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「……空よ、どうだ?気持ち良いか?」
「ンンっ、あぅ……あっ、ッひも、ちいっ」
最高に気持ち良いですッ!!
俺は制服を全部脱がされ、光君ちのベッドの上で恥ずかしいくらいしっかりと足を開かされていた。お尻の中で、光君の熱い指先が容赦なくナカのしこりに触れる度に、腰がピクピク跳ねる。
「ふむ、これでは俺の力を存分に味わえていないようだな?」
「っひ!」
光君は自信に満ちた得意げな笑みを浮かべながら、今度は胸の上でぷっくりと主張していた乳首に手を伸ばした。
「ン……ッ!ふぁ、あぁぁ……っっぁん!」
「可憐な二つの頂がこんなにも愛おしく俺を待ち焦がれているとは……さぁ、今すぐ癒してやろう!」
「へっ、っへ変な言い方すん、なぁっ!あぅ、やぁ……っ!」
「はぁっ、こんなに膨れて……まるで熟れた果実のようだ」
うっとりと、俺の乳首を見つめる光君に「それはお前のせいだろうが!」と言い返してやりたかったが、俺はもうそれどころではなかった。
「ひうっ!?ぁ、ああ…っ!ひ、ひかるくっ!まって、そんなっ……同時にされたらっ……~~っ!!」
光君によって乳首とお尻の中を同時に責め立てられ、容赦ない快楽に頭が真っ白になる。息も乱れて、ただ、与えられる快楽に身を任せるしかなかった。
「ぅ、あん、ふ……ッはぅ!っしょこ……っだめ、っぁ、っぁ……!」
「さぁ、空。教えてくれ。お前が触れられて震えるのは、胸の高みか、それとも秘められた深淵か?」
なんていつもの調子で言いながら、光君の長い指が俺の乳首をコリコリと転がして、先端を爪で甘く引っ掻いた。かと思えば、風が肌を撫でるような乳首の先端に触れてくるもんだから、もどかしくて頭がおかしくなりそうになる。
「っぅ、あの……っひ、かるく。もっと……ちゃんと、触って」
「どこをだ?」
光君は意地悪そうに口元を歪めながら、楽しげにこちらを眺めている。
「なぁ、空よ。どこをだ?」
「う、ぅ……どこって」
こういう時、光君は俺がちゃんと口にするまで絶対に触れてくれない。本当にどんな誤魔化しも許してくれないのだ。そんなのは、二年近くの付き合いで嫌というほど分かっている。
「っぁう、……あの、ち、ちく……えっと、俺のおっぱいを……ちゃんと触ってほしい……」
乳首と言うのが恥ずかしくて、わざわざ言い換えたけど、これって逆に恥ずかしいんじゃないか……!?
そう思った瞬間、光君からも「ほう、おっぱいか?」と、どこか感心したような声で復唱されてしまった。
「っぁ、ぅ……えと、ちがう。そうじゃなくてっ……!」
もう、俺は一体何を言ってるんだ!
息が荒れるのをなんとか抑えようとして、はぁ、はぁと深呼吸してみるけど、全然落ち着かない。光君の楽しそうな視線に耐えきれず、最後には目をギュッと瞑るしかなかった。
すると、そんな俺の耳に、すぐそばでパコッと何かを明ける音が聞こえてきた。
「空、お前は本当に……この俺が保証しよう!お前は、この世界で一番可愛い存在だ!」
光のテンションが急に上がったかと思ったら、突然胸にヌルリとした液体の感触が走った。
「っへ!?なっ、なになに!?……ンっぁ!」
「っはぁ、この色、この形……本当に熟れた果実そのものだな。触れるたびに俺を魅了する」
「っあ、ぁ……っん、ひかるくっ……ふぁ、それ、それぇっ!」
「ん、さっきよりも良い顔をしているな……あぁ、空。空……俺の手はそんなに気持ち良いか?」
「っぁ、っぁン!っぁしょ、れ……きも、ちぃっ」
どうやらさっきの音は、ローションの蓋を開けた音だったようだ。
ヌルヌルと生暖かい液体を纏った光の指が、ちゅぷちゅぷと俺の乳首を摘まんでは、クリクリと乳輪を刺激していく。その感触に、体がビクッと反応してしまい、息を整えようとするたびに、情けない変な声が出てしまう自分が恥ずかしかった。
「……っは。空、今度はこっちも良くしてやろう」
少しだけ詰まったこうな声で発された言葉の直後、今度は控えめだったお尻の穴に挿れられた指が激しく動き始めた。
「あっ……!やっ、光くっ……ひぅぅっ!」
これまで何度もされてきた行為だけど、お尻に指を挿れられるのは何回されても慣れない。グチュグチュと光君の熱い指先にローションが絡んだ卑猥な音が、俺のお尻の方から容赦なく聞こえてくる。
光君の骨ばった熱い指で肉壁を押し広げられ、トントンとノックするように気持ち良い場所に刺激を与えられ続ける。
「そこっ。ンッ……っぁ、っぁ!やぁ、んっ、ちょっ、待ってまって!」
「いいや、待たない!お前のイイところを見つけるのは、俺の使命だ。そして、ここがまさにソコだ!」
「ッや、……だめっ!いま、ソレ、されたらっ……もっ、出ちゃ」
「出せばいい!この極上の瞬間に、その声を出さずして、一体いつ出すというんだ!」
違うっ!そうじゃない!と、叫ぼうとした時だ。
光君のいつものように大仰な口調と共に、ナカのこりこりしたしこりを指で引っ掻かれた途端、ピクンと腰が弓なりに跳ねた。
「~~ッひ、ぁぁぁン!!」
その瞬間、頭が真っ白になり、ローションでぬめった俺のお尻の穴が、キュッと光の指を締め付けるのがわかった。ゴリッとした光君の節くれた指の関節をナカで感じた瞬間、なんだかよく分からないくらい下腹部がキュンと熱く疼いてしまった。
「っはぁ、っはぁ。……ぁ、っはぅ」
視界の端に、光君の制服にべったりと付いた俺の精液が映る。視線を下げると、腹の上に力なく横たわる自分のちんこが見えた。
「ぁー……イちゃった。もう……」
はぁはぁと息で肩をしながらぼんやりしていると、いつの間にか光の顔が目の前にあった。うっとりしたその表情が、俺をじっと見つめている。
「空、その表情……本当に愛おしいな」
「はぁ……?っんぅ〜っ、ん゛んっ」
かと思えば、気が付くと俺は光君にキスされていた。
何度も角度を変えながら唇を合わせ、光君の舌が俺の舌を絡めとるように追いかけてくる。
「っは、ぅ……ひか、るく」
「空、その頬の赤さ、まるで神々が与えた祝福の証だ。空、お前がどれだけ尊い存在かわかるか?」
なんか、光君は凄い事を言い始めた。ちょっと意味が分からない。まぁ、いつもの事だけど。
その間も、ちゅっちゅっと蕩けるようなキスを何度も繰り返してくる光君に頭がトロンとしかけた時だった。
「ねぇ、私ら何見せられてんの?」
「光と空のラブエッチの前戯でしょ」
「っっっ!!!」