in同人即売会
大豆「す、すごい。やっぱりイベントって人がたくさん集まるんだね……」オロオロ
十勝「大豆、前見て歩かないとぶつかるぞ」すっ
茂木「十勝さん、どさくさに紛れて大豆先輩に触らないでもらっていいですか。そういうの俺の役割なので。出しゃばらないでもらっていいですか」さっ
十勝「どさくさに紛れてって……そんな、俺は何にも紛れているつもりはないが」どん
茂木「は?何を堂々と言ってるんですか(十勝のやつ、最近になってじょじょに態度が図太くなってきやがって……図々しい!)」
大豆「あの格好良いコスプレの人は、男の人なのかな、女の人なのかな……いや、ともかく凄い。二次元の三次元だ」あわわ
十勝「いや、大豆。あれは、もしかすると三次元の二次元かもしれないぞ」にこ
大豆「た、確かに。十勝の言う通りあれは三次元の二次元かも(あれ、二次元が何で、三次元が何だっけ??)」
茂木「適当な返しで大豆先輩を混乱させないでもらっていいですか。大豆先輩、あれはきっと二次元の三次元で合ってます。大豆先輩が正解ですよ」
大豆「そ、そうかな?(あれ、何が何だかわからなくなってきた)」
一般参加者「あの、これ貰ってもいいですか?」
サークル参加「わー!ありがとうございますー!」
一般参加者「あの、いつも見てます!これ、差入れです!」
サークル参加「あっ、ありがとうございます!嬉しい!」
大豆「……イベントかぁ、俺もいつか出てみたいな。でもなぁ」
十勝「出たらいいじゃないか。その時は俺が売り子をやるよ」にこ
茂木「は?さっきから何なんですか、十勝さん。もし大豆先輩がイベントに出るなら売り子は俺なんですけど」
十勝「茂木さんじゃダメですよ。表情が固いですから」
茂木「は?俺の表情が固いのは相手を選んでそうなってるだけですが。ねぇ、大豆先輩?売り子は俺ですよね?」
十勝「売り子なら俺の方が最適だと思うけどな。なぁ、大豆」にこ
大豆「……あ、えっと」
サークル参加「じゃあ、この後カラオケでも行くー?」きゃっきゃっ
サークル参加「いいねぇ!あ、まず焼き肉行こうよー」きゃっきゃっ
大豆「う、あ……あ、あの。俺、まだサークル参加はちょっと」おろおろ
十勝「なんでだ?誰も買いに来てくれないかもしれないのが不安なのか?」
茂木「告知をきちんとすれば、誰も買いに来てくれない事はないですよ」
大豆「俺、誰も創作の友達居ないし……カラオケも、焼き肉も……行く相手が居ないから。まだ早いかなって」
茂木「あ、あの。アレは絶対じゃないですよ(心配するところはそこなのか。というか〝まだ〟って言うが、鍵垢じゃ友達は出来ないだろ)」
十勝「そんな事か。大豆が行きたいならカラオケにも焼き肉にも俺が付き合うよ」にこ
茂木「おい、いい加減にしろ。カラオケと焼き肉は俺が一緒に行けばいい話だろうが。ねぇ、大豆先輩?アフターは俺と行きますよね」
十勝「最悪三人っていう手もあるが……」
茂木「最悪過ぎる」
大豆「もう、職場の飲み会だね」
大豆、サークル参加が怖くて逃げてるだけ!
結果「ちょっと怖いから……」とか言って、初めてのサークル参加の時は謎に茂木と十勝の売り子二人で同人誌を頒布する可能性高し。大豆は遠くから見てる。