番外編34:初めての友達(初代様&ヒスイ)

 

in魔王城(ヒスイ30代半ば)

 

ヒスイ「あ」

初代「あ」

ヒスイ「え、お前で急に老けてんの?髭とか生やして。昨日まではなかっただろ」

初代「うるせぇな。元々の姿に姿を近づけてるだけだ」

 

——–イシ君、本当に格好良くなりましたね。

 

ヒスイ「あ、アレか」ピーン!

初代「ンだよ」

 

ヒスイ「……お前アレだろ。俺がここに来た時に手下のヤツが俺の事格好良いって言ったのを気にしてんだろ。だから、髭とか生やしてんだ。ウケる」へら

初代「あ゛?勘違いしてんじゃねぇぞ。ぶっ〇すぞマジで」

 

ヒスイ「おいおい、年相応の落ち着きがねぇと見た目だけ老けてもダセェだけだぜ?」へら

初代「……お前、マジで雑魚の癖に口だけは減らねぇ奴だな」

ヒスイ「にしても、髭かっけーな。俺も伸ばそうかなーー」

 

初代「お前ぇじゃまだ似合わねぇよ。このクソガキ」ゲシ

ヒスイ「あ?急ごしらえで老けたテメェに言われたくねぇんだよ」ゲシ

初代「お前、ほんとウゼェわ」ゲシゲシ

ヒスイ「そりゃコッチのセリフだ。バァカ」ゲシゲシ

 

犬「……」じっ

ヘマ「……」じっ

犬「あの二人、仲良いですね」

ヘマ「そうだね。友達みたいだねー」

 

犬「初代様。嬉しそうだ」

ヘマ「イシ君も楽しそう」にこ

犬(なんか、格好良い大人二人が男子高校生みたいに絡んでるの……いいな。なんか、学校みただいだ)にこ

 

初代とヒスイ。

二人共お互いにとって一番純粋な「友達」枠かもしれないと思って。犬とヘマは「友達」というより「ツレ」&「家族」なので。

見た目30代くらいの大人の男の人たちが、男子高校生みたいに絡んでると癒されるよねって思って。

 

【番外編25:お母さんはイシ君!】

このお話の時に、犬が30代になったヒスイに対して「格好良くなったね」と言った所から、初代は見た目を少しずつ老けさせるようにしたのでした。

涙ぐましいかよ。