<小話15>:みんなの楽しい日常

Twitterお喋りまとめ

 

【前書き】

その後の悲喜こもごも。

現世も前世もまとめてごった煮!

 

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【寮に住まう毛モノ達】

 

アウト「あれ?!毛ももが居ない!」

プラス「毛ももは、優しい女の子に貰われていったぞ」

アウト「…いつも毛ももは膝に乗ってくれて、俺も、大好きだった」

プラス「毛ももは居ないけど、毛もり、毛もこ、毛もる、毛もま。みんな居る!寂しくないぞ!」

アウト「でも、毛ももは毛ももしかいない」

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プラス「そのとおりだな……アウト。俺が浅はかだった。ごめんな、他の毛達で寂しさを埋めようとさせて。今度から、サヨナラの時は絶対にアウトも呼ぶから」

アウト「そうして。急に居なくなったら悲しいから」

プラス「代わりにはならないけど、ほら、新しい赤ちゃん毛モノだ」

アウト「かわいい!」

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※補足

はいじ「里親を探しては、すぐにまた、毛モノを拾って来るので、一向に減らない毛モノ達であった」

 

 

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【金持ち父さん、貧乏父さん】より

―スルーが革袋を持って走るのを目撃するヨル

 

ヨル『(スルー。アイツは今日、一段と様子がおかしかった。アレは何かを考えている顔だ。スルーは変わり者でも、大愚でもない。村人にはアイツが“変わり者”だという先入観がある。だから、行動の本質が見えていない。オポジットだけは多少理解があるようだが)ん?あれは…スルー?こんな時間に何を』

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【どちらがマスター?】

 

 

アウト「……オブ」

ウィズ「二人きりになった途端、他の男の名を口に出すとは……アウト、お前は今夜手酷くされたいのか?」

アウト「オブが、俺にだけ」

ウィズ「あ゛」

アウト「厳しい……すぐ、怒る。インが何を失敗しても、怒らないのに」

ウィズ「…それは」

アウト「あの世界は俺がマスターなのに」

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ウィズ「いや、その悪いな。オブが。居候の癖に横柄で」

アウト「こないだは、在庫の管理が分からなくなって、面倒になって酒のストックを全部消したら、物凄く怒られた。今度から管理は俺がするから、俺が言うように出せって」

ウィズ「…それは、オブが正しいのではないか?」

アウト「…そうかも」

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アウト「確かに、オブが来る前は面倒だから分からなくなったら全部消して、また一つずつ酒を作って。いつも何か足りなかった」

ウィズ「…」

アウト「オブが居なかったら潰れてたかも」

ウィズ「潰…お前のマナだろう」

アウト「オブが脅すんだ。俺がインと二人で隣に別の酒場作ってもいいんだぞって」

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アウト「インとオブが二人で酒場をやり始めたら、俺の店なんて誰も来なくなる」

ウィズ「そんな事はない。皆お前が好きさ(オブもそんな面倒な事をするつもりは毛頭ないだろうしな)」

アウト「…」

ウィズ「(この顔が好きなんだろうな)ほら、アウト。オブが厳しい分、俺が甘えさせてやろう。来い」

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アウト「うん」

ウィズ「よしよし。オブはまったく酷い奴だ。今度俺が叱りに行ってやろう(アイツはインが好きなのだろうが、アウトも好きなのだ。インではさせられない顔を、アウトにさせて楽しんで…)」

アウト「…ウィズ苦しい」

ウィズ「アイツは叱ってやらねばならんな」

アウト「(顔こわっ)」

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【加虐屋オブ】

inマナの中の酒場

 

オブ『在庫の管理は俺がするって言ったよね?』

アウト『…だって、愛子さんが和酒がいいって』

オブ『そういう時は無いって言えよ。その都度その都度適当に増やされたら管理にならない。何度言えばわかるんだよ?大人だろ』

アウト『…』

オブ『(あぁ、この顔ほんとイイな。インには言えないし)』

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※補足

はいじ「オブは、アウトのションボリ顔がとても好きなのであった。インにはなかなかさせられないので……加虐欲かな」

 

 

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【良い夫婦の日にローソンのプレミアムロールケーキを食べる】

 

アウト「あ!」

ウィズ「買うか?」

アウト「いい!去年も食べたし」

ウィズ「去年?…コレを一体誰と食べたんだ?」

アウト「え、一人で食べたよ?何だ?これは誰かと食べる用なのか?そんなに大きくないぞ?」

ウィズ「(まさか。11月22日を全く意に介していない、だと?)お前は本当に愛おしいよ」

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※補足

はいじ「今年は二人で食べたそうです。そして、いちごか入った途端、別次元の美味しさ。さんみ、だいじ。」

 

 

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【プラスは夜のお散歩がお好き】

バイ「アウトの寮さ、めちゃくちゃ動物飼ってるけど、アレはいいのか?」

アウト「多分だめ」

ウィズ「だろうな」

アウト「でも、どうせ俺とプラスしか居ないし。バレないし」

バイ「そのプラスって奴、俺も一回も会った事ねーんだよな。いつも居なくね?」

アウト「プラスは夜、散歩に出かけるから」

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バイ「散歩?だから夜遊びに行ってもいないのか?」

ウィズ「夜の散歩など危険だ。お前は行くなよ」

アウト「うん。プラスは夜とか休みの日は、吟遊詩人みたいな事をしてるんだって。歌ったり踊ったりしてるみたい」

ウィズ「それは吟遊詩人と言えるのか……」

アウト「プラスは歌もダンスも上手だよ」

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アウト「愛好者も居るから、休まずいかなきゃならないんだってさ」

バイ「一回会ってみたいんだよなー。アバブも言ってたけど、面白そうな奴だし。今度ここにも連れて来いよ」

ウィズ「同感だな。一緒に住んでいるヤツが、どんなヤツか見ておかねば」

アウト「誘ったけど、酒は弱いから行かないって」

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バイ「へぇ。まぁ、確かに飲めなきゃ酒場なんて魅力ねーもんな」

ウィズ「お前も殆ど飲めないだろうが」

バイ「俺はアウトが居るから来てるんだ!」

アウト「酒場は酒を飲めなくても楽しい事を、プラスに伝えてみる!ファーも紹介したいしな!」

バイ・ウィズ「まず俺達を紹介してくれ」

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【金持ち父さん、貧乏父さん】より

―当初の目的を忘れ、喜ぶスルー

 

スルー『ヨル!俺は歌がうまいだろ!』

ヨル『そうだな』

スルー『踊りも上手いだろ!』

ヨル『そうだな』

スルー『かなりやより色々喋れる!』

ヨル『そうだろうな。どうした、スルー。褒めて欲しいのか?』

スルー『ちがっ…違わない!ヨル。褒めろ!』

ヨル『ふっ、お前は凄いな』

スルー『あ~!』

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はいじ『スルー、カナリヤより自分の方が凄いことをヨルに証明したかったのに、褒められて喜ぶだけの着地点となる』

 

 

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【アウトの恋人、プラスの愛好者】

 

プラス「アウトの恋人はどんな人なんだ?」

アウト「格好良いよ!今度紹介するから店に来てよ!酒は飲まなくていいから!」

プラス「夜は、愛好者が待っているからなぁ」

アウト「その愛好者ってどんな人なんだ?」

プラス「俺より可愛いぞ!」

アウト「プラスより…!?それは、き、気になる……!」

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はいじ「皆の中で、プラスは可愛いという暗示的な常識がしっかりと根付いている。知らない人が聞いたら、多分ビックリする」

 

 

 

今週の皆のおしゃべりは、おわり。