは俺は行けない)」

 

 

大豆「……」とぼとぼ

 

大豆はこれまで何度も何度も茂木と一緒に歩いたマンションの部屋まで、とぼとぼと歩いたよ!

歩きながら、二日前からずっと既読スルーされているメッセージと、いいね!の付かないSNSを眺めてる!

 

 

——–

茂木君、大丈夫?

——–

既読

 

大豆「1回目」

 

——

茂木君、運命の人が現れた?

——

既読

 

大豆「2回目」

 

茂木の部屋の前に着いたよ!よく見慣れた部屋の扉だね!

 

大豆(……茂木君)

 

大豆はもう一度、スマホ眺めてメッセージを打ち込んだよ!

 

 

——

茂木君、ちょっとだけいい?

——

既読

 

大豆(……既読がついた。茂木君、見てるんだね)

 

大豆は既読を確認した瞬間、チャイムを押したよ!

 

ピンポーン

 

大豆(3回目……茂木君は、かまってくれるかなぁ)ぼんやり

 

 

◇◆◇

茂木の部屋

 

茂木「…ぅ、いま……何時だ(ヤバイ、頭がクラクラする。これが、番のフェロモンか……やっと、今朝から少し落ち着いてきた)」

番「……んぅ」

茂木「あぁ……良い匂いだ」

 

茂木は隣に眠る番の匂いを嗅ぎながら、スマホを見たよ。

 

茂木(…大豆先輩からの連絡、返せてない)

 

 

——–

茂木君、大丈夫?

——–

既読

 

茂木「(…面倒臭いな)っぁ!」

 

——

茂木君、運命の人が現れた?

——

既読

 

茂木「(今、俺は何を……)ん?」

 

しゅっ!

 

——

茂木君、ちょっとだけいい?

——

既読

 

茂木(ちょっとだけ……なんだ?)

 

ピンポーン

 

茂木「っ!?」

 

 

番「……ん?」ムク

茂木「ぁ……まさか」

 

ピンポーン

 

番「でなくていいの?」

茂木「い、いい(……大豆先輩?)」

 

ピンポーン

 

茂木「はぁ…はぁ(早く、帰ってくれ)」

番「どうしたの?大丈夫……っわ!」

茂木「……気にするな、もう一回ヤろう(何も、考えたく無い)」

 

 

番「ふふ、同じ事思ってた」にこ

茂木「っふーーっはぁ。良い、匂いだ(俺は、この人だけ居ればいい)」

 

 

◇◆◇

 

 

大豆「……あーぁ、やっぱり。茂木君はキッコウさんだった」

 

——

茂木君、ちょっとだけいい?

——

既読

 

大豆「……帰ろう」

 

——

おじゃましました

——

 

 

大豆は既読の付かないメッセージを見ながら、ぽてぽてと帰ったよ。

 

 

十勝「っ!大豆」タタタ!

 

大豆「……十勝」

十勝「どうだった?」

大豆「会えなかったよ。寝てるんだろうね?」にこ

十勝「…あ、そうだな(なんか、大豆)」

 

大豆「十勝、付いて来てくれてありがとう。帰ろう」スタスタ

 

 

十勝「……なぁ、大豆」おず

大豆「ん?」

十勝「茂木さんに、何が聞きたかったんだ?」

 

 

大豆は全然歩こうとしない十勝の方を振り返ったよ。振り返った先にあるのは、見慣れた茂木のマンションだよ!遠く感じるよ!

 

大豆「……何も」

十勝「は?」

大豆「なーんにも聞く事なんてないよ!」にこ

 

 

十勝「で、でも。聞きたい事があるからここに来たんじゃ無かったのか?(大豆、お前……)」

 

 

大豆「ごめん、あれウソ。ただ、ちょっとだけ――」にこ

—–茂木君に構って欲しかっただけ!

 

 

十勝(なんで、本気で笑ってるんだ?)

 

 

◇◆◇

 

 

——

おじゃましました

——

既読

 

——

更新しました!

—–

いいね0

 

茂木「…あぁ、大豆先輩」

—–面倒くさいなぁ。

 

 

 

茂木がαの本能により、大豆を自然と面倒くさがりはじめたよ!地獄!

番はコ〇ンの犯人みたいなノリで想像してください!

 

あと2~3回くらいで終わりたい!