再会して数百年後ーー。
犬「くぁっ(朝ごはん作らないと…)」むく
初代「…すぅ、すぅ」
犬(初代様、よく寝てる。朝ごはんを作ろう)にこ
テテテテ
犬は朝ごはんの準備に向かったよ!
◆◇◆
—-初代様、どうかお元気で。
初代「っっ犬!!?」ばっ!
初代様は犬と最後の別れになったあの日の夢を見たよ!
今でもたまに見るみたい!
初代「……はぁはぁ。あ、れ」きょろきょろ
初代様は周囲を見渡したよ!
誰も居ない!
初代「いぬ、は…?(あれ、今。いつだ?ここは、どこだ?俺は犬と……再会、した、よな)」きょろきょろ
寝ぼけてるみたい!
初代「……ここは、魔王城だよ、な。犬は、どうなった」おたおた
寝ぼけ過ぎて、犬と再会した後なのか、再会する前なのかよくわかってないみたい!
初代「犬とは、会った……よな?だよな?昨日の夜もヤった、よな。あれ、これは旅の時の記憶か?」おろおろ
寝ぼけて過ぎてるね!
~ふわ
初代「……ん、このにおいは」
ガチャ
犬「あ、初代様。おはようございます。朝食が出来ました」にこ
初代「……おう」
ほっ、再会してたね!
犬「どうしますか?お部屋にもってきますか?向こうで食べますか?」
初代「向こうで、食べる」
犬「はい!では、準備しておきます!」にこ
テテテテ!
初代「はーーーっ」
初代様、膝を抱えてホッとしました!
初代「……よかった」
初代様は定期的に、寝ぼけてこのターンを繰り返すよ!
何百年経ってもね!
初代「めし、いくか」のそ
バタン!テテテテ!
初代「ん?」
せがれ「しょだい、さまー」
初代「……そういや。お前も居たな」
せがれ「う?」
子供が生まれてもなお、トラウマは消えない!きっと永遠に消えない!