この世界にはレベル100の魔王と勇者がいる!!
※このお話は【初代様には仲間が居ない!】という作品の攻め「初代様」と【この世界には~】の「シモン」の比較対比お喋りとなっております。
初代様の血を色濃く引いた子孫が「シモン」なのですが、「初代様」とはけっこう対比が利いていて面白いので、お喋りにまとめました。
【初代様】を知らない場合、ノリで読んでください(なにを…)
どちらも時系列は【本編】です。
【ごはん】
≪初代様≫
初代様「……なんだ、今日の飯。なんかいつもと違わねぇか」
犬「え、特に何も変わってないですが」
初代「なんか、くせぇ」
犬「えっと……あ(今日料理に使った水、ろ過してなかった!)」
初代「……飯はもういい。寝る」
犬「あっ、あの!保存食用に作った食事があるので、そちらをお食べください!(初代様、成長期なのに!)」
偏食な初代様
≪レベル30≫
キトリス「あー、やっちまったぁぁ」
シモン「ん、どうしたの。師匠」
キトリス「ちょっと目を離した隙に、パンが黒焦げになっちまって。もったいない事した……って、え!?ちょっ、シモン!?」
シモン「ん、まぁ。食べられない事はないかな」けろっ
キトリス「えぇぇ、体に悪そうだからそのんな消し炭食べないでぇ」
何でも食べるシモン
【服】
≪初代様≫
初代「あー、汗くせぇな。着替えるか」ぬぎぬぎ
犬「はい、初代様。こちら替えの下着です(初代様、夏になると一日3回は着替えるもんな。替えの下着、もっと買っておかないと)」
初代「おう。って、テメェそのマント」
犬「え、俺のマントですか?」
初代「おう。そろそろ、大分傷んできたな。替え時か」
犬「あ、いえ。まだ全然着れますし」
初代「着れるかどうかじゃねぇよ。装備品なんだ、定期的に新調しろ。いいな」
犬「あ、はい(初代様、意外こういうとこマメだよな)」
見た目を気にする初代様
≪レベル30≫
シモン「よいしょ」
キトリス「あ、シモン。ちょっと待て」
シモン「どうしたの、師匠」
キトリス「あーー、去年買った服。袖も裾も全然足りなくなってる(大きくなったなぁ)」しみじみ
シモン「そうかな?」
キトリス「そうだよ。あーー、このまま外に出るの恥ずかしいだろ。新しいの買いに行こうか」
シモン「……うーん、もったいないし。このまま使って、最後は夏用に半袖として使うのはどう?」
キトリス「どんだけ気ぃ長いの!?あと!もうちょっと見た目気にしようか!?(シモン、見た目おは王子様みたいなのに……)」
見た目に無頓着なシモン
【対人関係】
≪初代様≫
村長「おお、勇者様。本当にモンスターを退治してくださるとは……お礼はいかほど」
初代「いいえ、勇者として当然の事をしたまでです。お礼なんて必要ありません」にこ
村長「あぁ、さすがは勇者様。なんて素晴らしいお人柄だ」
初代「他に何か困った事があれば、何でも言ってください」にこり
◇◆◇
初代「おい、犬!なんで俺の着替えの中に、テメェのシャツが入ってんだ!」
犬「っあ、あ!すみません!間違えましたっ」ぺこぺこ
初代「下着の管理はちゃんとしろ!テメェの下着が無くなっても気付かねぇなんて事になったら許さねぇからな!?」
犬「すっ、すみません!」土下座!
受けにだけ甘える(本性を現す)初代様
≪レベル30≫
街娘「ねぇ、シモン!最近街道に夜盗が出るらしいから、荷馬車の護衛を頼みたいんだけどー」
シモン「いくら出す?」
街娘「えー、友達じゃん。今度、店に来た時サービスするからぁ」
シモン「出すもの出さないんだったら別のヤツに頼めよ」
街娘「なによー!ケチ!」
◇◆◇
キトリス「よいしょっ、っと。っふう」
シモン「師匠、何してるの?」
キトリス「あぁ、コレ。マリアに酒場まで運ぶように頼まれてさ」
シモン「重いでしょ?俺、持つよ」にこ
キトリス「あ、いや。全然持てるか……ちょっ、シモン!いいって!」
シモン「いいからいいから」にこり
受け以外に雑なシモン
教会育ちの初代様とスラム街育ちのシモンでは性質が真逆になりがち!!