ある日の仕事終わり
マスター「あ、そういえば。今日は寛木君の誕生日だったね」
ミハル「そーなんですかー?」
マスター「うん、確かそうだったよね?寛木君」ちら
寛木「あ?何覚えてんだよ」
ミハル「ゆうが君、マスターに誕生日覚えてて貰えてうれしそー!」
寛木「嬉しくねぇから!つーか、アンタも!履歴書の個人情報ペラペラ言ってんじゃねぇし!」真っ赤!
マスター「あ、ごめ。ごめんなさい。そういうつもりじゃなくて……!」あわ
寛木「あ、いや。別にマジでキレてたワケじゃ……」おろ
ミハル「じゃあ、今からゆうが君のお誕生日をお祝いしまーす!」にこ!
マスター「あ、じゃあ。いつもより、ちょっと良いコーヒーと、ケーキを」にこ
寛木「いや、無駄遣いすんなし!赤字かさんだらどうすんだよ!そういうどんぶり勘定を直せっつってんだろうが!」
マスター「あっ、ごめんなさい。でも、お祝いだし……」しゅん
寛木「ぐっ」
ミハル「あはは!ゆうが君かっとーしてるー!」
寛木「ミハルちゃーん?葛藤って漢字で書けるようになってから言いなぁ」
ミハル「あぁぁ、ますたー。ゆうが君が髪引っ張るー!」
マスター「ほらほら、やめな(……かっとう。俺も漢字で書けない)」ぴた
寛木「いや、だから手ぇ触んなし!」真っ赤
マスター「なんかもう、全てにおいてごめんなさぁいっっ!!もう二度と触りませんっ!」ぱっ!
寛木「そこまでは言ってねぇだろ!?」かっ!
ミハル「はーい!じゃあ、ゆうが君の誕生日のお祝いに私は踊りまーす!」
寛木「は?」
ミハル「ますたーは歌ってください!」
マスター「え?」
ミハル「これならタダだけど、思いっきりお祝いできるから!それに、ますたーカラオケ上手だったし」にこー!
マスター「ちょっ、待って待って!いや、そんな小学生のお誕生日パーティじゃないんだから」
寛木「……いいじゃん、歌ってよ」
マスター「えぇっ!?いや、俺そんな最近の曲とか知らないし」
寛木「誕生日の人の言う事はー?」
ミハル「ぜったーい!」
マスター「うわ(ノリとテンションが若すぎる……いや、実際若いんだけど)」
寛木「ハイ、どーぞ」にや
マスター「うぅ……」真っ赤
ミハル「私はマスターに合わせて踊ります!」
マスター「もう、わかったよ。じゃあ……えっと……いきます」
寛木君の誕生日パーティ。
マスターはカントリー〇ードを歌いました!
ほんとはマスターの歌を揶揄ってやろうと思ってた寛木君だったけど、ガチで上手いのと、歌詞がガチで刺さり過ぎてちょっと泣きそうになっちゃった!
ミハルちゃんは優雅に舞い踊ったよ!
ミハル「誕生日おめでとー!」
マスター「おめでとー!」
寛木「……誕生日おめでとうって、この年で言ってくれる奴がホントに居たんだな」
お祝いはしてもし過ぎる事はないね!
結局、マスターはコーヒーとケーキも出してあげたよ!
おまけ
くつろぎ君 今昔!
【昔】
マスター「寛木君、はい。紅茶」
寛木「っは、大企業様が金と時間をかけて作り上げたティーバッグで淹れた紅茶は拗らせてなくて美味いねぇ」にや
【今】
マスター「寛木君、はい。紅茶」
寛木「は?なんでコーヒーじゃねぇんだよ(え、なんだ…?なんか怒らせるような事言ったか、俺)」オロ