勇者パーティから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法

勇者パーティから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法

21:他人の長所は気付きやすい

「えっと、回復をするので鎧を脱いでくれませんかー?」「……」「えっとぉ、一応傷を見ながら回復したいんですけど」 言いながら、ヒーラーの女の子がチラと、俺の方を見てきた。助けてくださーいという意思のハッキリ籠ったその表情に、ピクリとも動こうと...
勇者パーティから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法

20:その呼び方だけは勘弁!

◇◆◇ 決断を先延ばしにした、ぬるま湯のような日々は、その後もズルズルと続いていった。そうやって、Sランクのダンジョンすらも当たり前のように二人で攻略できるようになってきてからというもの、俺達の旅に少しだけ変化が訪れるようになった。「ありが...
勇者パーティから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法

19:使い魔だから許される。相手が十代でも

セイフの「俺はテルの使い魔になる!」という、必死の従僕発言からしばらく経った。 俺達の聖王都までの旅は、難航を極め……という事は一切なく、驚くほど順調に進み……正直、順調過ぎてあと少し、という所にまで迫っていた。 まぁ、それもだいぶ前からな...
勇者パーティから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法

18:ナメられる。舐められる。

「セイフ、俺はな。自分のしてきたことは間違ってないって思ってる。それは今もそうだ。それで嫌われるんだったら、俺は別にそれでも構わないさ」「ん」 セイフが、力強く頷く。 きっと、俺が間違った事なんてしないと確信してくれているのだろう。言葉がな...
勇者パーティから追放された弓使いを幸せにする、たった1つの方法

17:弓使いの観察眼

「セイフ?どうした?」「……」 ベッドに下ろされるまで、俺はセイフが怒っているのだと思っていた。だが、どうやら違うようだ。どちらかと言えば、今のセイフは、そう。「俺、嫌な事言っちゃったか?」「……」 ひどく拗ねているように見える。まぁ、鎧を...