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「だいじょうぶじゃ、ねぇっよ!」

 

 

 庄司の中に早く入りたくて仕方ないのに、そのためには準備が居る。しかし、その準備をアレコレ考えて実行に移す余裕が、今の宮古にはない。宮古は、今すぐにでも自身の熱を、庄司のいやらしくヒクつく穴にブチ込みたくて仕方がなかった。

 

「くそっ!あぁぁぁっ!イライラするっ!」

 

 若い雄の本能に支配された欲望が、完全に宮古の脳内を埋め尽くす。だからこそ、宮古はペニスから手を離す事が出来ない。コレが最後のタガだ。

この手を離せば、宮古は庄司のアナルに、準備もせずにブチ込んでしまうだろう。

 

「っくそ!ダッセェ!庄司!お前、ちょっと外出てろ!?」

「え?」

「いいから!出てろっ!テメェ、一気にブチ込まれてぇのか!」

「ぁっ」

 

 宮古の怒声に、庄司がヒクリと肩を揺らす。そして、宮古からソロソロと逸らされる目。

 

 そうだ、それでいい。怖がってさっさと庄司に此処から出て行って欲しかった。

今の自分はハッキリ言って獣だ。このままだと、自分の快楽の為に庄司のアナルに慣らさずブチ込んでしまうだろう。

 

そんな事をすれば、当たり前だが庄司が傷つく。だから、宮古は堪えた。せっかく庄司を抱けるのだ。絶対に、気持ちいのは“自分だけ”なんていう、最低な行為にだけはしたくなかった。

 

 それだけが、最後の宮古の理性であり、タガだ。

 

「みやこ」

「ンだよ!」

 

 それなのに、庄司は一向に立ち上がろうとはしない。それどころか、宮古の方へとゆっくりと体を寄せた。

 

「みやこ。待たせて、ごめんな」

「は?」

「……ずっと、くるしかったな。若いもんな。ごめんな」

 

乱れ切った宮古の姿に、庄司は自分がどれだけ宮古を我慢させていたかを思い知った。

 

「だって、みやこ。若いもんな。高校生、だもんな。ごめんな。おれが変に大人なせいで、きつかったな。同い年なら……よかったけど。でも、おれも……も、むりっ」

「っ、しょうじ?」

 

自分達の腹の間で、苦し気に勃起して震える宮古のペニスに、庄司は湧き上がってくる興奮を抑え切れなかった。

そして、その宮古の興奮がまさに、自身の痴態によりもたらされたモノだと思うと、庄司はもう、全ての倫理観をかなぐり捨てて、目の前の雄を受け入れる事しか頭が働かなかった。

 

もう、自分は完全に宮古のメスなんだと、そうヒクつく秘孔が教えてくれる。

 

「みやこ、手、はなせ」

「あ゛?」

「いうこときいて」

 

 庄司はギチギチに握りしめられた宮古の拳にソッと触れると、血管の浮く拳を血管の流れに沿って指先で撫でた。

そして、苛立ちに眉を寄せる顔へと自身の唇を持っていく。

 

ちゅっ、んちゅ。れろれろ。んっちゅ。ちゅ。

 

 今度は庄司の舌が宮古の口内を優しく撫でる。その間も庄司は宮古の握りしめられた手を撫でながら、ゆっくりと力を抜かせていった。

 

いいこ、いいこ。とでも言うように少しずつ力の抜けていく手を、撫でる。えらい、えらい。

 

 ちゅっ。

 

 軽い音を響かせて、庄司の唇が宮古から離れた。

 そこには戸惑いながらも、肩で息をする宮古が居た。これは俺のオスだ。ハッキリと庄司の本能が叫ぶ。

 

「っはぁ。みやこ、みやこっ。みてて」

「……」

 

宮古の隆起したペニスから、やっと手が離れた。庄司は「はぁっ」とその、血管とカリの浮き上がったペニスに熱い息を吐くと、先程から二人分の精液でドロドロになった、自身の秘孔へと手をやった。

 

「っぁは、っふん…ん。っんぅ」

「しょう、じ」

 

 宮古の熱い視線が庄司の指によって広げられる恥部へと向けられる。恥ずかしい。消えてしまいたい程、恥ずかしくて堪らない。けれど、もう少しだ。もう少しで、此処はあの雄を全て咥えられる。

その期待感と待ち遠しさが、全ての羞恥を上回った。

 

 ぐぷ、ぬぷ、ぐちゅくちゅくちゅ。つぷ。

 

「っはぁん。み、やこ」

「……っは。あ」

 

 庄司はアナルの中に精液を塗り込む。あぁ、良い具合だ。伊達に毎日毎日少しずつ馴らしていた甲斐があった。そう、こんな日の為に。庄司は毎晩、一人でこうしてアナルを拓いて待っていたのだ。

 この目の前のオスが来てくれるのを。

 

 庄司はずっと待っていた。

 

「はい、おいで」

「な、んで」

 

 戸惑い尋ねながらも、宮古の目はクパァと嫌らしく開き切ったピンク色のアナルから目が離せなかった。プピュッと中から飛び出してくるのは、宮古と庄司の吐き出した欲。もう、宮古の腰は答えを聞く前から、ソロソロと動いていた。

 

 庄司によって拓かれたアナルが、宮古を誘うように、きゅうきゅうとしなる。

 

「いつも、みやこと会うまえは、じゅんび、してある」

 

 その瞬間、宮古の理性が完全にプツンと音を立てて、ブチ切れていた。

 

 

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