(小話20):楽しいアウトのマナの中

ツイッターお喋りまとめ

〇アウトのマナの中編〇

 

 

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ウィズ「……ここが、アウトの中か」

ヴァイス「お前がそんな風に感じ入ったように言うと、いやらしく聞こえるから止めてくれるかい?」

ウィズ「アウトから言われるならまだしも、お前に言われると崖から突き落としたくなる」

ヴァイス「落としてみろよ!この青二才!」

ウィズ「……っクソが!」

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ヴァイス「そういえば、僕がアウトに“アウトの中に入らせて”って頼んだ時さ、アウトは何て言ったと思う?」

ウィズ「何でも受け入れるアウトの事だ。どうせ、二つ返事でいいよ、とでも言ったんだろう」

ヴァイス「『それは俺と情交したいってこと?』って言ってきたよ?」

ウィズ「はっ!?はっ?!」

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ヴァイス「凄いよね!確かに二人でベッドの中に居たとは言え、あのタイミングで僕がアウトに情交のお願いする可能性を加味してるなんて!しかも、自然と受け入れる側の聞き方だし!本当にアウトって何でも受け入れるよね!」

ウィズ「したのか?怒らないが、殺すから正直に言え」

ヴァイス「内緒ー!」

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【ウィズとヴァイスの噂】

 

 

ヴァイス「お前って、案外口が悪いよね。教会の誰が、こんなウィズ先生の姿を知ってるかね」

ウィズ「バラしたければバラせばいい。教会での俺の姿など、どうでも良い事だ」

ヴァイス「やめてくれよ!そんなの僕が言い始めたら、お前と僕が付き合ってるっていう噂が更にホントっぽくなるじゃないか!」

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ウィズ「……今、何がおぞましい台詞が聞こえたが。どういう事だ」

ヴァイス「やっぱり気付いてなかった!お前ね!普段は鉄仮面の仏頂面のお前が、僕には当たりが強いから、生徒たちの間では、僕達はデキてるって噂が出回ってるんだよ。まったく迷惑な話だ!」

ウィズ「……いや、なんだ。は!?」

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ウィズ「いくらなんでも、お前と俺がデキているなど、荒唐無稽にも程があるだろう!?」

ヴァイス「お前は生徒にまるきり興味のない教師だから分からないだろうけど、彼らは勉学ばかりで鬱屈としているんだ。しかも、私事が謎に包まれている顔の良い教師というのは格好の餌食な訳だよ?わかるかい?」

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ウィズ「まるきり分からんっ!」

ヴァイス「鬱屈と暇は常に刺激を求める。火のない所に煙を立たせるなんて造作もない。お前もアバブを見ていて思わないかい?彼女は火のない所どのろか、湿った場所にすら業火を燃やすよ。行間を読みすぎて、行間に別の物語を産む」

ウィズ「……っどうにかせねば!」

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ヴァイス「ほんと、どうにかしてくれたまえ。僕は被害者だよ?慰謝料として酒を大量に所望したい気分だ!」

ウィズ「……アウトを連れ戻したら、まずはアイツに指輪でも贈って、毎日教会へ顔を出させよう。それがいい。仕事は辞めさせて、俺の扶養に入れば問題ない」

ヴァイス「ほんと気持ち悪いな」

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アウトのマナの中。ある日。

ファー=イン

 

アウト『今日はこの世界に書房をつくります!』

ファー『しょぼうって?』

アウト『本を売ってるところだ!』

ファー『すごい!いいね!それ!』

アウト『まずは、ビィエルの初級教本を置きます。ファーは子供なので、まずそこからです』

ファー『はい!』

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※蛇足

はいじ『ファーは初級どころか上級どころか、そこそこ最上級な経験者であることを、アウトもファーも気付いてないのでした』

 

 

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ビィエルの初級教本の読み合わせ。

 

アウト『これはビッチウケ』

ファー『びっちうけ』

アウト『ビッチウケについてどう思う?』

ファー『好きなら好きって言ったほうがいいと思う』

アウト『っ!なー!俺もそう思う!わかってくれる人が居て嬉しい!やっぱりファーとは話が合うよ!』

ファー『ふふ』

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※蛇足

はいじ『少しずつBLの知識を有するファーもとい、インなのであった』

 

 

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上木茂=優しい祖父

 

茂『この漫画はマスターが描いたのかい?』

アウト『ううん、外で読んだ好きな本を再現したんです』

茂『そうか。絵がきれいだ。私もとても気に入ったよ』

アウト『ね!この、絵画でもなくて、本物っぽくないけど素敵な絵!』

茂『うん。一等上手な絵だ。漫画家みたいじゃないか』

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はいじ『心の中て自分の描いたBL漫画を1世界分の人々に回し読みされる、アバブの悲劇』

 

 

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【アウトの書房】

 

 

ヴァイス「あ!書房まであるよ!」

ウィズ「おい、寄り道をするな」

ヴァイス「お前は気にならないの?アウトの中の書房ってことは、アウトの深層心理を描いた書物がありそうじゃない?」

ウィズ「…」

ヴァイス「アウトだって見えない所じゃ、実はすっごい事を思い描いて」

ウィズ「少しだけだぞ」

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ヴァイス「えーっと。書房なのに本が殆どない。あるのはBL本と、絵本。ウン!26歳の本棚とは思えないね!」

ウィズ「アウト…お前ってやつは」

ヴァイス「あっ、これはBLでも絵本でもないよ!なになに?あー」

ウィズ「なんだ?」

ヴァイス「お前には見せたくないなぁ」

ウィズ「っ隠すな!みせろ!」

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【ウィズが教えてくれたこと】

 

ウィズ「……」

ヴァイス「ちょっ、そのニヤけた顔を止めなよ!しかも、コイツ何食わぬ顔で懐に入れ始めたし!不法侵入だけじゃ、飽き足らず泥棒まで!誰かコイツ捕まえておくれー!」

ウィズ「アウト中に捕まれるなら本望だ」

ヴァイス「だから!気持ち悪いってば!」

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柊 愛子=可愛らしいお母さん

 

ファー『あいこさん』

愛子『なあに?』

ファー『あいこさんは何歳なの?』

アウト『こら、大人の女の人に年齢を聞いたらダメなんだぞ』

ファー『えっ!』

愛子『そうよ!失礼なんだから!』

ファー『あいこさん、子供だと思ってた!』

愛子『それはそれで複雑な感想ね』

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愛子『私、ファーちゃんくらいの子供も居るのよ?』

ファー『え!?』

愛子『私の息子はとっても格好良いのよ!』

アウト『確かに格好良かったね』

ファー『見たい!』

愛子『見て!この子よ!』

ファー『わあ、本当だ!会いたい!』

アウト『殴られるぞ?』

愛子『うちの子はそんな事しないわ!』

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ウィズ「アウト…」

ヴァイス「鬱陶しいなぁ。そんなに大事なら、何で突き放すような事を言うんだよ」

ウィズ「口が、勝手に…」

ヴァイス「凄い!なんか幼子の言い訳みたいなの言い出したよ!お母さーん!この愚か者を叱ってやって!」

ウィズ「何故、母親が出てくる。俺を叱るなら…アウトだろ」

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ヴァイス「アウトがお前を叱る?ハハッ!お前は勘違いが天元突破してる!だから、アウトにあんな愚かな事が言えたんだね!…まぁ、半身の意思ってのもあるんだろうけど、お前はアウトなら許してくれるって甘えが骨の髄まで身に染みてるんだよ。省みるべきだ。アウトはお前を叱らないよ」

ウィズ「っ」

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ヴァイス「叱るってね、愛が無いとできないんだ。だから僕は敢えて“お母さん”と、さっき言ったんだ。だって、わかりやすく子を愛する義務を有した存在だからね。故に、アウトはお前を叱る必要はないんだ。アウトにお前を愛す義務はない。嫌になったら離れていいんだ。こうしてね」

ウィズ「…っくそ」

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※補足

はいじ「ウィズ、ガチ目に説教のターン。これまでウジウジしていたので、元気になってきた暁に、しっかりヴァイスに叱ってもらっています。愛をもって」

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ウィズ『アウトが俺から離れていく?』

ヴァイス『そう。選択肢の一つとして大いにあり得る事さ』

ウィズ『嫌だ』

ヴァイス『嫌だって…そんな幼子みたいに。ウィズ先生さぁ、キャラ変し過ぎて人生経験豊富な僕も流石に戸惑ってるよ』

ウィズ『いやだ』

ヴァイス『…このギャップには萌えないなぁ!』

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