ツイッターお喋りまとめ
〇前世&金持ち父さん貧乏父さん〇
【登場人物】
スルー(27)又は(30~31)
インの父。歌と踊りが得意。
ヨル【本名:ザン】(31)又は(33~34)
オブの父。静かに待つ事が得意。
イン(11)又は(14~15)
スルーの息子。オブの機嫌を直すのが得意。
オブ(11)又は(14~15)
ヨル(ザン)の息子。インを喜ばせるのが得意。
エア(33)
ヨル(ザン)の兄。ビロウの父。ヨルに嫌な想いをさせるのが得意。
ビロウ(10)
エアの息子。オブに嫌がらせをするのが得意。
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スルー『お前の所の小狼が、』
スルー『インを守る小狼が、』
ヨル『なぜ。オブは小狼なんだ』
スルー『だって、最初にヨルがインの事を子犬だと言っただろ?だから、オブは小狼だ』
ヨル『なら、親の俺は大人の狼か』
スルー『おおっ!確かにそうだな!なら俺は……ただの犬か』
ヨル『……っくく』
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【ヨルとスルーの文通】
オブ『今回の贈り物です。あと伝言も』
ヨル『赤い、実?』
オブ『村ではおめでたい事があったにこれを飾るみたいです』
ヨル『めでたい事』
オブ『伝言は…“成長した子狼にインが食われた”…ほんと、意味が分からない』
ヨル『っ食わ!オブ、お前とうとうっ…』
オブ『へ?』
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※補足※
設定としてはオブ15歳間近の14歳の時に、初めてインと色々やらかしている設定です。
父親同士グループラインみたいな感じで情報共有されています。
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【息子とインのアレコレを知ったヨル】
ヨル『コレをスルーに渡してくれ』
オブ『(薬に軟膏?)』
ヨル『あと伝言を』
オブ『はい(父さんが伝言なんて珍しいな)』
ヨル『うちの狼がすまない。何かあったらオブに遠慮なく言うように、と』
オブ『何の話ですか』
ヨル『若いと我慢がきかんからな…』
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【スルー息子(14)とオブのアレコレに気付く】
イン『お父さん!畑の水やり終わったよー!』
スルー『でかした!今後は水やりはお前に任せよう!』
イン『嫌だよ!交代!あぁ、もうっ汗でベタベタだよ!』
スルー『子供じゃないんだからそうやって服をすぐ脱ぐなー……ん!?んんんん??!!!』
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イン『どうしたの?俺の背中、なんか付いてる?』
スルー『あー。お前、確かに昨日帰り遅かったもんなぁ』
イン『っき、昨日!?おっ、オブと久々に会えたから!遊んでたんだ!それだけ!』
スルー『久々って2日会ってなかっただけだろ…もうお母さん達の前で服脱ぐなよ』
イン『は?わかってるよ!』
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イン『女の人の前じゃ服は脱がない!俺もそんなに子供じゃない!お父さんだから脱いだんだ!』
スルー『出来れば、誰の前でも脱ぐなー』
イン『とっ、とと友達ならいいでしょ!?』
スルー『友達って誰の事いってるんだ?フロムか?』
イン『……とか……オブとか』
スルー『オブ以外聞こえんなぁ』
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※補足※
こんなきっかけで、インはスルーにバレました。秒速でバレました。
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【宴の日の夜】
エア『おい、久々に兄貴が来たのに酒の一つも付き合わないのか』
ヨル『(面倒だな)』
エア『なんだ?お前、こんな時間に行きたい場所でもあるのか?こんな田舎で?どこだ?俺も連れていけよ』
ヨル『……そんな訳ないだろ。ほら、酒を飲むんだろ』
エア『(久々に潰してやろ)ああ』
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スルー『ヨル。お前はもう金輪際、酒は飲むな』
ヨル『なぜだ』
スルー『お前は酔っ払うといけないやつになるからだ!』
ヨル『俺はあのていどの酒ではよわない』
スルー『もう駄目だ!話し方にいつもの賢さがない!お前は誰だ!いつものヨルがいい!』
ヨル『……いまのおれはだめか』
スルー『ぐう』
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エア『(ザンの奴、こんなど田舎から帰ってこず、何をしていたのかと思いきや……あんな遊びを覚えていたとは。アイツも大人になったもんじゃないかっ!あぁっ、弟が何処の馬の骨ともわからん売春婦に誑かされてるとはなぁっ!これは兄貴として、一族に入り込もうとしたいる虫を駆除しないと!)』
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【宴の晩・子供】
ビロウ『何であの子(ニア)の名前を隠す?』
オブ『何でお前はそんなにあの子(イン)の名前を知りたがるんだよ』
ビロウ『お前には関係ないだろ』
オブ『お前がどう思っても無駄だからな。あの子(イン)が好きなのは…僕だ』
ビロウ『っ!やっぱりお前もあの子(ニア)の事を!』
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【宴の次の日のヨル】
ヨル『(昨日、俺は一体スルーに何をした?アイツの…足を舐。っクソ!まただ!だからエアと酒を飲むのは嫌だったんだ!昔から、いつも兄さん達と飲むとこうなる!後から笑い者にされて最悪だった!今晩、アイツとどんな顔して会えばいいんだ。むしろ、来てくれるのか……?)』
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【インとニア過去の友人ビットウィンについて思い出す】
ニア『ほんと、お兄ちゃんってオブといい、ビロウといい、オブのお父さんといい……顔の良い人達の事が大好きよね』
イン『そうかな?』
ニア『そうよ!意外と顔に拘ってるわよ!お兄ちゃん!だってビットウィンだって…っ!ごめんなさい』
イン『いいよ。たまにはビットウィンの事も思い出したいし』
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ニア『……ビットウィンもカッコ良かったわ。女の子に人気があったんだからね!なのに、ビットウィンはお兄ちゃん達とばっかり』
イン『そうだったんだ?全然知らなかったよ』
ニア『お兄ちゃんは女の子達の話、全然わからないもんね』
イン『言ってる事が難しいんだよ。女の子達は!…会いたいなあ』
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イン『今のこの町を見たら、ビットウィンはどう思うだろ。それに、オブも。きっと、ビットウィンとオブも仲良くなってたと思うんだ』
ニア『……い、いやぁ。それはちょっと無理だと思うわ』
イン『なんで?二人とも俺と違って頭が良いし。俺には分からない話で盛り上がってたかも……ぐう』
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ニア『確かにお兄ちゃんには分からない話で盛り上がってたはいたかもね……うん、凄かったでしょうね』
イン『あーぁ。また会いたいなぁ。一緒に大人になって、お酒とか飲みたかったよ』
ニア『そう思ってたら、きっと神様が叶えてくれるわ。次の世界できっと会えるわよ!』
イン『……うん!』
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※補足※
ビットウィンはbetween A and Bのビットウィンです。インとオブの間に入る…的なニュアンスで付けたやっつけ名前シリーズ。そう、前頁で話題に上がった“アウトの学窓の同級生”。同窓会を開くメンバーの中に居ます。本編には絡みませんが。
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ビロウ『はっ!お前まだ自分の事“僕”なんて言ってんのかよ!そんなんだから、お前は弱くて泣き虫で暗いんだよ!』
オブ『っか、関係ないだろ!あと……くっ、暗いっていうな!』
ビロウ『あれぇ、オブ。お前気にしてたの?お前の一家全員暗いだろ?カビ生えてそうだ』
オブ『~~!っ帰れよ!早く!』
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オブ『……イン』
イン『どうしたの?オブ、元気ないね』
オブ『ぼ…おれって、暗いかな』
イン『あ!オブも、オレって言うようにしたの?』
オブ『うん、もう11歳だし』
イン『確かに!声変わりもあったしね!似合ってるよ!』
イン『そうかな。おれ、声も低くなったら、もっと暗くなるよね』
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イン『暗いって?何が?』
オブ『性格とか、いろいろ』
イン『うーん、わかんないけど。暗いのはダメなのかな?オレ、夜とか月とか星とか好きだけど。明るかったら、月も星も見えないし。暗いって悪い事じゃないと思うけどなあ。ほら、あの物語も夜のお話じゃない?』
オブ『…インは暗いのは好き?』
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イン『暗い中一人は嫌だけど、オブと一緒に夜まで遊んでいいよって言われたら、昼間に遊ぶよりきっと楽しいよね!』
オブ『確かに。昼間は普通に会えるけど、夜には遊んだことないしね』
イン『今度、夜まで遊んでいいか聞いてみようよ!』
オブ『それは……いいね!』
イン『あれ?何の話だっけ?』
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執事『夜まで村の子と遊びたい?駄目です』
オブ『……理由は?』
執事『オブ様が子供だからです。ご主人様も、同じ事をおっしゃいます』
スルー『夜までオブと遊びたい?ダメだ。夜の森は狼が出る。危ない』
イン『……森じゃなきゃいいの?』
スルー『そういう問題じゃない。ダメなものはダメ』
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イン『夜まで遊ぶのはダメってお父さんが』
オブ『僕も、子供だから駄目だって』
イン『じゃあ大人なら夜まで遊んでいいのかな?』
オブ『…大人まで待てない。夜もインと居たい』
イン『オレも』
オブ『(でも何で僕はこんなにインと夜遊びたいんだろう)でも、確かに、案外暗いって良い事なのかも』
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【ヨルの妻について】
スルー『ヨルの連れ合いはどんな人なんだ?』
ヨル『連れ合い…妻の事か』
スルー『そうだ!』
ヨル『よく分からない』
スルー『連れ合いなのにか!?』
ヨル『見合いで結婚した。普段は余り関わってこなかったからな』
スルー『ヨルだけに夜しか関わってこなかったのか…』
ヨル『したり顔で言うな』
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【スルーの妻ヴィアについて】
ヨル『お前はどうなんだ』
スルー『ヴィアは…よくわからん』
ヨル『お前も俺と大差ないじゃないか』
スルー『いや、俺の場合は関わらないから分からからないのではなく、こうだと思っていたら、次の瞬間にはそうじゃなかったりと…掴み所がない』
ヨル『お前がそう言うんだ…相当の人物なんだろうな』
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【オブの母、すなわちヨルの妻について】
イン『オブのお母さんってどんな人?』
オブ『よく、わからない』
イン『お母さんなのに!?』
オブ『あんまり、話さないし』
イン『お母さんなのに!?』
オブ『よく泣いてるし。おれの事も、お父様のことも好きじゃないみたい』
イン『泣いてる?』
オブ『多分、あの人はまだ心が子供なんだと思う』
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※補足※
オブ
外見は父親。中身は母親。
母親は、箱入り娘のまま嫁に行かされ、夫は無口で、息子も殆ど自分で育てた訳ではない為、意思疎通が出来てません。
女の子を産みたかった。そんな、子供のようなお母さんです。名前はまだない。
ただ、好きなモノに対する独占欲と執着心は、なかなかイカれてます。