【前書き】
親の居ないゴウキの家にあられが家に泊まるお話。
もちろんR18。
あられはゴウキが大好き。
いつも貰ってばっかりで何かお返しがしたいけど、自分には何もないからなぁと悩みつつ、ゴウキを喜ばそうとする。
あられ視点です。
俺は、ゴウキが大好きだ。
ーーーーーーん?あられ。どうした?
ゴウキは凄い。
まだ十四歳なのに色々な事を知っているし、十六歳の俺に色々な事を教えてくれる。
ーーーーーーあられ、お前の欲しいモンは全部俺が買ってやるから
貧乏でスマホもない俺に、嫌な顔一つせずに、公園で待ち合わせをして一緒に遊んでくれる。ゴウキは優しいし、凄く格好良い。
ーーーーーーあられ、抱きたい。いいか?いいよな?
それに、ゴウキはいつも俺を気持ちよくしてくれる。俺じゃ届かない気持ち良い場所を、たくさん触って、エッチな動画より凄い事をしてくれる。
ーーーーーーあられっ、あられっ、あられっ!
そして、俺の名前をたくさん呼んでくれる。 俺はゴウキに名前を呼ばれるのが好きだ。
色々なモノを貰うばっかりで、俺からは何もゴウキにあげた事がない。貧乏だから、ゴウキの欲しいモノを買ってあげる事も出来ない。
『俺も、ゴウキに何かあげたいなぁ』
だから、俺は大好きなゴウキにしてあげられる事を、いつも、いつも探してる。
あられのあげられるモノ
『ぁんっ!せんせぇっ!もっと突いてぇっ!』
『っは、凄い締め付けだな』
『っぁん、あっ、あっ、ソコ好きぃっ!』
スマホの中のハラムさんは今日も凄くエッチだ。お尻もきれい。
『はあぁっ、ん。先生ぇの精液、飲みたい。飲ませて』
名前も知らないタチにベッドの上でガンボリされていたハラムさんが、凄くエッチな表情でそんな事を言う。
そんなハラムさんに、俺と一緒に並んでスマホを覗き込んでいたゴウキが、「はぁっ」と熱い溜息をついた。
「あぁぁぁっ!この原武さんの新作、いいよなぁ。つーか、この時の原武さんの表情がなぁっ。マジで最高峰。もう何回見たか分かんねぇわ」
ゴウキの言葉を聞きながら、動画の続きを見ていると、珍しい事にハラムさんは、ナカダシされていなかった。
名前も分からないタチのちんこを、凄く美味しそうにぺろぺろと舐めている。
そして、
『先生の味、覚えたよ。ちょっと苦いけど、おいし』
そう言って、タチのちんこに頬擦りをして、何回も何回もチュッチュってしてる。
あれ?あれれ?
「これ?この時のハラムさん、ナカダシしてないよ?ゴウキ、ガンボリしてナカダシするのが好きだったよね?これでいいの?」
「あーー。あられって、エロイ言葉使ってんのに、なんかエロく感じねぇよなぁ。マジで可愛い」
「……えっと」
ゴウキが俺の髪の毛をイジりながら「可愛い」と言う。ゴウキはすぐに俺の事を可愛いって言ってくれる。そのせいで、一時期俺は自分は本当に可愛いのかもしれないと勘違いしそうな時があった。
でも、ハラムさんの動画を見た後に、自分の顔を鏡で見てみたら冷静になれた。うん。俺は、別に可愛くはない。
「ゴウキ。なんでコレ好き?」
改めてゴウキに尋ねる。ここで、俺が「俺は可愛くない」と反論しても、ゴウキが聞いてくれないのは分かっているからだ。
「あー、えっと。まぁ、それも好きなんだけどさ。分かりやすいし」
「うん、うん」
ゴウキが顎に手を添えながら、凄く満足そうに笑っている。あぁ、今日もゴウキは格好良い。凄く格好良い。
でも、俺と違ってゴウキの“格好良い”はホンモノだ。だって、俺の好きなタチの不義さんとか仇事さんの顔を見た後も、ちゃんと格好良いって思うから。
「この時の原武さんの表情がさ、イイんだよ」
「表情?」
「マジで精液飲みてぇって顔しててよ。しかも、本気で美味しそうにちんこ咥えてんの。なんか…ロマンあるよなぁ」
「ろまん……」
「こんな顔で咥えてもらえたら……最高だろうなぁ」
「最高……」
多分、いまゴウキは頭の中でハラムさんに、ちんこを咥えて貰う想像をしてるんだと思う。いいなぁ、ハラムさん。想像の中でもゴウキの事気持ちよく出来て。
「っは!」
「ん?どうした、あられ」
俺も、ハラムさんを羨ましがってるだけじゃダメだ!
「確かに!ろまんあるかも!」
「あられぇ、お前絶対分かってねぇだろ」
「わ、わかるよ!このハラムさんは、ろまんがたくさん、あるって事。せ、精液をおいしそうに飲むのが、ろまん、なんだ!」
俺はゴウキに分かって無いって思われるのが嫌で、“ろまん”を分かったフリをした。そうすると、ゴウキは目を細めて俺を見ていた。凄く、凄く優しい目だ。
ゴウキ、格好良い。
「っふ、分かってんじゃねぇか。なぁ、あられ」
「っん」
ゴウキ頭を撫でてくれる。スルスルと頭を撫でてくれているだけなのに、ちょっとエッチな気分になってしまった。
あぁ、今日はゴウキのお母さんとお父さんは何時くらいに帰ってくるのだろう。一回くらい、エッチな事がしたいけど……今日は水曜日だから、無理かもしれない。
「あられ、今日うち泊まってけな」
「っいいの!?」
「今日、親いねぇから。明日はウチから学校行けよ」
「うん!うん!」
よし!泊まっていけるなら、絶対に今日はエッチな事をする筈だ。だって、今まで泊まりでエッチな事をしなかった事はないから!
だったら――!
「ゴウキ、これもう一回見たい!」
「いいぜ。俺、課題やっから。好きに見てろよ」
「うん!」
「後で、メシ食いに行こうぜ」
「うん!」
「あられ、風呂も一緒に入るか?」
「うん!」
じゃ、少し待ってろよ。
そう言って、ゴウキが俺の頭を一撫でして、机へと向かった。ゴウキは勉強もしっかりしてえらい。塾も行ってるし。
俺はゴウキから受け取ったイヤホンを両耳に付けると、もう一度さっきの動画を最初から見直した。
『はあぁっ、ん。先生ぇの精液、飲みたい。飲ませて』
「ろまんあるなぁ」
ゴウキは、このハラムさんの顔が好き。
○
あの後、ごはんを食べて、ゴウキと一緒にお風呂に入った。お風呂でも、俺とゴウキはいっぱいエッチな事をした。お風呂はいい。石鹸で体がヌルヌルになるから、いつもよりエッチになれる。
そして、今。
俺はゴウキのベッドの上でガンボリされていた。ベッドが壊れそうなくらい、ギシギシいってる。
「っあられっ!なぁ、気持ちいか?おいっ!」
「っふ、っぁん!ひもちぃっ、っぁん!」
「どこが?」
耳に、ゴウキの格好良い声と、熱い息がかかる。
コレ、全部って言ってもゴウキは許してくれないのはもう知ってる。だから、一つ一つ全部言わないとダメなんだ。
「みみ、くしゅぐったくて。きもちぃ」
「耳だけ?」
「っひぃんっ!ふぅっ、おっぱい、こしゅこしゅされるの、きもち」
「へぇ、こう?」
「んっ」
「あられのナカ締まった。かわい」
ゴウキの声が嬉しそう。俺の中にあるゴウキのちんこも、グッと固くなる。可愛いって言われながら奥を突かれると、お腹の中がキュンとしてしまう。
「なぁ、他には?」
「っぁん、おへしょも、きもち」
「っすげ、あられ。ココも感じるんだ?」
「んっ、っぁん!」
ゴウキが俺のオヘソの周りをソッと撫でる。穴の中にも優しく指を入れてクルクルされると、ジンとして背筋がひょこっと反り返ってしまった。
「っは、ホントだ。めちゃくちゃ締めてきやがるっ……っはぁっ。あ、られっ。っ」
「ごう、きぃ」
「ん?どうした、あられ?」
「っぁ!」
「っ!あられ、今、またすげぇ締まった……。今度はどこが、好きだった?」
「うぅ、もっかい。いってぇ」
「ん?何を?」
「ここ、ここ」
「耳?」
「ん。ここで、あられって、言って」
俺は自分の耳を指さしゴウキにお願いした。ゴウキの声、好きだ。特に、エッチな事をしてる時の、ちょっと詰まった苦しそうな声。
その声で「あられ」って呼ばれたら、もう体中が全部気持ち良くなれる。
「っ!……最高。マジでお前、最高峰だぜ。なぁ、あられ。あられっ」
「っぁん、っひぅっ!っぁん!ごうきの声しゅき……かっこい」
「あ゛ーー!っクソ!!っあられっ、あられっ!お前のせいで、頭おかしくなりそうだっ!」
ゴウキの激しい息が耳元に響く。ゆっくりだった腰の動きが激しくなった。
「っん!ごうきっ、おく、のほう、ごりゅごりゅ、しゅきぃっ」
「あられっ、あられっ!ここだろ?お前っ、ここ好きだもんなっ!」
「っひ、ぅ!イくっ!っぁん!」
「あぁ、イけよ!」
「っひゃん!」
「マジでお前が一番可愛い!なぁ、あられ、俺の事好きか?なぁっ!好きって言えよ!」
「んっ、ん!おれぇ、ゴウキがいちばん、しゅきっ。だいしゅきぃ」
言いながら、俺は体をピンと反らせてイった。お風呂でもう何回もイったから、たくさんは出ないけど、お腹の上に少しだけ精液が零れるのを感じた。
「っはぁ、っはぁ。ごうき」
俺はごうきの頬を両手で挟むと、ソッと触れるだけのキスをした。そして、ペロペロとゴウキの唇を舐める。すると、苦しそうだったゴウキの眉が更に苦しそうに歪んだ。
「っは、あられっ。わり。俺も、一回、イく」
「っ!ごき、まってまって!」
「あ゛ぁっ!?待てねぇっ!」
俺が止めても一向にゴウキの腰は止まらない。ガンボリだ。俺の萎えたちんこが勢いよく下りてくるゴウキの体に挟まれる。それだけで、敏感になったちんこに電流みたいな気持ち良さが走った。
「っひぅ、だめっ!だめ、ごうき!」
「ンだよっ!?」
俺は必死にゴウキに抱き着いて動きを止めると、ゴウキが苦しそうな顔で止まってくれた。凄く、くるしそうだ。早く、早く言わないと。
「ごうきぃっ。おりぇ、ごうきの、せいえき、のみたい」
「は!?」
ここまで言って、やっとゴウキも俺が何をしたいのか分かったらしい。俺はもう一度ゴウキにキスをすると、ハラムさんの顔を思い出しながら言った。
「ごうきの、せいえき、のみたい」
「あられ……おま、え」
でも、もう俺も頭がぼんやりしてハラムさんがどんな表情だったか、俺が今どんな顔をしているのか、ちっとも分からない。あんなに何回も見たのに。
やっぱり、俺は物覚えが悪い。バカだ。
「おねがい」
「〜〜〜っ!あられ、お前まじで最高!おらっ」
「っぁん!」
俺の中にあったゴウキのちんこが一気に抜けた。ちゃんとハラムさんみたいになってたかは分からないけど、ゴウキは嬉しそうだ。良かった。
「ほら、飲めよ」
ゴウキが自分のちんこを持って俺の前に来てくれる。はぁ、と思わず息が漏れる。さっきまで、俺のナカを突いてくれていたモノ。
大きくて、固くて、血管が浮いて、先っぽはつるってしてる。
待ちきれないのか、ゴウキが俺の口にちんこの先を当ててきた。
「んっ、ゴウキのちんこ……かっこいい」
「ちんこが?」
「んん、ぜんぶ、かっこいい」
もう、ちゃんと思い出せないハラムさんの事は一旦忘れよう。今はこの大好きなモノを食べる事だけ考える。
俺は「おいしそ」と小さく呟くと、パクリとゴウキのちんこを咥えた。
「っく、ぁっーー!」
「んっ、っふん、っはふ、んっ!」
ぺろ、レロ。ちゅっ、じゅるじゅるっ。
裏筋を舐めたり、先端にキスしたり。もうハラムさんの事は本当にどっかに飛んでいって、俺はしたいと思った事だけした。
あぁ、ゴウキのちんこ。すき、おいしい。口だけでなく、手でもスルスルと撫でる。
すると、口の中で張り詰めていたソレが大きく震えた。
「おいっ、あられ。そろそろっ」
「んっ、ぁい」
「くっ!」
「んっんんっ」
ゴウキの苦し気な声と共に、俺の口の中にヌルリとした熱いモノが広がった。
独特の匂いと味。甘いとか、酸っぱいとか、そういう“おいしい”ではないけど、コレがゴウキのだって思うと、味なんて関係なく美味しいと感じた。
「んく、っはぁ」
全部飲み込んだ。不思議だ。いつもお尻から貰っている精液も、口から俺の体に入ると、また違った気持ち良さがある。
「おい、あられ。大丈夫か?」
「ん。へへ。これが、ゴウキのあじ。おぼえた。ちょっと、にがい」
「……」
「でも、すき」
口の中に残った味を確認しながら言うと、ゴウキは、いつものエッチな目で俺を見ていた。そして、深く息を吐く。
「ふーーっ、おい。あられ」
「なに?」
「もう一回、挿れさせ、」
「あ、まって。まだ…ゴウキのせーし、残ってる」
「あ?」
チラと見えたゴウキのちんこは、さっき出したばっかりなのにもう勃っていた。ヒクって上を向く姿が可愛い。俺に舐めてって言ってるみたいだ。
ちゅっ、ちゅっ。ぺろぺろ。ちゅ。
先端に残っていた精液を、俺は舌でペロペロと舐め取った。もったいない、もったいない。ついでに、ピンと元気になったちんこにキスをした。あぁ、ごうきのちんこ。格好良くて、可愛い。
「ぁ、あ……あら、れ」
「はい、きれいになった!へへ」
「おいっ!?あられ!こんな、お掃除フェラなんてどこで覚えた!?どのAVだ!?言え!こんなんしてるヤツ無かっただろうが!?」
「わ、わからない。ただ、ゴウキの精液が、もったいないと思って……」
「……うわ、まじかよ」
可愛過ぎて、頭がおかしくなりそうだ。
そう、ゴウキが本気でキツそうな表情を浮かべながら頭を抱えた。そんなゴウキを前に、俺はやっと今日見たAVのハラムさんの事を思い出した。
「えっと、あ、そうだ」
そうだ!確か、ハラムさんはこんな事もしてたんだった!
「ねぇ、ゴウキ」
俺は頭を抱えるゴウキを呼ぶと、ハラムさんのしていたようにした。
「おい、あられ……まさか」
確か、こうやって足を開いて、お尻の穴を指で広げてた。そして、こう言う!
「ゴウキ。ここにも、出して?」
ーーーーーせんせ。ここにも、出して?
その瞬間、何だろう。ゴウキから、何かが切れる音がした気がした。ゴウキと目が合う。もう、その時のゴウキの目は、どこかハッキリしてなくて、でも口元にはハッキリとした笑みが零れていた。
「あられ、お返しにお前の自由、完全に奪って挿れてやる。覚悟しとけよ」
低い声で唸るように言われた台詞と共に、ゴウキが俺の中に入ってきた。
あぁ、やっぱり俺はゴウキに貰ってばっかりだ。
いつか何か俺からもあげられるモノがあれば、いいのになぁ。
おわり
多分、けっこうあられはゴウキに色々なものを上げていると思われる。