二人の本棚には、同じ本がある。 2:初めての後輩 「うーん、今日はちょっと量が多いか?」 郵便飛脚の朝は早い。 なにせ、各家庭に朝のプレス誌を届けるという定期業務があるからだ。そして、これは往々にして新人の仕事になる。 様々な危険物や、壊れ物、はたまた重要文書などを取り扱う上級飛脚は... 2022.02.19 二人の本棚には、同じ本がある。
二人の本棚には、同じ本がある。 1:異国の新人 「コイツが新しく入った新人のゴーランドだ。ローラー、お前色々とウチの事を教えてやれよ」 「……」 そう言ってお頭から紹介された青年は、それはもうひたすらに大きかった。 この飛脚商会で働く男達は皆、それぞれが自慢の肉体を有する男社会なのだ... 2022.02.18 二人の本棚には、同じ本がある。