大豆の初めての同人誌通販③

47:大豆先輩ですか?俺のベッドで寝てます

 

 

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大豆:十勝、休みの日にごめん。相談したい事があるんだけど、今日時間があったりしますか?

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十勝(大豆からプライベートで相談なんて初めだな。仕事以外に頼られるようになったという事は、なかなか良いんじゃないか)ふふ

 

茂木「……」

 

十勝「えーっと。待ち合わせ場所は、この公園でいいのか?(でも、大豆。なんだってこんな場所を待ち合わせ場所に……)」キョロ

 

茂木「十勝さん」すっ

十勝「っ!も、茂木さん!?(なんでコイツがここに)」

茂木「なんで俺がここに居るのかって顔をしてますね。理由を言いましょう。ここは、俺の家の近所です」

 

十勝「は?じゃあ、もしかして大豆は……!」

茂木「今、俺の部屋のベッドで寝ています」

十勝「なっ!?」

 

茂木「すみません。少し貴方に用事があって、大豆先輩のスマホを借りて連絡を取らせてもらいました。まんまと来てくれて感謝してますよ」

十勝「……なにが、目的だ(クソ、そういえば大豆のスマホのロックは茂木も解除できるようにしてあるんだった)」

 

茂木「貴方には神の手駒になってもらいますよ。さぁ、来てください」

十勝「どこへ」

茂木「俺の家ですよ」

十勝「……そこに。大豆も居るのか」

 

茂木「だから、言ったでしょう。大豆先輩は俺のベッドで寝てます」

十勝「俺に……一体何をさせる気だ」

茂木「だから、神の手駒です。ま、別にいいんですよ。来たくなければ来なくとも」スタスタ

十勝「っく(クソ、断ればいいものを……俺は一体何をやってるんだ)スタスタ

 

◇◆◇

 

茂木「さぁ、どうぞ」

十勝「……は?なんだ、これは」

茂木「俺の部屋です」スン

十勝「いや、そういう事じゃなくて……大豆は?」

 

大豆「うぅ、ぅん」ゴソゴソ

 

茂木「大豆先輩は疲れて寝てます」

十勝「疲れてって……」

茂木「通販作業で」スン

十勝「通販って……コレは」

 

十勝は、足元に大量に転がっている【慇懃無礼ですがなにか?】の同人誌を拾い上げたよ!

 

茂木「……まさか、通販作業がここまで煩雑になるとは思わなかったんですよ。最初の通販くらいは自家通販でやってみようと思ったんですが、次回からは自家通販は止めて倉庫に送ります」げっそり

十勝「ま、待て。という事は、まさかここにある本全部……」

 

茂木「そうですよ!?今から発送する通販用の同人誌です!俺だけじゃもう捌ききれないっ!十勝さん、神の下僕として貴方にも手伝ってもらいますよ」かっ!

十勝「……なっ!」

 

大豆「すぅ、すぅ」

茂木「……おれも、ねたい」

 

茂木、徹夜過ぎてスヤスヤ眠る大豆にちょっとモヤついてるよ!

 

十勝「……」

茂木「ちょっ!何読んでるんですか!?」

十勝「買う」

茂木「在庫もギリなんだよ!?いいから手伝え!?」

 

茂木、辛すぎて十勝召喚!

十勝、在庫ギリの同人誌を買おうとする!

大豆、よく寝る!

さぁ、甘くない通販作業は今後どうなる!