サトシは大切にする(金弥×聡志)
聡志「ほら、引っ越しまで時間ねぇんだから、しっかり荷物を詰めろ」
金弥「はーい(やっとサトシと二人で暮らせる…長かった)」ほわ
聡志「これ、こっち。これは…」いそいそ
金弥(二人で住むようになったら…帰らなくてよくなるから夜も一緒にいれる……ハーー、いい)
聡志「おい、キン!ちゃんとやれ!一緒に住むの止めるからな!?」
金弥「っはいはいはい!ごめんって!」タタタッ!
聡志「俺、ちょっとガムテープ買ってくるから!サボんなよ!」
金弥「あーい」
聡志はバタバタと買い物に行ったよ!
金弥「あー、そろそろ本気でやらないと聡志が怒……ん?」
金弥はダンボールの中にあるモノに目を奪われたよ!
金弥「これ、俺の子供の頃のタオル……」
ダンボールの一番上に、ぼろぼろのタオルがジップロックの大きいヤツにキレイに畳んで入れられてたよ!
袋には「金弥の!」って書いてある!
金弥「サトシ……」
実はもう金弥はタオルは使わないし、テキトーに放置してたんだよ!
—-これ、キンの宝物か?じゃあ、俺が隠しておいてやる!
金弥「……これだから、サトシはっ」くしゃ
その後、帰ってきた聡志に金弥はベッタベタに甘えたよ!
金弥「キン君、サトシ好き…」ぎゅう
聡志「あー、もう全然片付かねぇ」
それでも、聡志は金弥を無理に引き剥がさない!そういう二人!
サトシは大事にする2(イーサ×サトシ)
in夢電話
イーサがあもに話しかけているよ!
まだ、サトシは来てないよ!
イーサ『あも?今日はお前は一人でソファで寝ろ。なんでかって?今日は、サトシとベッドで遊ぶからだ。これは愛し合う二人のする事だから、あも、お前だとしても、そういう時は気を遣って貰わなければ困る』
あもは笑ってイーサを見てるよ!
イーサ『そんな顔をするな。大丈夫だ。明日はお前も一緒にサトシと遊んでやる』
あもは笑ってイーサを見てるよ!
サトシ『イーサ、来たぞー』
イーサ『っ!サトシ!……あも、今日はここで我慢しろ』
イーサはそれまで抱き着いていた〝あも〟をソファに置いて、サトシの元まで走ったよ!
イーサ『サトシ!』ぎゅっ
サトシ『苦しいっ!おい、ちょっと……イーサ、お前』
サトシは自分の腰に当たってる、イーサの固いアレに呆れたよ!
なんなら、めちゃくちゃ押し付けられてゴリゴリされてる!
サトシ『おいおいっ、ちょっ!少し落ち着け!』
イーサ『……イーサは、昼間頑張ってる。サトシは見てないから知らないと思うが、たくさん我慢してる!』
サトシ『んーー』
イーサ『本当は、昼間も会いたいのを我慢してる!昼間はサトシはキンばっかりなのに、イーサは我儘一つ言わない。こんな健気な王様は見た事ないぞ!』
サトシ『ソレ、自分で言うか?』
イーサ『俺は……昼間だって、サトシに会いたいのに』
金色の王様が口をへの字にして、今にも泣きそうな顔をしているよ!
サトシ『……そうだな。お前は我慢して偉いな。ほら、おいで』
イーサ『……ん!』にこ!
その後、イーサとサトシはじゃれ合うように一晩中遊んだよ!
◇◆◇
朝
イーサ「っ!」ぱち!
イーサは窓から差し込んでくる太陽の光に、目をぱちぱちさせたよ!
イーサ「……なんだ、もう朝か。もうサトシはキンの所に帰ってしまった」
イーサは綺麗な天井を見つめながら、なんだか寂しくて泣きそうになったよ!いっぱい夢の中でじゃれた次の日の朝ほど、こうなるよ!
イーサ「……サトシ」
イーサは寝返りをうったよ。すると――!
イーサ「ん?あも、なんでお前がここに居る?」
あもがジッとイーサを見ていたよ!
ソファに置いた筈なのにね!どうしてだろうね!
イーサ「ちゃんとあも用の枕まで持ってきてるじゃないか。あも?お前が自分で持ってきたのか?」
そんなワケないよね!
よく見ると、あも用のタオルケットもかけられてる!そして、顔がちゃんとイーサの方を向いてる!
こんな事をするのは――!
イーサ「さどじぃ……あいだいぃ」
サトシ、イーサが起きて寂しがらないようにってあもを隣に寝かせてあげたのに、逆に寂しくさせちゃったみたいだね!
でも、あもは笑ってる!
イーサ「あも……ごんなに、やざじぐじでもらえて、おまえも、ざどじが、すきだろ?」
あもは凄く笑ってる!
その後、シクシク泣いているところにマティックがやって来て、イーサをベッドから蹴り落として、あもをベッドに放り投げたよ!
イーサ「マティック!お前は悪魔だ!?あもまで投げて!悪魔!」
マティック「いいから仕事をしてくださいっ!」
他人の大切なモノを自然と大切にしてあげられる主人公が好きです!